Google Chromeの「この設定は拡張機能または管理者によって管理されています」エラーの原因と4つの解決方法
Google Chromeで発生する「この設定は拡張機能または管理者によって管理されています」エラーとは
「設定は拡張機能または管理者によって管理されています(Setting is Enforced by an extension / your administrator)」というエラーは、Google Chromeでデフォルトの検索エンジンを変更しようとしたり、パスワードを変更したり、インストール済みの拡張機能を使って特定の操作を実行しようとした際に表示されます。

エラーの主な原因
- Google Docs Offlineとの競合 – この拡張機能は、本エラーを引き起こす最も一般的な原因のひとつです。多くのユーザーの報告によると、他の拡張機能を使って既定の検索動作を変更しようとしたときに、この拡張機能がエラーを引き起こすことがあります。この場合は、Google Docs Offlineをアンインストールまたは無効化することで問題を解決できます。
- Google Chromeに関連するローカルポリシー – ローカルポリシーが設定されていると、Chromeはこのエラーメッセージとともに検索エンジンの変更を拒否することがあります。該当する場合は、管理者権限のコマンドプロンプトからポリシーを更新することで修正できます。
- 悪意のあるレジストリキー – レジストリ内に一連のポリシーを作成するブラウザハイジャッカー(マルウェア)が原因となるケースも確認されています。この場合は、レジストリエディタで悪意のあるポリシーを削除するか、Malwarebytesで詳細スキャンを実行することで解決できます。
エラーのトラブルシューティング手順
原因がわかったところで、「この設定は拡張機能または管理者によって管理されています」エラーを解決するための具体的な手順を順番に見ていきましょう。
方法1:Google Docs Offlineを無効化・アンインストールする
このエラーの最も一般的な原因は、Google Docs Offlineという拡張機能です。この拡張機能は、オフライン状態でもGoogleドキュメントを使用できるようにするためのものです。
この拡張機能はGoogle Chromeに標準で同梱されており、初回起動時に自動的に有効化されます。しかし問題なのは、サードパーティ製の拡張機能と競合しやすい点です。そのため、Googleサービスに関連する操作を行おうとしたときに「この設定は拡張機能によって管理されています」という通知が表示されるのです。
該当する場合は、Google Docs Offlineを無効化またはアンインストールすることで素早く問題を解決できます。
- Google Chromeを開き、画面右上のメニューボタン(⋮)をクリックします。
- 「その他のツール」>「拡張機能」を選択して、拡張機能の管理画面を開きます。

- 拡張機能の一覧からGoogle Docs Offlineを見つけ、トグルスイッチをオフにして無効化します。

注意:完全に削除したい場合は「削除」ボタンをクリックし、確認画面で承認してください。 - Chromeを再起動し、以前エラーが出ていた操作を再度実行して、問題が解決したか確認します。
それでも同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。
方法2:管理者権限のコマンドプロンプトでポリシーを更新する
Chromeで既定の検索エンジンを変更しようとしたときに「この設定は管理者によって管理されています」というエラーが出る場合、管理者アカウントでサインインしない限り変更できないローカルポリシーが設定されている可能性があります。
このポリシーはマルウェアによって強制されることが多いですが、一部のサードパーティ拡張機能がこのローカルポリシーを作成することもあります。
該当する場合は、管理者権限のコマンドプロンプトで一連のコマンドを実行してポリシーを上書きすれば、すべてのユーザーが既定の検索エンジンを変更できるようになります。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。UAC(ユーザーアカウント制御)が表示されたら「はい」をクリックして管理者アクセスを許可します。

- 管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。これによりローカルポリシーが上書きされ、エラーメッセージが解消されます。
RD /S /Q "%WinDir%\System32\GroupPolicyUsers"
RD /S /Q "%WinDir%\System32\GroupPolicy"
gpupdate /force - すべてのコマンドの実行が完了したら、ブラウザを再起動して問題がまだ発生するかどうかを確認します。
ポリシーを更新してもまだエラーが発生する場合や、この方法が使えない環境の場合は、次の方法に進みましょう。
方法3:レジストリエディタでポリシーを削除する
上記の方法がうまくいかない場合や、コマンドプロンプトを使うのに抵抗がある場合は、レジストリエディタを使ってローカルポリシーを直接削除することもできます。
結果的には方法2と同じで、ポリシーを削除すれば、Chromeで既定の検索エンジンを変更しようとしてもエラーは表示されなくなります。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力してEnterキーを押すと、レジストリエディタが起動します。UAC(ユーザーアカウント制御)が表示されたら「はい」をクリックして管理者アクセスを許可します。

- レジストリエディタの左側のツリーで、以下の場所へ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome
注意:アドレスバーにこのパスを直接貼り付けてEnterキーを押せば、すぐに移動できます。 - 正しい場所に移動できたら、左側で「Google」キーを選択し、右側のペインに表示されている不審なリンクを含む値をすべて削除します。値を右クリックして、コンテキストメニューから「削除」を選択してください。

- 値の削除が完了したらレジストリエディタを閉じ、PCを再起動して変更を反映させます。
- 再起動後、以前エラーが出ていた操作をもう一度試して、問題が解決したか確認します。
それでも同じ問題が続く場合は、Chromeにマルウェアが残っている可能性が高いです。次の最終的な方法で、このような挙動を引き起こすあらゆるマルウェアを確実に除去しましょう。
方法4:Malwarebytesでスキャンを実行する
ここまでの方法で解決しない場合は、システムフォルダに深く根を張った厄介なブラウザハイジャッカーに感染している可能性が非常に高いです。その場合は、方法2・方法3で削除し損ねたマルウェアの残骸ファイルを検出・除去できる信頼性の高いセキュリティソフトで詳細スキャンを実行するのが、唯一の有効な解決策となります。
有料のウイルス対策ソフトを契約しているなら、まず詳細スキャンを実行して項目が検出・除去されるか確認してみてください。無料でブラウザハイジャッカーへの対応に優れたツールをお探しなら、Malwarebytesの詳細スキャンをおすすめします。
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