Macを無料で高速化する12の方法【モデル確認から最適化まで徹底解説】
MacBook、iMac、Mac Proなど、どんなに大切に使っていても、Macは時間の経過とともに動作が遅くなることがあります。その原因はさまざまです。ソフトウェアのアップデートによってアプリが大容量化・メモリ集約型になり、ストレージ容量を圧迫したり、インストール済みプログラムに不具合が潜んだりすることもあります。この記事では、Macを高速化する具体的な方法をご紹介します。
Part 1: まずはMacの状態をチェックしよう
お使いのMacのモデルを確認する
最初にやるべきことは、自分のMacがどのモデルなのかを把握することです。Appleの製品ラインナップでは、新型機が登場しても製品名は大きく変わらないため、モデルは「年式」「時期」「画面サイズ」で区別されます。たとえば「MacBook(13インチ、Mid 2010)」と「MacBook(13インチ、Late 2008)」は、まったく別のマシンです。
モデル情報を確認する手順:
- Macの画面左上にあるアップルメニュー(Appleロゴ)をクリックします。
- 表示されたパネルから「このMacについて」を選択します。
- デバイスの詳細情報が表示されるウィンドウが開きます。シリアル番号を選択してコピーしましょう。
- Apple公式サイトの「サービスとサポートの対象状況を確認」ページにアクセスします。
- シリアル番号を貼り付けて「続ける」をクリックすると、お使いのモデルが表示されます。
Apple Hardware Testでハードウェアを診断する
ソフトウェア側の対処に取りかかる前に、まずハードウェアに問題がないかを確認しておきましょう。
以下の簡単な手順に従ってください:
- Macをシャットダウンします。
- キーボード、マウス、ディスプレイ、イーサネットケーブル以外の外部機器をすべて取り外します。
- Macが平坦で硬い場所に置かれ、通気性が確保されていることを確認します。
診断が完了すると結果が表示されます。問題が検出された場合はコードが表示されるので、Appleの公式ページでその意味を調べることができます。
Part 2: Macを速くする12の方法
MacBook Proでも古いMacBook Airでも、以下の対処法を実践すれば、愛機に再びキビキビとした動きを取り戻せるはずです。「どうすればMacが速くなる?」とお悩みの方は、ぜひこの12の最適化テクニックを順番に試してみてください。
方法1: リソースを大量消費するプロセスを無効化する
Macのシステムリソースが複数のタスクに分散されると、レスポンスが低下します。多くのプログラムがそれぞれメモリやCPUパワーを消費している可能性があります。現在有効になっているものを特定し、不要なものを無効化すれば、処理能力を取り戻せます。
手順は以下の通りです。
- Finder>アプリケーション>ユーティリティ>アクティビティモニタを開きます。
- CPUタブに切り替えると、使用率の高い順にプロセスが並べ替えられます。
- CPU使用率の高いアプリをダブルクリックします。次の操作に進む前に、必ずどのプロセスなのかを把握してください。
- 終了させたいアプリの「終了」をクリックします。
- 「確認」をクリックして完了です。
リソースを大量消費するプロセスを終了させるだけでなく、CPU使用率が異常に高い見知らぬアプリにも注意が必要です。ウイルスの可能性があります。不明なプロセス名を控えてネットで検索し、正体を確認しておきましょう。
方法2: 起動時に立ち上がる項目を管理する
Dropbox、OneDrive、Spotify、Discordなど、起動時に自動で立ち上がるプログラムがあります。ほとんど使わないものは削除すれば、起動時間を短縮できます。
対処法はシンプルです。
- 左上のAppleロゴをクリックし、システム環境設定>ユーザとグループ>ログイン項目へ移動します。
- ここには起動時に立ち上がる項目の一覧が表示されます。不要なものはマイナスアイコンをクリックして無効化しましょう。
- macOSのメニューバーでOPTION(Option)キーを押しながら「移動」をクリックします。
- 表示される「ライブラリ」フォルダ内のLaunchDaemonsとLaunchAgentsを確認します。これらは起動時に実行されるプログラムの構成要素なので、不要なものは削除してください。
方法3: ハードドライブから不要ファイルを削除する
ストレージ容量をはじめ、あらゆるリソースが不足し始めると、Macの動作は遅くなります。スワップファイルやキャッシュファイルのためにも、最低20GBの空き容量は常に確保しておきましょう。
Macのハードドライブを整理する方法:
- Appleロゴ>「このMacについて」>「ストレージ」>「管理」をクリックします。
- 「最適化」セクションで「最適化」ボタンを押すと、視聴済みの映画や番組を削除できます。
