Mac・iPhoneで消えたiMovieプロジェクトを復元する6つの方法【保存前でも諦めるな】
iMovieのプロジェクトが突然消えてしまった……。焦る気持ちも分かりますが、まずは深呼吸をして落ち着きましょう。実は、削除されたiMovieプロジェクトを復元できる可能性は十分にあります。
この記事では、Macに標準搭載されている無料アプリを使った簡単な復元方法から、市販のデータ復元ツールを使った高度なスキャンによる破損・消失ファイルの復旧まで、合計6つの方法をご紹介します。
各方法には、スクリーンショット付きのわかりやすい手順を記載しています。誤って削除してしまった場合、ドライブをフォーマットしてしまった場合、あるいはファイルが破損してしまった場合など、状況に応じて少なくとも1つは使える方法があるはずです。
削除されたiMovieプロジェクトはどこへ行くのか?
短く答えるなら「今まで何をしたかによって変わります」。
詳しく説明しましょう。iMovieで削除されたプロジェクトは、同じファイル名のイベントとしてライブラリ内にコピーされます。アクセスするには「方法2:iMovieライブラリを確認する」を参照してください。
Finderからファイルを削除した場合は、ゴミ箱へ移動します。手動でゴミ箱を空にするか、右クリックメニューから「すぐに削除」を選択するまで、ファイルはそこに残り続けます。
どちらも行っていないのであれば、「方法4:ゴミ箱からiMovieプロジェクトを復元する」で簡単に取り戻せます。
もしすでにゴミ箱を空にしてしまった場合でも、ファイルは他のデータに上書きされるまでドライブ内に残っています。「Disk Drill」のような高度なデータ復元ソフトを使えば、ファイルやドライブ全体が破損したりウイルスに感染したりしたケースでも、より深いレベルでの復元が可能です。「方法5:データ復元ソフト(Disk Drill)でiMovieプロジェクトを復元する」に進みましょう。
その他にも試せる方法がありますので、ぜひ最後まで読んでください。
方法1:Mac内でiMovieプロジェクトを探してみる
まずは、iMovieファイルが通常保存される以下の場所を確認しましょう。
- iMovieバックアップフォルダ
- ムービーフォルダ
- ゴミ箱
そこに見つからない場合は、Finderでシステム全体を検索します。手順は以下の通りです。
- DockのアイコンをクリックしてFinderを開きます。
- CMD + F を押して詳細検索バーを表示します。

- 検索バーの最初の項目で「種類」を選択し、次に「その他」を選択、表示された空欄に「imovie」と入力します。ウィンドウ右上の虫眼鏡ボタンをクリックしてファイル名を入力すると、さらに絞り込めます。検索範囲は、CMD + Fを押したフォルダだけではなく「Mac全体」になっていることを必ず確認してください(例ではムービーフォルダ内で検索しています)。

ワンポイントアドバイス: ムービーフォルダからライブラリをリムーバブルドライブにコピーしておけば、iMovieファイルのバックアップとして安心です。
方法2:iMovieライブラリを確認する
iMovieは、プロジェクトとそのアセットを含むライブラリファイルを作成してデータを管理しています。削除されたプロジェクトもイベントとしてライブラリに保存されており、iMovieの作業画面上や、ライブラリフォルダ内のパッケージファイルとして確認できます。アクセス方法は以下の通りです。
- Dockのアイコンをクリック、または CMD + Space を押して「Finder」と入力し、Finderを開きます。
- メニューバーの「移動」→「ホーム」をクリックします。

- 「ムービー」フォルダを開きます。

- 「iMovie Library」を右クリックし、「パッケージの内容を表示」を選択します。

- 目的のiMovieプロジェクトとそのアセットを探します。

方法3:iMovieバックアップフォルダをスキャンする
iMovieは使用中に自動的にデータをバックアップしています。専用のバックアップフォルダはファイルシステムのかなり深い階層にありますが、スクリーンショット付きで1つずつフォルダを辿っていくので迷うことはありません。
iMovieのバックアップは以下の場所にあります。
/Users/”your user”/Library/Containers/iMovie/Data/Library/Caches/iMovie Backups
アクセス方法は2通りあります。
「フォルダへ移動」を使う方法
- Dockのアイコンをクリック、または CMD + Space を押して「Finder」と入力し、Finderを開きます。
- メニューバーの「移動」→「フォルダへ移動…」をクリックします。

- 上記のパスをポップアップの入力欄にコピーペーストします。
注意: “your user” の部分は実際のMacユーザーアカウント名に置き換えてください。例えばユーザー名が「Alex」なら以下のようになります。
/Users/Alex/Library/Containers/…/iMovie Backups - 「移動」をクリックすると、iMovieバックアップフォルダに到着します。ここで目的のプロジェクトやアセットを探しましょう。

