MacでLaCie外付けHDDからデータを復元する2つの確実な方法【原因別トラブルシューティング付き】
ウイルス感染、ファイルシステムの破損、非対応フォーマットなど、LaCie外付けハードドライブでデータが失われる原因は実にさまざまです。いざデータが消えてしまうと、次に何をすればいいのか分からず途方に暮れてしまう方も多いでしょう。
しかし、朗報があります。早めに対処すれば、失われたデータはまだ復元できる可能性があります。ただし、適切なツールを選ぶことが重要です。
本記事では、信頼性の高い2つのLaCieデータ復元方法をステップバイステップで解説するとともに、データ消失の原因を特定するために必要な情報もすべてご紹介します。ぜひ最後までお読みください。
LaCieハードドライブで起こりやすいトラブルとデータ消失の原因
すでにデータ消失を経験している方も、これから備えたい方も知っておきたい、LaCieハードドライブによくある問題をまとめました。
- MacにLaCie外付けHDDが認識されない:ドライブが正しく接続されていないか、パソコン側がドライブを認識できていない可能性があります。状況によって対処法が異なります。
- ビープ音(ピーピー音)が鳴る:LaCieドライブから異音がする場合、HDDの故障が近づいているサインです。多くの場合、プラッタまたは電力供給に何らかの不具合が発生しています。経年劣化や、プラッタが回転中に衝撃・落下を受けたことなどが原因として考えられます。いずれにせよ、ドライブは寿命を迎えつつあります。
- ファイルシステムの破損(コラプション):ウイルス攻撃、ソフトウェアの不具合、データ読み書き中の中断(突然の停電や不正な取り外しなど)により、ドライブが破損することがあります。破損は必ず最終的にデータ消失につながります。
- ドライブ文字(マウント)が割り当てられない:LaCieハードドライブをMacに接続すると、マウント時にドライブが割り当てられます。これはMacがドライブと正しくやり取りするための重要なプロセスです。この処理に何らかの障害が発生した場合(リソース不足で動作が重いパソコンなど)、データへアクセスできなくなります。
- 非対応のファイルシステム:対応していないファイルシステムを使用しているドライブを接続すると、「フォーマットしますか」という警告が表示されることがあります。絶対にフォーマットしないでください。データがすべて消去されてしまいます。
- データの劣化:特に古いLaCie外付けHDDの場合、データそのものが経年劣化で失われることもあります。どんなストレージでも時間の経過とともにデータは劣化します。定期的なバックアップ習慣を必ずつけましょう。
- 物理的な損傷:物理ダメージは即座にデータ消失につながることがあります。極端な高温・低温、筐体内へのホコリや異物の侵入、水濡れなどには注意が必要です。
LaCie外付けHDDから失われたデータを復元する方法
直面している状況に応じて、LaCieハードドライブのデータ復元には2つの方法があります。それぞれ手順を詳しく解説します。
まず覚えておきたい鉄則:ドライブに問題がある場合、使用すればするほど症状は悪化します。復元作業まではドライブへの書き込みを控えましょう。
方法A:データ復元ソフト「Disk Drill」を使用する
多くの場合、データ復元ソフトだけでデータの大半を取り戻すことができます。本記事では、LaCieデータ復元用のソフトとしてDisk Drillを使用します。信頼性が高く、効果的で、初心者から上級者まで誰でも簡単に使えるのが魅力です。
Disk Drillは、消去済み(フォーマット済み)ハードドライブからのデータ復元に特に優れていますが、破損したドライブを安全に復元することにも活用できます。「バイト単位バックアップ」機能を使えばドライブの完全なクローンを作成できるため、クローンからデータを抽出することでさらなる損傷やデータ消失のリスクを回避できます。
注意:ドライブが物理的に損傷している場合は、ソフトでの復元は行わないでください。方法B(専門サービスへの依頼)に進みましょう。
ステップ1. LaCie外付けハードドライブをMacに確実に接続します。
ステップ2. Disk Drill for Macをダウンロードしてインストールし、アプリを起動します(Finder > アプリケーション > Disk Drill)。

ステップ3. 中央のパネルにある一覧から、対象のLaCie外付けハードドライブを選択し、「失われたデータを検索」をクリックします。

ステップ4. スキャンが完了するまで待ちます。完了後、この画面で「すべて復元…」をクリックすれば、ステップ8へ進んで復元を完了できます。復元したいファイルを選びたい場合は、「見つかった項目を確認」をクリックしてください。

ステップ5. 画面右上の検索バーと左サイドバーのフィルター機能を使って、復元したいファイルを絞り込みます。

ステップ6. ファイルをプレビューするには、ファイル名の右側にマウスカーソルを合わせ、表示される目のアイコンをクリックします。

ステップ7. 復元したいファイルの左端にあるチェックボックスにチェックを入れて選択し、「復元」をクリックします。

ステップ8. プルダウンメニューから復元先の場所を選択し、「OK」をクリックします。必ずMac本体などの別ドライブを保存先に指定してください。復元先を同じドライブにすると、未復元のデータが上書きされる恐れがあります。
補足:Disk Drill for Macの無料版ではデータ復元自体は有料ですが、プレビュー機能は無制限で無料です。これにより、ソフトでファイルが救出可能かどうかを事前に判断できます(ソフトが正確なファイル名を取得できないケースもあるため、プレビューでの内容確認が役立ちます)。
方法B:専門のデータ復旧サービスに依頼する
以下のような状況に当てはまる場合は、データ復元ソフトではなく、専門のデータ復旧サービスにドライブを送付する必要があります。
- ドライブが物理的に損傷している
- ウイルス感染やソフトウェアの不具合など、深刻な論理破損が起きている
- LaCieハードドライブの修復方法を試したが、いずれもうまくいかない
- データ復元ソフトでデータを取り戻せない
- LaCie公式のトラブルシューティングガイドをすべて試しても解決しない
幸い、LaCieには保証に含まれるデータ復旧サービス(Rescue Plan)があります。LaCie外付けハードドライブの製品保証がまだ有効であれば、ラボでのデータ復旧を1回依頼できます。復旧したデータは別のドライブで受け取るか、クラウドアカウントから60日以内にダウンロードできます。
LaCie Data Recovery Servicesは世界規模で展開されており、成功率は95%。修理状況のステータス更新も随時受け取れるので安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. MacでLaCie外付けHDDが表示されないのはなぜ?
ケーブルやポートの接触不良、ファイルシステムの非対応、ドライブの破損などが考えられます。まずはケーブルの差し直しや別ポートへの接続を試し、ディスクユーティリティでドライブが認識されているか確認しましょう。
Q. フォーマットを求めるダイアログが出たらどうすればいい?
絶対にフォーマットしないでください。データが消去されます。ダイアログを閉じ、まずはDisk Drillなどの復元ソフトでデータを救出してから、フォーマットを行いましょう。
Q. データ復元の成功率を上げるには?
データ消失に気づいたらすぐにドライブの使用を中止することが最重要です。書き込みを続けると失われたデータが上書きされ、復元できる可能性が大きく下がります。
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