【Taskbook】ターミナルだけで完結するタスク管理ツールの使い方徹底解説
GUIアプリを開いたりページが読み込まれるのを待ったりせずに、すべてのタスクをターミナルから直接管理できたら便利だと思いませんか?オープンソースのコマンドラインツール「Taskbook」を使えば、シンプルなコマンド入力だけでタスク管理が完結します。すべての操作はキー入力一つで即座に反映されるため、作業の流れを止めることなくTODOリストを整理できます。この記事では、Taskbookのインストール方法から基本的な使い方、ボード機能や優先度設定まで詳しく解説します。
Taskbookのインストール
Taskbookのインストールには、Yarn・NPM・Snapcraftのいずれかを使う方法が推奨されています。公式ドキュメントに記載されているインストールコマンドは以下の通りです。
sudo yarn global add taskbook sudo npm install --global taskbook sudo snap install taskbook
ここではUbuntu 20.04環境を想定し、snap版をインストールします。また、毎回フルネームを入力する手間を省くため、「tb」というエイリアス(別名)を設定しておくと便利です。以下のコマンドでエイリアスを登録できます。
sudo snap alias taskbook tb
タスクとメモの追加
Taskbookのインストールが完了したら、早速タスクを作成してみましょう。新しいタスクを追加するには、-tオプションを使用します。
tb -t 追加したいタスクの内容
Enterキーを押すと、タスクがTaskbookのリストに登録されます。複数のタスクを追加したい場合は、同じコマンドを繰り返し実行してください。
tb -t Make Tech Easier tb -t Download Updates tb -t Fix CSS
登録済みのタスクを確認するには、tbと入力してEnterキーを押すだけです。
実行すべきアクションではない情報を記録したい場合は、-tの代わりに-nオプションを使ってメモとして追加できます。
tb -n メモの内容
タスクとメモを両方追加した状態でリストを表示すると、メモには丸いアイコンが付き、タスクには左側にチェックボックスが表示されることがわかります。視覚的に見分けやすく設計されているのがポイントです。
ボード機能でタスクを整理する
より効率的にタスクを整理したい場合は、ボード(board)機能を活用しましょう。各ボードには異なるタスクやメモのセットを格納でき、必要に応じて1つのタスクやメモを複数のボードに同時に所属させることも可能です。タスクを特定のボードに追加するには、@ボード名を指定します。
tb -t @board_name タスクの内容
次の例では、「mte」ボードに1つのタスクを追加し、もう1つのタスクは「pc」と「tablet」の2つのボードに同時に登録しています。
tb -t @mte Write article tb -t @pc @tablet Change passwords
注目すべきは、ボードを事前に作成する必要がない点です。Taskbookが自動的にボードを生成し、タスクを割り当ててくれます。この例でも、1つのタスクが2つのボードに存在する状態が自動的に作られています。
タスクのステータス管理と優先度設定
着手・完了・一時停止
作業を開始したタスクを「進行中(active)」としてマークするには、-bオプションを使います。タスクを選択する際は、各タスクの前に表示されている番号を指定します。
tb -b 2 7
進行中のタスクには3つの点線(...)が表示され、一目で作業中の項目が把握できます。
タスクを「完了」にするには、-cオプションとタスク番号を組み合わせます。
tb -c 7
完了したタスクはグレーアウト表示になり、横にチェックマークが付きます。
進行中にしたものの完了まで時間がかかりすぎているタスクがある場合は、開始時と同じ-bコマンドを再実行することで、一時停止(取り消し)できます。
tb -b タスク番号
スターと優先度による重要度の設定
特に重要なタスクには、-sオプションでスターを付けて目立たせることができます。
tb -s 1 3
さらに細かく管理したい場合は、実際の優先度レベルを設定することも可能です。構文は少し複雑ですが、以下のように指定します。
tb -p @タスク番号 優先度番号
優先度は「1=通常(normal)」「2=中(medium)」「3=高(high)」の3段階です。例えば、2番目のタスクを「通常」、1番目のタスクを「高」、3番目のタスクを「中」に設定するには、次のように入力します。
tb -p @2 1 tb -p @1 3 tb -p @3 2
下のスクリーンショットでは、「Make Tech Easier」タスクが最も重要な項目として表示され、「Fix CSS」は中優先度、「Download Updates」は通常優先度のままになっているのが確認できます。
スクリーンショットでは、新しく追加したタスクにも注目してください。「tablet」ボードへのタスク追加時に、本文の前にp:2を指定しています。実際のコマンドは以下の通りです。
tb -t @tablet p:2 Flash new ROM
このように書くことで、「Flash new ROM」というタスクが中優先度で「tablet」ボードに追加されます。タスク作成時にあらかじめ優先度を指定しておけば、後から編集する手間が省けるので覚えておくと便利です。
タスクの移動
間違ったボードにタスクを追加してしまった場合は、-mオプションで正しいボードへ移動できます。
tb -m @タスク番号 ボード名
スクリーンショットの通り、1回のコマンドで複数のボードに同時に移動させることも可能です。
リストのクリーンアップとアーカイブ活用
使い続けるとボードにはタスクが溜まり、完了済みの項目がグレー表示のまま残ってしまいます。リストをすっきりさせたいときは、以下のコマンドを実行しましょう。
tb --clear
このコマンドは完了済みのタスクをすべて「削除」します。特定のタスクやメモだけを個別に削除したい場合は、-dオプションとその番号を指定します。
tb -d 4
ここで「削除」という言葉に引用符を付けているのには理由があります。実は、削除されたタスクやメモは完全に消えるわけではなく、アーカイブに保存されるのです。過去のタスクのアーカイブを参照するには、次のコマンドを使います。
tb -a
アーカイブからタスクをボードに復元したい場合は、-rオプションに続けて番号を指定します。
tb -r タスク番号
複数の番号を並べて指定すれば、一度に複数のエントリを復元できる点も覚えておきましょう。
絞り込み表示で目的のタスクを素早く探す
特定のボードのタスクだけを表示したい場合は、-lオプションにボード名を続けます。次の例では、「mte」ボードのタスクのみをチェックしています。
tb -l mte
さらに、ボード内のタスクが数十件に増えてきたら、-fオプションとテキスト文字列を組み合わせてリストをフィルタリングできます。
tb -f 検索テキスト
Taskbookのコマンドに慣れてしまえば、キーボード操作だけですべてのタスクを自在に操れるようになります。マウスに手を伸ばすことなく、思考のスピードのままTODOを管理できるのは、ターミナル派にとって大きな魅力でしょう。
ターミナルでのタスク管理方法をマスターしたところで、改めて考えてみませんか?それでもビジュアル重視の管理方法の方が好みですか?それともスマートフォンでも使えるWebベースのソリューションやアプリの方が良いでしょうか?ぜひコメント欄であなたの意見を聞かせてください。
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