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Mac OS X・macOSの歴代バージョン一覧|リリース順に徹底解説

Macのオペレーティングシステム(OS)には、実に多くのバージョンが存在します。これは、旧バージョンの課題を解決しながら、より多くの機能や性能を追加するために、継続的にアップデートが重ねられてきたためです。

本記事では、Mac OS XおよびmacOSの歴代バージョンを、最初の公開ベータ版から最新版まで時系列でご紹介します。どのようなバージョンが登場し、どのように進化してきたのかがひと目でわかります。さらに、お使いのMacにインストールされているOSのバージョンを確認する方法についても解説します。なお、記事執筆時点で入手可能な最新のmacOSは「Big Sur」です。従来の命名規則なら「10.16」となるはずだったこのバージョンは、新時代の幕開けを示す「11」というバージョン番号が与えられました。

第1部:macOSバージョンの概要

macOSは、当初「Mac OS X」という名称で誕生しました。そのデビューは約20年前のことです。2000年9月13日、次期OS開発計画「Copland(コップランド)」の頓挫を受けて、「Mac OS X Public Beta」が最初にリリースされました。このパブリックベータのコードネームは「Kodiak(コディアック)」です。

Mac OS XおよびmacOSは、AppleのMac用オペレーティングシステムです。プレビュー(Preview)、テキストエディット(TextEdit)、ターミナル(Terminal)、QuickTime Playerなど、さまざまなアプリケーションが標準でバンドルされています。初期にはiTunesとは別のシンプルなMP3プレーヤーのほか、Sketch、Quartz、HTML Editといったアプリも存在していました。

Mac OS X・macOSの歴代バージョン一覧|リリース順に徹底解説

第2部:Mac OSバージョンの一覧(リリース順)

ここでは、Mac OS XおよびmacOSの歴代バージョンをリリース順にご紹介し、それぞれの特徴を簡単に解説します。以下の一覧をご確認ください。

Mac OS X Public Beta(コードネーム:Kodiak)

2000年9月13日にリリースされ、価格は29.95ドルでした。「Aqua」と呼ばれるユーザーインターフェースを採用した初めてのOSです。プレビュー、Mail、TextEdit、ターミナル、QuickTime Playerなどのアプリが含まれていました。

Mac OS X Cheetah(バージョン10.0)

2001年3月24日にリリースされた、Apple初の正式版メジャーリリースです。価格は129ドル。Dock、Mail、アドレスブック、PDF対応、Aquaユーザーインターフェース、Sherlock、保護メモリ(Protected Memory)などの機能が搭載されました。

Mac OS X Puma(バージョン10.1)

2001年9月25日にリリースされ、前バージョンのユーザーには無償アップデートとして提供されました。パフォーマンスの向上、DVD再生サポート、メニュー項目(Menu Extras)の追加、AppleScriptの改良、ColorSyncなどが特徴です。

Mac OS X Jaguar(バージョン10.2)

2002年8月23日にリリースされました。単体版とファミリーパックの2種類が用意され、QuickTimeによるMPEG-4対応や、手書き文字認識機能「Inkwell」などが新たに追加されています。

Mac OS X Panther(バージョン10.3)

2003年10月24日にリリースされた、Mac OS Xとして4番目のメジャーリリースです。Finder、TextEdit、Xcode開発ツール、QuickTime、プレビュー、高速ユーザー切り替え、Exposéなどの機能が含まれます。

Mac OS X Tiger(バージョン10.4)

2005年4月29日にリリースされました。Xcode 2.0、QuickTime 7、Mail 2、Dashboard、Spotlight、VoiceOver、iChat AVなどが搭載されています。

Mac OS X Tiger(バージョン10.4.4)

Mac OS X Tiger 10.4のアップグレード版で、2006年1月10日にリリースされました。

Mac OS X Leopard(バージョン10.5)

2007年10月26日にリリースされました。Dashboard、ペアレンタルコントロール、Photo Booth、Spotlight、Time Machine、ユニバーサルアクセスなどが新たに追加されています。

Mac OS X Snow Leopard(バージョン10.6)

