Windows UIとは別のプロセスでエクスプローラーウィンドウを開く方法
エクスプローラー(File Explorer、旧称はWindows Explorer、実行ファイル名は「explorer.exe」)は、Windowsの中でも最も使用頻度の高いコンポーネントのひとつです。この実行ファイルには、大きく分けて2つの役割があります。1つはタスクバーなど中核的なUI要素を描画すること、もう1つは多くのPCユーザーが思い浮かべるグラフィカルなファイル管理画面を提供することです。
単一プロセスが抱える問題点
デフォルト設定では、これら2つの役割はすべて単一の「explorer.exe」プロセスによって処理されています。そのため、どちらか一方に不具合が発生すると、エクスプローラーの両方の機能が同時にクラッシュしてしまいます。
ファイルブラウザーウィンドウのクラッシュに引きずられて、タスクバーやデスクトップアイコンが一瞬消えてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。その後、Windowsが自動的にエクスプローラーを再起動し、数秒後にUIが元通りになります。

別プロセスで開くための設定手順
ファイルブラウザーウィンドウをシステムUIとは独立した別プロセスで動作するよう設定すれば、エクスプローラーの2つの主要コンポーネントを分離できます。この設定は「エクスプローラーのオプション」ダイアログ内にあります。
スタートメニューで設定名を検索して開くか、エクスプローラーウィンドウを起動して左上の青い「ファイル」ボタンをクリックし、「フォルダーと検索のオプションの変更」を選択してください。

表示されたダイアログの「表示」タブに切り替え、「詳細設定」の一覧を少し下へスクロールします。「フォルダー ウィンドウを別のプロセスで開く」という項目を見つけたら、チェックボックスをオンにしましょう。最後に「適用」をクリックし、「OK」ボタンでダイアログを閉じて完了です。

デフォルトで有効になっていない場合もある
Windows 10 バージョン1903以降では、この設定が初期状態で有効になっているとされています。しかし実際には、必ずしもそうとは限りません。筆者が2020年10月のアップデートをインストールした2台のマシンでは、どちらもこのオプションが無効のままでした。お使いのWindows 10デバイスで有効になっているかどうか、一度確認しておくことをおすすめします。
設定後のメリット
この設定を有効にすると、エクスプローラーの各ウィンドウがそれぞれ独立したプロセスで開かれるようになります。ファイルブラウザーがクラッシュしてもシステムUIへの影響はなく、タスクバーが消えて再起動するような事態を防げます。
メモリ使用量は単一プロセスの場合よりわずかに増加しますが、近年のハードウェアであれば性能面への影響はごく小さく、安定性向上というメリットのほうがはるかに大きいといえるでしょう。
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