- 「書類を整理」セクションで「書類をレビュー」をクリックし、不要なデータを削除します。
- 不要なファイルを選択して「削除」をクリックします。
より手軽にやりたい場合は、Umate Mac Cleanerなどの専用ソフトを使うのがおすすめです。詳しくは記事の後半で紹介しています。
方法4: iCloudの同期設定を見直す
MacでのiCloud同期は非常にスムーズなので、設定したこと自体を忘れてしまう人も多いでしょう。「ファイルが複数の場所に同時に表示されて当たり前」という状態になっていませんか?しかし、バックグラウンドでの同期更新中は動作が遅くなることがあります。
特に重要なのは、iCloud Desktopを使用している場合、必要のない大きなファイルをそこに置かないことです。大きなファイルを置くと、他のデバイスへの転送が発生します。他の場所で絶対に必要な書類だけを保存するようにすれば、システムへの負荷が減り、カクつきやフリーズも減少します。
方法5: 古い写真や動画を別の場所へ移す
ホーム動画や写真は、意外なほどMacのストレージを圧迫します。これらは前述の方法で簡単に削除すべきファイルではありません。しかもiCloudストレージはすべてのデバイスを同期するため、iPhoneで撮影した画像が自動ダウンロードされ、Macを塞いでいることもあるのです。
DropboxやGoogleドライブなど、他のクラウドサービスを使えば、画像をMacからクラウドへ移動させて貴重な空き容量を作れます。あるいは外付けハードドライブへの移行も検討してみてください。
方法6: 視覚効果をオフにする
Macの洗練された視覚効果は魅力の一部ですが、マシンが古くなりパフォーマンスを少しでも取り戻したいなら、一部を無効化するのも有効です。
- システム環境設定>Dockとメニューバーをクリックします。
- 「起動時にアニメーション」や「Dockを自動的に隠す/表示」のチェックを外します。
- 「ウィンドウをしまうときのエフェクト:」で「スケールエフェクト」を選択します。
方法7: ブラウザ拡張機能を削除する
Safari、Chrome、Firefoxなど、Macで使うブラウザについて触れないわけにはいきません。文法チェッカーなどのアドオン機能は追加が簡単で便利ですが、リソースに負担をかけているのも事実です。効率を最大化するには、開いているタブの数を抑え、不要な拡張機能を削除しましょう。
- Safari: 上部メニューから「Safari拡張機能」をクリックします。
- Chrome: 右上の3点アイコンをクリックし、「その他のツール」>「拡張機能」へ移動します。
- Firefox: 右上のハンバーガーアイコンをクリックし、「アドオン」を選択します。
方法8: システム環境設定のパネルを整理する
システム環境設定パネルを開き、下部の行を確認してください。ここには、インストールしたプログラムが追加したオプション設定がひそんでいます。実際に使っていない設定項目は、CPU能力を無駄に消費しているため削除しましょう。項目を右クリックして「環境設定を削除」を選ぶだけでOKです。
方法9: 不要なプログラム・アプリ・ウィジェットを削除する
言うまでもありませんが、マシンをかつての快適さに戻したいなら、古くて使っていないプログラムを削除する時間を確保することが重要です。
手順:
- Finder>アプリケーションを開きます。
- リストをスクロールして、もう使わないアプリを選択します。
- Command + Deleteキーを同時に押します。
- ゴミ箱を空にすることをお忘れなく。
また、通知センターのウィジェットを削除しても空き容量を増やせます。画面右上のリストアイコンをクリックし、「今日の表示(Today view)」を開きます。株式ウィジェットなど使っていないウィジェットがあれば、「編集」をクリックしてマイナスアイコンを選択します。最後に「完了」をクリックして終了です。
方法10: macOSソフトウェアを最新の状態に保つ
macOSソフトウェアは定期的にアップデートしましょう。かつては「新しいmacOSにするとMacが遅くなる」と言われていましたが、それは過去の話です。Appleは機能セットを絞り込み、リソースをマシンに還元する方針に転換しており、結果的に製品寿命を延ばすことにつながっています。
macOSのアップデートを確認する方法:
- 左上のAppleアイコンをクリックし、システム環境設定>ソフトウェア・アップデートへ進みます。
- macOSが利用可能なアップデートを検索します。
- 新しいアップデートが見つかったら「今すぐアップデート」をクリックして待ちます(時間がかかることがあります)。完了後、マシンを再起動すればパフォーマンス向上を実感できるはずです。アップデートペインで「Macを自動的に最新の状態に保つ」にチェックを入れておくのも良いでしょう。
