iPhoneで削除したSafariブックマークを復元する方法|バックアップなしでもOK
iPhoneのSafariブックマークは、一度削除すると「最近削除した項目」フォルダが存在しないため、そのまま消えてしまったように見えます。事前にバックアップを取っていなければ、復元にはひと手間必要です。この記事では、Safariブックマークの仕組みと、削除後にデータがどうなるのかを詳しく解説します。
さらに、バックアップの有無にかかわらず使える3つの復元方法を、手順付きで紹介します。バックアップがない場合に活躍するデータ復元ソフトの使い方も、初心者の方でもわかるように丁寧に説明しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
削除後、iPhoneのSafariブックマークはどこへ行く?
写真や動画とは異なり、iPhoneのSafariブックマークには「最近削除した項目」フォルダがありません(ただし、SafariでiCloudを有効にしている場合は例外で、後述します)。とはいえ、ブックマークのデータ自体はiPhoneのファイルシステム内にまだ残っています。通常の操作ではアクセスできないだけで、完全に消えたわけではないのです。
ブックマークを取り戻すには、バックアップから復元するか、デバイスのファイルシステムからデータを抽出・再構築できる専用ツールを使う必要があります。なお、新しいデータをiPhoneのストレージに保存すればするほど、削除済みのブックマークデータが上書きされる可能性が高まります。復元作業が完了するまで、iPhoneの使用は控えてください。
iPhoneでSafariブックマークを確認する場所
Safariのブックマークは、アプリ自体の中で確認できます。Safariアプリを起動し、画面右下にある本のアイコンをタップしてください。

デフォルトでは「ブックマーク」というフォルダと、その中にある特別なサブフォルダ「お気に入り」の2つが用意されています。「お気に入り」に保存したURLは、新しいタブを開くたびに表示されます。URLをお気に入りに直接追加する方法も、ブックマークの追加と同じです。共有ボタン(本のアイコンの左にあるアイコン)をタップし、「お気に入りに追加」を選択しましょう。

iPhoneで削除されたブックマークを復元する方法
冒頭で触れたとおり、iPhoneで失われたブックマークを復元する方法は実質2つしかありません。(1)既存のバックアップからブックマークデータを復元するか、(2)専用ソフトを使ってデータを抽出・再構築するかのどちらかです。
ただし、バックアップからの復元は、そもそもiCloud、iTunes、Finderのいずれかでバックアップを作成していたことが前提となります。以下では、すべての方法について手順とスクリーンショット付きで解説します。
方法1:データ復元ソフトを使ってブックマークを復元する
iTunesやiCloudのバックアップがない場合、削除されたブックマークを復元する唯一の方法がデータ復元ソフトの利用です。これらのツールはデータの復元だけでなく、「再構築」にも対応しています。削除されたファイルは断片化していることが多く、そのままでは正常に機能しないためです。
この記事では、Disk Drillというツールを使用してSafariのブックマークを復元します(Safariの閲覧履歴の復元にも利用できます)。当サイトでも実際にさまざまなデバイスの復元に成功しており、信頼しているツールの一つです。インターフェースがシンプルで、初心者でも簡単に扱える点も魅力です。
ステップ1. iPhoneをMacに確実に接続します。
ステップ2. Disk Drillをダウンロードしてインストールします。
ステップ3. Finderの「アプリケーション」を開き、Disk Drillのアイコンをダブルクリックして起動します。

ステップ4. 左側のサイドバーで「iPhones & iPads」を選択し、中央のペインで自分のiPhoneを選んで「失われたデータを検索」をクリックします。

ステップ5. スキャンが完了すると、見つかったデータがウィンドウに表示されます。「Bookmarks(ブックマーク)」の横にあるチェックボックスにチェックを入れるか、左サイドバーで「Bookmarks」を選択して、Disk Drillが検出したすべてのブックマークを表示します。その後、「復元」をクリックします。

