Thunderboltディスプレイが映らない・動作しない!実証済みの解決策を完全解説
モニターはMacでの作業に欠かせない周辺機器の一つです。だからこそ、Thunderboltディスプレイが突然映らなくなると、大きなストレスを感じるもの。画面に何も表示されなければ仕事も進まず、原因を突き止めて修正するまで作業を中断せざるを得ません。
しかし、慌ててディスプレイを分解したり、買い替えを検討する必要はありません。多くの場合、ケーブルや設定を見直すだけで問題は解決します。むしろ自分で分解してしまうと、かえって故障を悪化させる恐れがあるため注意しましょう。
この記事では、Thunderboltディスプレイが機能しなくなったときに試せる具体的な対処法を順番に解説します。最後まで読めば、MacでThunderboltディスプレイを快適に使い続けるためのヒントが必ず見つかるはずです。
Part 1. Thunderboltディスプレイが機能しない原因とは?
そもそもThunderboltとは?
Thunderbolt(サンダーボルト)はAppleが採用している接続ポートです。すべてのMacBook ProおよびMacに搭載されており、1つのポートで最大6台のデバイスを接続できます。外観はMini DisplayPortとよく似ており、従来のMini DisplayPortと同じように、既存のモニターをそのまま接続して使用できます。
また、Mini DisplayPort-VGA変換アダプターやHDMI変換アダプターを利用すれば、他の種類のディスプレイを接続することも可能です。さらにThunderboltはデータ転送ポートとしても優秀で、外付けハードディスクなどのストレージ機器との接続にも対応しています。
転送速度はUSB 2.0やFireWireはもちろん、一部のPCに搭載されているUSB 3.0よりもはるかに高速で、毎秒10ギガバイトのストリームを2本同時に扱えます。そのため大容量ファイルの転送もストレスなく行え、Macユーザーにとってデータ転送と給電の標準規格となっています。

なぜThunderboltディスプレイが動作しないのか?
Thunderboltディスプレイが動作しない原因はいくつか考えられます。最も多いのが、ディスプレイから信号が出力されていないケースです。どれほど高速なThunderboltでも、信号が正しく伝わらなければ画面は映りません。
もう一つのよくある原因は、Mac側への負荷が大きすぎることです。Macの処理能力がThunderboltの高速性に追いつかず、正常に表示できなくなることがあります。
Part 2. Thunderboltディスプレイが機能しないときの対処法
残念ながら、Thunderboltディスプレイの電源が入らなくなるトラブルが発生することもあります。ディスプレイを分解する前に、まずはケーブルの交換を試してみましょう。ケーブルが断線・摩耗しているだけであれば、新しいものに買い替えるだけで解決します。それでも改善しない場合は、以下の対処法を順番に試してください。
対処法1:MacのNVRAMとSMCをリセットする
NVRAMには画面解像度などの重要な情報が保存されています。NVは「不揮発性(Non-Volatile)」を意味し、電源を切っても情報が保持されるメモリです。画面解像度が正しく表示されない場合は、NVRAMのリセットが有効です。以下の手順で実行できます。
手順1:Macをシャットダウンする
画面左上のAppleロゴをクリックし、ドロップダウンメニューから「システム終了」を選択します。

手順2:Macを再起動してキーを押し続ける
Macの電源を入れ、起動音が聞こえたらすぐにキーボードの「Command+Option+P+R」を同時に押し続けます。2回目の起動音が聞こえたら、キーを離してください。

手順3:SMCをリセットする
SMC(System Management Controller)は、システムパフォーマンス、ファン、ライト、電源などを管理するコントローラーです。SMCのリセットによっても、Thunderboltディスプレイの問題が解決する場合があります。Macをシャットダウンしたら、キーボードの「Shift+Control+Option」と電源ボタンを同時に10秒間押し続けます。
その後キーを離し、電源ボタンを押してMacを起動します。続いて電源コードを抜いて15秒ほど待ち、再び差し込んでください。これでThunderboltディスプレイの問題が解消することがあります。

対処法2:ThunderboltファームウェアとmacOSを最新版に更新する
ThunderboltファームウェアとmacOSの両方を常に最新の状態に保つことも重要です。以下の手順でファームウェアの更新を行いましょう。
手順1:App Storeを開く
画面左上のAppleロゴをクリックし、ドロップダウンメニューから「App Store」を選択します。App Storeを開いたら、「アップデート」タブをクリックしてください。
手順2:すべてのソフトウェアを更新する
利用可能なアップデートが一覧で表示されます。ここでThunderboltファームウェアとMacのソフトウェアをまとめて更新できます。空き容量が不足している場合は、不要なアプリをアンインストールしてから再度試してみましょう。
手順3:アップデート状況を確認する
Appleロゴをクリックし、「このMacについて」→「システムレポート」の順に選択します。サイドバーの「Thunderbolt」をクリックし、Thunderbolt Displayのセクションを探してください。「ポートマイクロファームウェア」と「ファームウェア」のバージョンが、それぞれ「2.0.7」と「26.2」になっているか確認します。
対処法3:Thunderboltモニターを切り分けて確認する
次に、Thunderboltモニター単体の状態を切り分けて確認します。以下の手順を試してください。
- コンピューターの電源を切り、Thunderboltモニターのケーブルを取り外します。数秒待ってから、ケーブルを再び接続します。
- モニターを再接続したら、コンピューターの電源を入れて、問題が解決したかどうかを確認します。
- それでも問題が続く場合は、Thunderboltモニターを独立したコンセントに接続し、他の周辺機器から切り離して動作を確認しましょう。
対処法4:ディスプレイの解像度を確認する
上記の対処法を試しても問題が解決しない場合は、システム環境設定でディスプレイの解像度を確認しましょう。以下の手順で操作できます。
- DockからFinderを開き、上部メニューバーの「移動」をクリックします。
- ドロップダウンメニューが表示されたら、「アプリケーション」を選択して開きます。
- アプリケーションフォルダ内で「システム環境設定」を探してクリックし、「ディスプレイ」アイコンを選択します。「解像度」を「ディスプレイ用のデフォルト」に変更してください。

その他の確認ポイント
Thunderboltモニターを追加ディスプレイとして使用している場合、グラフィックカードが対応する最大ディスプレイ数にも注意が必要です。すべてのビデオカードには出力できるディスプレイの上限があり、Thunderboltを使用してもこの上限数は変わりません。複数台のモニターを接続する前に、お使いのグラフィックカードの仕様をあらかじめ確認しておきましょう。
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