方法11: HDDとRAMをアップグレードする
最も費用のかかる方法は最後にご紹介しました。多くの旧型機ではRAMやハードドライブのアップグレードが可能です。記事冒頭でお伝えしたように正確なモデルを特定すれば、AppleのサポートページでRAMの増設可否を確認できます。新しいモデルほどアクセスが制限されている点には注意が必要です。
動画のレンダリングやエンコードを行うのでなければ、RAMが4GB未満の場合以外はアップグレードは推奨しません。8GBあればほとんどのユーザーにとって十分です。1GB、2GB、4GBからの増設なら、パフォーマンスが大幅に向上します。
究極の速度向上を目指すなら、HDDをSSDに交換しましょう。SSDは従来のHDDより格段に速く、性能向上効果は絶大です。現在はSSDも比較的安価になっており、コストパフォーマンスの面でも最高のアップグレードと言えます。ドライブ交換の前に、必ずTime Machineを使ってMac全体をバックアップしてください。また、ドライブはMac対応フォーマット、できればAPFS+でフォーマットすることをお忘れなく。
方法12: ワンクリックでMacを高速化 – Umate Mac Cleaner
先ほども触れたように、Umate Mac Cleanerはワンクリックでマシンを高速化できるシンプルなツールです。本記事で紹介した多くのテクニックを、わずか1回のクリックで実現できる万能ソフトです。
Umate Mac Cleanerでできること
- ジャンクファイルを安全に選択式で一括削除
- 50MB超の大容量ファイルを検出し、保持・削除を判断可能
- 重複ファイルを検出して削除(とても便利!)
- 未使用アプリやブラウザ拡張機能の管理
- 個人情報の完全消去によるプライバシー漏洩防止
Umate Mac Cleanerの使い方は以下の通りです。
- インストール後、Umate Mac Cleanerを起動します。
- 左側のオプションバーの「ジャンクをクリーンアップ」配下にある「スキャン」をクリックします。
- スキャン完了まで待ちます。大容量ファイルや重複ファイルなどの検出された問題が表示されます。
- 安全に削除できるファイルのリストが表示されます。
- 「クリーン」をクリックして検出された項目を削除します。
Part 3: Macの高速化に関するよくある質問
Q. なぜ私のMacはこんなに遅いの?
あらゆる種類のコンピュータは時間とともに遅くなります。多くの場合、使用しているプログラムが自動更新され、より多機能になるほどリソース消費が増えていくためです。さらに、マシンが古くなるとハードウェア障害が発生するリスクも常につきまといます。
Q. Macのキャッシュはクリアすべき?
蓄積された不要データを除去するために、定期的にキャッシュをクリアするのは良い考えです。ただし毎日の習慣にするのは避けましょう。キャッシュには、お気に入りのウェブサイトへの再訪問を高速化するという有用な役割もあるからです。週に1度程度のクリーンアップで十分でしょう。
Q. 遅いMacを直すには?
本記事ではMacを高速化するためのベストな方法を12個紹介しました。ほとんどは無料ですが、Umate Mac Cleanerのようなソフト(年間29.95ドル)や、新しいRAM・SSDといったハードウェア(その数倍のコスト)を選ぶことも可能です。
-
Macのメールストレージを解放する方法をわかりやすく解説
メールで受信したファイルが大量にダウンロードされ、Macの動作が重く感じることはありませんか?そのような場合は、Macのメールストレージを整理・削除する必要があります。これはMacのクリーンアップと最適化において重要なステップです。ディスク容量を有効に活用するためには、不要なファイルやジャンクファイルを定期的にチェックすることが欠かせません。 この記事では、Macのメールストレージ容量を減らす方法を、初心者の方にもわかりやすい手順で解説します。ダウンロード済みファイルを手動で削除するのも一つの方法ですが、時間と手間がかかります。そこで本記事では、強力なMacクリーニングアプリ「Disk Cle
-
MacBookを守る11のセキュリティ対策|今すぐできる安全設定ガイド
MacBookを守るための11のセキュリティ対策「Macだからウイルスに感染しない」という時代はもう終わりました。Macの販売台数が増えるにつれ、ハッカーたちの関心もMacに向かい始め、Mac向けのマルウェアが次々と開発されています。しかも、Macを狙うマルウェア攻撃は、業界でも屈指の技術を持つ攻撃者によって計画されていることが多く、その被害は他の脅威よりも深刻になりかねません。「自分は大丈夫」という思い込みを捨てて、今すぐできる対策でMacの安全を確保しましょう。以下の11の方法を実践すれば、MacBookをさまざまな脅威から守ることができます。1. macOSを常に最新の状態に保つ新たな脅