MacBook Proが内蔵ハードドライブから起動しない!原因と6つの対処法を徹底解説
MacBook ProやMacBook Air、iMac、Mac miniが最新のmacOSアップデート後に起動しなくなったり、Appleロゴでループしたり、ブラックスクリーン(グレースクリーン)のまま固まってしまうことはありませんか?その場合、何らかの理由でMacが内蔵ハードドライブから起動できていない可能性があります。本記事では、内蔵ディスクから起動できないMacBook Proを復旧させるための6つの対処法を、事前のデータ救出方法とあわせて詳しく解説します。

目次
- 1. MacBook Proが内蔵ハードドライブから起動しない原因
- 2. 起動しないMacBook Proからデータを救出する
- 3. 内蔵ハードドライブが起動しない問題の修正方法
- 4. まとめ
MacBook Proが内蔵ハードドライブから起動しない原因
Macのハードドライブが起動しない原因としては、主に以下のようなものが考えられます。
- PRAM(NVRAM)の不具合
- 起動ディスクのディレクトリやファイルシステムの破損
- macOSシステムファイルの損傷・削除
- ディスクまたは本体のハードウェア障害
- ディスクのS.M.A.R.T.状態が「Fail」を示している
幸いにも、読み込みバー(プログレスバー)や起動画面が表示される場合は、ソフトウェア的な対処で復旧できる見込みがあります。以下の方法を順番に試してみましょう。
起動しないMacBook Proからデータを救出する
起動トラブルへの対処としてまず思いつくのは、起動ディスクの修復と再起動ですが、その前に重要なデータのバックアップは取れていますか?答えが「いいえ」の場合は、他の操作を行う前にデータ復元ソフトを使ってデータを救出することを強くおすすめします。この状態ではMacBook Pro上の元データが非常にデリケートになっており、誤った操作によってデータが上書きされ、二度と取り戻せなくなる恐れがあるためです。
iBoysoft Mac Data Recoveryは、起動しないMacからでもデータを復元できる定評のあるデータ復元ソフトです。Apple T2セキュリティチップ搭載MacやM1/M1 Pro/M1 Maxチップ搭載Macに対応しており、macOS Monterey/Big Sur/Catalina/Mojave/High Sierraなど幅広いOSバージョンで利用できます。
故障したMacBook Proからハードドライブを物理的に取り外す必要はありません。起動可能なUSBメモリを作成してデータを復元することも、iBoysoft Server経由でソフトウェアを実行することも可能です。詳細な手順については、「リカバリーモードでiBoysoft Data Recoveryを実行してデータを復元する方法」のガイドをご参照ください。
動画チュートリアル:
まずは故障したMacBook Proのハードドライブからファイルを救出しましょう。そうすれば、データ損失の心配なく、安心して起動トラブルの修理作業に取り掛かれます。
内蔵ハードドライブが起動しない問題の修正方法
ここでは、一般的なチェックと修正、セーフモードでの起動、macOSリカバリーからの起動、外部ディスクからの起動などの対処法を紹介します。これらのうち1つ以上が、MacBook Proが内蔵ハードドライブから起動しない問題の解決につながるはずです。
対処法1. NVRAMをリセットする
NVRAMには、オペレーティングシステムが読み込まれる前にコンピュータが必要とする情報が保存されています。NVRAMが破損すると、Macが正常に起動できなくなることがあります。リセットするには、Macをシャットダウンし、電源ボタンを押した直後に「Command + Option + P + R」キーを同時に約20秒間押し続けます。その後キーを離し、通常どおり起動させてください。
なお、Apple Silicon(M1/M1 Pro/M1 Maxチップ)搭載Macでは、起動のたびに必要に応じて自動的にNVRAMがリセットされるため、手動でのリセットは不要です。
対処法2. セーフモードで起動する
セーフモードで起動すると、最低限必要なプログラムのみが読み込まれるため、エラーの確認や問題の切り分けが可能になり、一部のソフトウェアの自動読み込みも防止できます。内蔵ディスクからの起動問題が解消されるかもしれません。
Intel搭載Macをセーフモードで起動する手順:
- Macをシャットダウンし、10秒間待ちます。
- 電源ボタンを押して再起動すると同時に、Shiftキーを押し続けます。
- ログインウィンドウが表示されたらShiftキーを離します。
Apple Silicon搭載Macをセーフモードで起動する手順:
- Macをシャットダウンし、10秒間待ちます。
- 起動オプションと歯車アイコン「Options」が画面に表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。
- 起動ディスクを選択します。
- Shiftキーを押したまま「セーフモードで続ける」をクリックし、その後Shiftキーを離します。