2009年8月28日にリリースされた、Mac OS Xとして7番目のリリースです。Mac App Store、Finder、Boot Camp、プレビュー、Time Machine、VoiceOver、Safari 4などの機能が含まれます。

Mac OS X Lion(バージョン10.7)

2011年7月20日にリリースされました。AirDrop、FaceTime、Font Book 3、Mac App Store、Mail 5、QuickTime、縦書きテキスト対応、Resume(作業の再開機能)などが新たに加わっています。

Mac OS X Mountain Lion(バージョン10.8)

2012年7月25日にリリースされました。メモ、通知センター、Messages、アプリケーションアップデート、ゲームセンターなどの機能が含まれます。

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Mac OS X Mavericks(バージョン10.9)

2013年10月22日にリリースされました。iCloudキーチェーン、Timer Coalescing、カレンダー、iBooks、マップ、Safariブラウザなどの機能が追加されました。一方で、Open Transport APIなどの一部機能は削除されています。

Mac OS X Yosemite(バージョン10.10)

2014年10月16日にリリースされました。通知センター、Spotlight、Continuity(デバイス間連係)、デザインの大幅な刷新などが特徴です。

Mac OS X El Capitan(バージョン10.11)

2015年9月20日にリリースされました。Mail、Messages、マップ、Safari、メモ、Spotlight、写真(Photos)などのアプリが強化されています。

macOS Sierra(バージョン10.12)

El Capitanの次のバージョンとして、2016年9月20日にリリースされました。システム機能としては、Siriの搭載、Night Shift、ユニバーサルクリップボード(Universal Clipboard)、Auto Unlockなどが追加されました。アプリ面では、iTunes、メモ、Apple Pay、Safari、写真などの強化が図られています。

macOS High Sierra(バージョン10.13)

2017年9月25日にリリースされました。新機能の追加よりも、技術的な更新とパフォーマンス向上に重点が置かれたバージョンで、Safariや写真アプリに大幅な改良が加えられました。

High Sierraでは、従来のHFS+に代わって「APFS(Apple File System)」が採用され、以降これがmacOSのデフォルトファイルシステムとなっています。また、グラフィックスAPIのMetalは「Metal 2」へとアップグレードされ、Final Cut Pro、Messages、Siri、メモ、Safari、Mail、写真などのアプリにも変更が加えられました。

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ヒント: お使いのMacをHigh Sierraにアップデートしたい場合は、専用の手順ガイドをご参照ください。

macOS Mojave(バージョン10.14)

2018年9月24日にリリースされた、AppleのMac向けOSとして15番目のリリースです。ホーム(Home)、ボイスメモ(Voice Memos)、Apple NewsといったiOSアプリがOSに組み込まれ、ダークモードもより全面的に利用できるようになりました。

macOS Catalina(バージョン10.15)

2019年10月7日にリリースされました。「アクティベーションロック(Activation Lock)」機能を備えた初めてのリリースです。Catalyst、Gatekeeper、DriverKit、音声コントロール(Voice Control)、Sidecar、専用システムボリュームなどの変更が行われたほか、リマインダー、iTunes、「探す(Find My FriendsとFind My Macの統合)」などのアプリもアップデートされました。

一方、変更または削除されたコンポーネントもあります。すべての32ビットアプリがMac App Storeから姿を消し、Dashboardも廃止されました。さらに、Pantherの時代からデフォルトだったシェル「Bash」は「Zsh」へと置き換えられました。

macOS Big Sur(バージョン11.0)(ベータ)

2020年のMac OS最新バージョンといえば、ベータ版として登場したBig Surです。ユーザーインターフェースが大規模に再設計され、ARMベースのプロセッサを搭載するMacに対応した最初のmacOSとなりました。新しいカラーパレットや半透明効果の変更が導入され、メニューバーとDockも整理・再設計されています。

iPadOSやiOSと同様に、システム音量、画面の明るさ、Bluetooth、Wi-Fiなどをワンタッチで切り替えられる「コントロールセンター」が新設されました。通知センターも再設計され、透明感のあるユーザーインターフェースとインタラクティブな通知が特徴です。また、改ざんを防ぐため、システムボリュームは暗号化署名されるようになりました。Spotlightも高速化され、インターフェースはより洗練されています。

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