フォルダを手動で辿る方法
- Finderを開き、メニューバーの「移動」→「ライブラリ」をクリックします。

- 「Containers」フォルダを見つけて開きます。

- 「iMovie」フォルダを見つけて開きます。リスト表示に切り替えると見つけやすくなります。

- iMovieフォルダ内で「Data」→「Library」→「Caches」と順に開きます。ここにiMovieバックアップフォルダがあります。

ヒント: メニューバーの「表示」→「パスバーを表示」をオンにすると、現在いるフォルダの階層をいつでも確認できます。
方法4:ゴミ箱からiMovieプロジェクトを復元する
ゴミ箱内のファイルは、手動で削除するかゴミ箱を空にするまで残り続けます。
- Dockのアイコンからゴミ箱を開きます。
- 内容をスクロールして探すか、ウィンドウ右上の検索機能を使ってファイルを見つけます。
- ファイルを右クリックして「戻す」を選択します。

誤ってゴミ箱を空にしてしまった場合でも、ファイルは新しいデータに上書きされるまでドライブ内に残っています。まだ復元のチャンスはありますので、引き続き読み進めてください。
方法5:データ復元ソフト(Disk Drill)でiMovieプロジェクトを復元する
ドライブを誤ってフォーマットしてしまった、ゴミ箱を空にして動画を消してしまった、悪質なウイルスでファイルが破損してしまった——そんな最悪の事態には、より強力な解決策が必要です。
Disk Drillは、大企業やフォレンジック(デジタル鑑識)の専門家から一般ユーザーまで幅広く利用されている高度なデータ復元ツールです。削除されたiMovieプロジェクトの復元手順は以下の通りです。
- Cleverfilesの公式サイトからDisk Drill無料版をダウンロードしてインストールします。
- 別のストレージデバイス(USBメモリなど)を接続しておきます。理由は後ほど説明します。
- アプリケーションフォルダ内のアイコンをダブルクリックしてDisk Drillを起動します。

- iMovieプロジェクトが最後にあったドライブまたはパーティションを選択します。今回は「すべてのスキャン方法」設定を使用します。「失われたデータを検索」をクリックします。

- Disk Drillのスキャン完了を待ち、右下の「見つかった項目を確認」をクリックします。

- Disk Drillが検出したファイルが表示されます。ファイル名を覚えていれば、右上の検索バーで名前を指定して結果を絞り込めます。

- ファイル名の横のスペースにマウスカーソルを合わせると目のアイコンが表示され、ファイルをプレビューできます。

- プレビューが終わったら、ウィンドウ右下の「復元」ボタンをクリックします。
- 復元先のフォルダは、復元元とは別のドライブを選びましょう。これはデータの上書きを防ぐためです。別のストレージデバイスを接続しておくように言った理由がこれです。

- 「OK」をクリックすれば完了です。おめでとうございます!ファイルが元の場所に復元されました。
注意点: Disk Drill for Macは無料でのデータ復元には対応していませんが、無制限のプレビュー機能が備わっています。これにより、復元作業(ドライブにさらなる負担をかける可能性があります)を行う前に、そもそもソフトウェアでファイルが復元可能かどうかを確認できます。
方法6:Time MachineでiMovieファイルを復元する
Time Machineは、ファイルのバックアップと復元ができるMac標準の無料アプリです。iMovieプロジェクトを失う前にTime Machineを設定していれば、「Time MachineでiMovieバックアップを復元する方法」へ進んでください。まだ設定していないなら、今すぐ始めましょう!
Time MachineでiMovieプロジェクトをバックアップする方法
- アプリケーションフォルダ内のアイコンをダブルクリック、またはSpotlight検索(CMD + Space)でTime Machineを開きます。

- 「自動的にバックアップ」にチェックを入れ、「バックアップディスクを選択…」をクリックします。

- バックアップの保存先ドライブを選択して確定します。
Time MachineでiMovieバックアップを復元する方法
- アプリケーションフォルダ内のアイコンをダブルクリック、またはSpotlight検索(CMD + Space)でTime Machineを開きます。
- バックアップが保存されているドライブを選択します。
- 右側の矢印をクリックしてスナップショットを遡り、「復元」をクリックします。

iPhoneで削除されたiMovieプロジェクトを復元する方法
Macと同様に、iPhoneでもiMovieプロジェクトはiMovieライブラリ内のアセットとしてファイルシステムに保存されています。Disk DrillはiPhone(およびAndroidデバイス)でもMacと同じように使用でき、おすすめのiPhone復元ソフトのひとつです。
Disk Drillを使ってiPhone上の削除済みiMovieプロジェクトを復元する手順は以下の通りです。
- iPhoneをMacに接続します。
- アプリケーションフォルダ内のアイコンをダブルクリック、またはSpotlight検索(CMD + Space)でDisk Drillを開きます。
- デバイスを選択し、「失われたデータを検索」をクリックします。

- Disk Drillのスキャン完了を待ちます。

- 復元したいデータを選択して「復元」をクリックします。

- 復元ファイルの保存先フォルダを選択します。

まとめ
iMovieプロジェクトが完全に失われるのは、意図的な操作が重なった場合がほとんどです。とはいえ、安全のためには、ライブラリのコピーをリムーバブルストレージに保存しておく習慣をつけるのがベストです。万が一に備えて、日頃からのバックアップを心がけましょう。
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