Debian/Ubuntuでaptがインストールしたプログラムの場所を特定する方法:クイックガイド
DebianやUbuntuで話題の新しいプログラムをインストールしたいと思い、パッケージを見つけてaptでインストールしたのに、いざコマンドラインで実行しようとするとシェルに「コマンドが見つかりません(command not found)」と表示されてしまう――そんな経験はありませんか?この記事では、aptがプログラムをどこにインストールしたのかを特定する方法をわかりやすく解説します。
パッケージはインストールしたけれど、実行コマンド名は?
多くの場合、実行可能プログラムの名前はDebian/Ubuntuのパッケージ名と一致しています。しかし、両者が異なるケースもあり、その場合は実行ファイルの名前を少し調べる必要があります。この不一致は、多くの場合、既存のパッケージとの名前の衝突を避けるために起こります。幸い、プログラムの実際の名前を突き止めるには、たった1つのコマンドを実行するだけで済みます。
dpkgでインストール済みファイルの一覧を表示する
パッケージによってインストールされたファイルの完全なパスを一覧表示するには、dpkgコマンドに-L(大文字のL)オプションを付けて実行するだけです。例えば、Firefox ESRを確認する場合は次のように入力します。
dpkg -L firefox-esr

これで、パッケージがインストールしたすべてのファイルのパスが表示され、最も重要な実行ファイルも一目瞭然です。
Linuxの実行ファイルはどこにある?
探している実行ファイルは、通常bin(binary=バイナリの略)という名前のディレクトリ内にあります。Linuxのディレクトリ構造では、/usr/binがユーザーがインストールする実行ファイルの主要な配置場所となっています。

シェルは、ユーザーがコマンドを入力すると、検索パス(search path)に登録されたディレクトリの中からプログラムを探します。自分の検索パスにどのディレクトリが含まれているかを確認するには、$PATH環境変数を表示してみましょう。
echo $PATH
検索パス上のディレクトリは、コロン(:)で区切って表示されます。DebianやUbuntuでは、新しくインストールされるプログラムは通常/usr/binまたは/usr/sbinディレクトリに配置されます。後者の/usr/sbinには、sudoでroot権限を使って実行する必要があるシステム管理向けプログラムが格納されるのが一般的です。
これでもうaptがインストールした場所は迷わない
簡単なdpkgコマンドとLinuxディレクトリ構造に関する知識があれば、aptがインストールしたばかりのプログラムの場所を簡単に特定できます。特に、プログラム名がパッケージ名と一致しない場合に、この手順は大いに役立ちます。なお、Ubuntuで目的のパッケージを探す際には、apt searchコマンドを活用するのもおすすめです。
著者について
Davidはパシフィックノースウェスト在住のフリーランスライターで、カリフォルニア州ベイエリアの出身です。ジャーナリズムを専攻し、2009年からプロとして執筆活動を続けています。macOSで動画編集を学ぶ過程でUnix系OSとコマンドラインインターフェースの力を目の当たりにし、90年代にMS-DOSでコンピュータに触れていた経験も相まって、Linuxの世界へと進んでいきました。
2006年から何らかの形でLinuxを日常的に使用しており、フリーランスライターとして、コンピューティングと執筆への情熱をキャリアに結び付けています。Techopedia、TMCnet、Walyouなどにも記事を寄稿しています。
California State University, East Bayでコミュニケーション学の学士号を取得。生涯学習者として、SymPyやSageといったLinuxベースの数式処理ツール(CAS)を活用し、大学で学んだ数学の知識を復習しながら新しい概念の習得にも取り組んでいます。Linuxとオープンソースのおかげで、微積分や線形代数といった高度なテーマを、紙と鉛筆よりもはるかに容易に探究できるようになったと語っています。
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