ステップ6. 復元したファイルの保存先をコンピュータ上で選択し、「OK」をクリックします。

注意:Disk Drill for Macの基本版では無料でのデータ復元はできません。無料のデータ復元ソフトも市販されていますが、いずれも同様の制限があります。私たちも実際に試しましたが、期待できる結果は得られませんでした。
方法2:iCloudバックアップから復元する
SafariでiCloudを有効にしているなら、ラッキーです。これは、削除されたSafariブックマークが独自の「最近削除した項目」フォルダに入る唯一のケースで、デフォルトでは30日間そこに保持されます。また、iPhoneをMacに接続しなくても、iCloudからブックマークを復元できる点も便利です。手順は以下のとおりです。
ステップ1. iCloud.comにログインします。
ステップ2. 画面右上の自分の名前をクリックし、「アカウント設定」を選択します。

ステップ3. ページを下にスクロールして「詳細設定」セクションを見つけ、「ブックマークを復元」をクリックします。

ステップ4. ダイアログボックスが開き、iPhoneのSafariから消えたお気に入りが表示されます。30日のカウントダウンの後に自動的に完全削除されることも確認できます。
復元したいブックマークの横にある「復元」をクリックします。iCloudによる復元が完了したら、「完了」をクリックします。

方法3:iTunesバックアップ(Finder)から復元する
iPhoneのバックアップを作成していれば、iTunesまたはFinder(macOS Catalina以降)を使ってSafariのお気に入りを復元できます。ただし、iTunesバックアップの復元では、iPhone上の現在のデータがバックアップ時の状態に置き換えられるため、作業前に重要なファイルのバックアップを必ず取ってください。
ステップ1. iPhoneをMacに確実に接続します。
ステップ2. Finderの「アプリケーション」を開き、iTunesのアイコンをダブルクリックします。
ステップ3. 「バックアップ」セクションの「バックアップを復元」をクリックします。
ステップ4. プルダウンメニューから復元したいバックアップファイルを選択し、「復元」をクリックします。
iTunesをお使いでない方へ:macOS Catalina以降ではiTunesは廃止されました。代わりに、iPhoneをMacに接続してFinderで開き、「バックアップ」セクションの「バックアップを復元」をクリックし、Safariのブックマークを含むバックアップファイルを選択してください。この操作でもデータは消去されますのでご注意ください。
iPhoneでお気に入り(ブックマーク)が消える原因
iPhoneの設定状況によって、Safariのブックマークがすべて消えてしまう原因は異なります。よくある原因は以下のとおりです。
- 誤って削除:Safariのブックマークには「最近削除した項目」フォルダがありません。一度削除すると、そのまま消えてしまいます。
- iCloud同期の問題:SafariでiCloudを有効にしている場合、変更内容は同じiCloudアカウントでサインインしているすべてのデバイスに反映されます。どれかのデバイスでブックマークを削除すると、iPhoneからも削除されます。同期処理中の中断も、ブックマーク消失の原因になり得ます。
- 不具合のあるアップデート:iOSのアップデートはiPhoneのパフォーマンスを向上させることが多い一方、バグが混入することもあります。予期しない動作を引き起こす可能性があるため、最新アップデートについては技術系メディアの記事をチェックしてから適用するのが賢明です。
- 物理的な損傷:iPhoneへの物理的な損傷はストレージに影響を及ぼすことがあります。どのデータが失われるかを予測することは難しく、ブックマークも被害を受ける可能性があります。
FAQ(よくある質問)
Q. バックアップなしで削除されたSafariブックマークを復元できますか?
A. はい、可能です。データ復元ソフト(Disk Drillなど)を使えば、バックアップがなくてもiPhoneのファイルシステムから削除済みのブックマークデータを抽出・復元できる場合があります。ただし、削除後に新しいデータを保存すると上書きされてしまうため、早めの対応が重要です。
Q. iCloudの「最近削除した項目」でブックマークは何日間保持されますか?
A. デフォルトでは30日間です。30日を過ぎると自動的に完全に削除されるため、できるだけ早めに復元操作を行ってください。
Q. iTunesバックアップから復元すると、他のデータはどうなりますか?
A. バックアップを復元すると、iPhoneの現在のデータはバックアップ作成時点の状態に置き換えられます。復元前に、写真や連絡先などの重要なデータを別途バックアップしておくことをおすすめします。
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