Windows 8.1でリボンUIを削除・無効化する3つの方法
MicrosoftはWindows 8および8.1において、Windows誕生当初から受け継がれてきたクラシックなツールバーUIに代わるものとして、リボンUIを導入しました。リボンUIはもともとMicrosoft Officeで初めて採用されたインターフェースで、その後オペレーティングシステムにも移植されています。この新しいUIでは、すべてのメニュー項目が見やすい横一列に配置され、クリックひとつで表示・非表示を簡単に切り替えられます。メリットがデメリットを上回るとされ、多くのWindowsユーザーはこの変更を歓迎しました。
しかし困ったことに、昔ながらのツールバーを好むユーザーのために、リボンUIを削除する公式のオプションは用意されていません。そこで本記事では、新しいリボンインターフェースがどうしても好きになれないという方向けに、リボンUIを無効化するための回避策を3つご紹介します。
方法1:リボンのDLLファイル名を変更する
作業を始める前に、必ず編集対象のファイルのバックアップを取っておきましょう。万が一トラブルが発生しても、元の状態に復元できるようにするためです。準備ができたら、エクスプローラーを開き「C:\Windows\System32\」フォルダへ移動します。一覧を下へスクロールし、「UIRibbon.dll」というファイルを探してください。

システムファイルを編集・改名するには、まずそのファイルの所有権を取得する必要があります。「UIRibbon.dll」の所有権を取得したら、ファイルを右クリックして「名前の変更」を選択します。

ファイル名は任意のもので構いませんが、後で元に戻しやすくするため、末尾に識別用の文字列を追加しておくのがおすすめです。たとえば「UIRibbon_old.dll」のように変更します。変更後の状態は以下の画像のようになります。

ここまで完了したらPCを再起動してください。再起動後、リボンUIが従来のクラシックなツールバーに置き換わっているはずです。
方法2:Resource HackerでExplorerFrame.dllを編集する
リボンUIを無効化するもうひとつの方法は、フリーソフト「Resource Hacker」を使って「ExplorerFrame.dll」ファイルを編集することです。まずエクスプローラーで「C:\Windows\System32\」フォルダを開き、「ExplorerFrame.dll」を探します。

次に、このファイルをコピーし、「Ctrl + V」で同じフォルダ内に貼り付けます。デフォルトでは「ExplorerFrame-コピー.dll」のような別名で複製されるので、コピー先の名前は任意のものに変更しておきましょう。

さらに、同じくコピーしたファイルをデスクトップにも貼り付けてください。こちらが編集用の作業ファイルになります。

続いてResource Hackerをダウンロード・インストールし、起動します。「ファイル」メニューから「開く」を選択し、デスクトップに置いた「ExplorerFrame.dll」を読み込みましょう。

ファイルが開けたら、左側のツリーから「UIFILE → EXPLORER_RIBBON → 1033」へ移動し、右クリックでコンテキストメニューを表示します。メニューから「リソースの削除(Delete Resource)」を選択して、該当キーを削除してください。

編集が終わったら、修正済みのファイルをコピーしてSystem32フォルダに貼り付けます。「既存のファイルを置き換えますか?」と表示されたら「ファイルを置き換える」を選んで続行しましょう。所有権に関するエラーが出た場合は、元の「ExplorerFrame.dll」の所有権を取得すれば解決します。

ファイルのコピーが完了したらPCを再起動します。これでリボンUIがクラシックなツールバーに戻ります。

方法3:フリーツール「Ribbon Disabler」を使う
「システムファイルを直接編集するのは怖い…」という方には、Ribbon Disablerのようなシンプルなポータブルアプリを使う方法がおすすめです。アプリをダウンロードしたら解凍し、Ribbon Disablerを実行します。表示された画面で「Disable Explorer Ribbon(エクスプローラーのリボンを無効化)」を選びましょう。

すると、変更を反映するためにログオフが必要である旨のダイアログが表示されます。「はい(Yes)」を選択してログオフしてください。

再ログインすると、前述の2つの方法と同様に、リボンUIがクラシックなツールバーへと置き換わっています。

将来またリボンUIを使いたくなった場合は、Ribbon Disablerをもう一度実行し、「Enable Explorer Ribbon(リボンを有効化)」を選択するだけで元に戻せます。手軽さの面で、この方法が最も優れていると言えるでしょう。

まとめ
以上、Windows 8 / 8.1でリボンUIを無効化・削除する3つの方法をご紹介しました。どの方法もそれほど難しくありませんが、特に重要なのは編集前のバックアップを確実に取っておくことです。DLLファイルの扱いを少し間違えるだけで、システムファイルが破損しWindowsが起動しなくなる恐れもあります。慎重に作業を行ってください。
この記事がお役に立てば幸いです。実際に試してみた感想や体験があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。また、「Windowsには標準機能としてリボンUIのオン/オフ切り替えを用意すべきだと思うか?」についても、皆さんの意見をお待ちしています。
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