WindowsでJARファイルを開く方法をわかりやすく解説
アプリやゲームの中には、通常の.exeファイルではなく.jarファイルとして配布されているものがあります。JARファイルはダブルクリックしてもそのまま起動できないため、「どうやって開けばいいの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
かつてJavaは、フリーウェアのゲームやアプリケーションを作成する人気のプログラミング言語でした。現在でも多くのフリーソフトが.jar形式で配布されていますが、Windowsはこの形式をネイティブにはサポートしていません。本記事では、パソコンでJARファイルを開くための方法を詳しく解説します。

JARファイルとは?
かつてインターネットブラウザでは、Javaを使って動的なブラウジング体験を提供していました。ゲームやインタラクティブなアプレット(小さなアプリケーション)はJavaでコーディングされ、どのプラットフォームでも動作できるのが特徴でした。
しかし、そこには小さな問題がありました。アプレットを動作させるために必要なファイル一式をダウンロードするには、複数回のHTTPリクエストが必要となり、読み込み時間が遅くなってしまうのです。そこで、必要なファイルをすべて1つのファイルにまとめ、Javaがアクセスしてアプリケーションを実行できるようにする仕組みが求められました。
それこそがJARファイルです。WinZipに着想を得たJAR(Java Archive)は、マルチメディアファイルからコードまであらゆるデータを格納できるアーカイブ形式で、Javaアプレットからアクセス可能になっています。
PCにJavaをインストールする
JARファイルを開く最もシンプルな方法は、パソコンにJavaランタイム環境(JRE)をインストールすることです。これにより.jarファイルを開けるようになるだけでなく、システム全体でJavaアプリケーションを実行できるようになります。
- 最新版のJREをダウンロードします。Oracleの公式ダウンロードページにアクセスしましょう。

- ページを下にスクロールし、お使いのオペレーティングシステムに合ったインストールパッケージを選択します。オンラインインストーラーとオフラインインストーラーの2種類があります。オンライン版はインストール中に必要なファイルをダウンロードし、オフライン版は必要なファイルをすべて先にダウンロードしてからインストールを開始します。

- ダウンロードしたファイルを実行して、JREのインストールを開始します。ライセンス契約に同意するとセットアップが進みます。通常、インストーラーは古いバージョンのJREを自動的に削除してくれますが、必要に応じて手動で削除することも可能です。

- インストールが完了すれば、JARファイルを含むあらゆるJavaアプリをPC上で実行できるようになります。

ただし注意点があります。この方法だけでは.jar拡張子との関連付けが行われないため、JARファイルをダブルクリックしても、Windowsはそのファイルをどう扱えばよいのか判断できません。
JREのインストール後にJARファイルを実際に開く手順については、次のセクションをご覧ください。
コマンドプロンプトから開く
はじめにお伝えしておくと、これはまったく別の方法というわけではありません。コマンドプロンプトからJARファイルを開く場合でも、PCにJavaがインストールされていることが前提となりますので、まず前のセクションの手順を完了させてください。
Javaのインストールが済んだら、以下の手順でコマンドプロンプトからJARファイルを開けます。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。検索バーに「cmd」と入力してアプリケーションを見つけましょう。

- 「java -jar C:pathtofile.jar」というコマンドを入力します。「pathtofile」の部分には対象ファイルのパスを指定してください。ファイルをCドライブ直下にコピーしておけば、ファイル名だけで指定できて便利です。

- コマンドを実行すると、WindowsがJREを使ってJARファイルを解釈します。これでJavaアプリケーションが起動しているはずです。

実行したいアプリケーションが実行可能なJavaファイルとして配布されていない限り、JARファイルを実行するたびにこれらの手順を繰り返す必要がある点にご留意ください。
アーカイブとして展開する
JARファイルは、いわば「格好いい名前が付いたアーカイブデータ」です。Javaアプリケーション向けの形式ではありますが、.jarファイル自体は複数のファイルを圧縮して1つにまとめたパッケージにすぎません。そのため、WinRARや7-Zipといった主要なファイル解凍ツールを使えば、JARファイルの中身を取り出すことができます。ただし、中身を確認することはできても、アプリケーション本体を実行するにはやはりJREが必要です。
- .jarファイルを展開するために、7-Zipのインストーラーをダウンロードします。

- ダウンロードした.exeファイルを実行して、PCに7-Zipをインストールします。

- 展開したいJARファイルが保存されているフォルダへ移動します。

- ファイルを右クリックし、「7-Zip」を選択してから「すべて展開」をクリックします。

- JARファイルがフォルダ内に展開されます。

Windows 10でJARファイルを開く最適な方法は?
JARファイルは通常、Javaアプリケーションを1つのファイルにパッケージ化したものです。実行するには、PCにJavaランタイム環境(JRE)がインストールされている必要があります。JREは無料でダウンロードできるため、Windowsパソコンで.jarファイルを動作させる最も簡単な方法といえるでしょう。
一方、JARアーカイブの中身を確認したいだけで、実際に実行する必要がない場合は、ファイル解凍ツールを活用しましょう。7-ZipやWinRARなどのアプリを使えば、.jarファイルの中身を簡単に取り出せます。
-
Windows 10でEMZファイルを開く方法|Office・Photoshop・無料アプリで簡単に表示する手順
メールやメッセージアプリでファイルを受け取るとき、見慣れない拡張子が付いたファイルが添付されていることがあります。いざ開こうとしても、うまく開けないケースは少なくありません。特にEMZファイルは、画像ファイルの一種でありながら、対応していないPCでは認識されず、そのままでは開けないことがあります。 この記事では、Windows 10で.emzファイルを開く方法をわかりやすく解説します。さらに、EMZファイルを簡単に開いて編集できる便利なアプリもいくつかご紹介します。最後まで読めば、作業を止めることなくスムーズにEMZファイルを扱えるようになるでしょう。 EMZファイルとは?Windows 1
-
Windows 10でHEICファイルを開く方法|コーデック導入から変換まで完全解説
HEIC(High Efficiency Image Format)は、主にスマートフォンなどのモバイルデバイスで写真を保存するために広く使われている画像形式です。拡張子は「.heic」が一般的ですが、「.heif」として表示される場合もあります。HEICは従来のJPEGと比べてファイルサイズを小さく抑えながら高画質を維持できるため、Appleは2017年から全デバイスでこの標準形式を採用しました。その後、Android 9 PieでもHEIF画像の概念が取り入れられています。 しかし、Windows PCでこれらの画像を閲覧しようとしても、Windowsは標準状態ではHEICファイルに対応し