セーフモードで正常に起動できた場合は、最近更新またはダウンロードしたソフトウェアが起動障害の原因である可能性が高いです。キーを押さずにMacを再起動し、互換性のないと思われるアプリをアンインストールしてみてください。
対処法3. macOSリカバリーモードでディスクユーティリティを使用する
ディスクに問題がある場合、最も一般的な対処法はディスクユーティリティの「First Aid」を実行して修復することです。Macが起動しない場合でも、macOSリカバリーモードからディスクユーティリティを開けます。リカバリーモードは、内蔵ストレージに組み込まれたリカバリーシステムからMacを起動する機能です。
- Intel MacまたはApple Silicon MacをmacOSリカバリーで起動します。
- 「macOSユーティリティ」メニューから「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。
- 左側のリストからシステムディスクを選択します。
- ディスクユーティリティウィンドウ上部の「First Aid」をクリックします。
- 処理が完了したら「完了」をクリックし、Macを再起動します。
対処法4. MacBook Proを初期化する
MacBook Proの初期化を行うと、起動ドライブ上のすべてのデータが消去されます。必ず事前にバックアップを取るか、iBoysoft Data Recoveryで重要なデータを復元しておいてください。そのうえで、以下の手順で初期化を実行します。
- MacをmacOSリカバリーモードで起動します。
- 「macOSユーティリティ」メニューから「ディスクユーティリティ」を選択します。
- サイドバーからシステムドライブを選択します。
- 上部の「消去」をクリックして、Macの起動ディスクをフォーマットします。
- 必要な情報を設定してディスクを再フォーマットし、完了したら「完了」をクリックします。
- 「macOSユーティリティ」画面に戻り、「macOSを再インストール」を選択します。ウィザードに従ってmacOSを再インストールしてください。


M1 Macの初期化手順はIntel Macとは異なります。詳しくは専用チュートリアルをご確認ください。
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対処法5. 外付けUSBドライブからMacBook Proを起動する
最悪のケースとして、ディスクの深刻な損傷によりリカバリーシステムからすら起動できない場合があります。しかし多くの場合、USBメモリなどの外付けドライブからMacを起動することで問題に対処できます。
お使いのMacと互換性のあるOSを含むストレージデバイスがあれば、それを一時的または恒久的な起動ディスクとして使用できます。macOSインストーラをお持ちでない場合は、Mac App StoreからmacOSをダウンロードし、USBメモリにインストールして起動可能なインストーラを作成してください。その後、以下の手順に進みます。
ステップ1. 起動セキュリティユーティリティで外部起動を許可する
これはApple T2セキュリティチップ搭載Macの前提条件です。セキュアブート機能が自動的に有効になっているため、初期状態では外部ドライブからの起動が許可されていません。つまり、起動セキュリティユーティリティで設定を変更しない限り、どのUSBからも起動できません。
手順は以下のとおりです:
- MacBook Proを強制再起動し、リカバリーモードで起動します。
- 「macOSユーティリティ」ウィンドウで、メニューバーから「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」を選択します。
- 「macOSパスワードを入力」をクリックして認証し、管理者アカウントを選択してパスワードを入力します。
- 起動セキュリティユーティリティで「外部メディアからの起動を許可」を選択します。
Macのファームウェアパスワード機能は、パスワードを持たない人が指定外の起動ディスクから起動することを防ぎます。また、セキュアブート機能は、Appleが提供する正規で信頼されたOSからのみMacBook Proが起動することを検証・保証します。そして外部起動機能は、Macが外部ストレージデバイスから起動できるかどうかを制御するものです。内蔵ドライブからの起動が拒否されている場合は、起動セキュリティ設定を変更して外部USBドライブからの起動を有効にしましょう。

ステップ2. 外付けハードドライブからMacを起動する
互換性のあるmacOSを外部ドライブにダウンロードし、外部起動を許可したら、実際に外部デバイスからMacを起動できます。
常に外部ドライブからMacを起動したい場合は、外部ディスクを接続した状態で「macOSリカバリーモード」>「Appleメニュー」>「起動ディスク」>「パスワードでロック解除」と進み、Macを再起動すれば設定が反映されます。
一時的に外付けSSD/HDDを使用してトラブルシューティングや起動しないハードドライブの修復を行いたい場合は、以下の手順に従ってください。
- 外部ドライブをMacBook Air/Pro/iMac/Mac miniのUSBポートに接続します。
- Macを再起動し、すぐにOptionキーを押し続けると、スタートアップマネージャのウィンドウが表示されます。
- 起動ディスクのリストから使用したい外部起動ボリュームを選択し、アイコンの下にある矢印をクリックするか、Returnキーを押して確定します。
ヒント:外部ハードドライブからMacを起動できない場合は、ターゲットディスクモードを利用してMacにアクセスする方法もあります。
対処法6. 正規の修理センターに依頼する
上記の対処法をすべて試しても起動障害が解決せず、MacBook Pro/Air/iMac/Mac miniが内蔵ハードドライブから起動できない場合は、物理的な損傷が生じている可能性があります。その場合は、正規の修理センターに持ち込むか、内蔵ドライブを新品に交換するしかありません。
まとめ
MacBook Proのハードドライブが起動しない場合、その原因はソフトウェアまたはハードウェアの問題であることがほとんどです。まずは追加の対処を行う前に、起動しないMacBook Proからデータを復元することを優先しましょう。本記事で紹介した方法を順に試し、ソフトウェア関連の対処で解決しない場合は、外部ストレージからの起動を試すか、修理センターへの依頼、あるいは内蔵ドライブの交換を検討してください。さらに、日頃からMacの調子が良いときに定期的にバックアップを取っておくことも、大切なデータを守るための基本習慣としておすすめします。
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