「この設定はどのアカウントにも適用できません」エラーの原因と対処法|Windows 10メール・Outlook
Windows 10のメールアプリやOutlookで「メールセキュリティ」を設定しようとした際、「この設定はどのアカウントにも適用できません」というメッセージが表示されることがあります。この記事では、このメッセージの意味と、表示された場合の具体的な対処方法について詳しく解説します。

「この設定はどのアカウントにも適用できません」の意味
まず知っておくべきポイントは、これは厳密にはエラーではないという点です。Windows 10メールアプリやOutlookに登録されているアカウントに対して、その設定が利用できない状態であることを伝えるメッセージです。
なぜメールセキュリティが利用できないのか?
メールセキュリティのセクションでは、S/MIMEデジタル署名と暗号化に関するオプションを変更できます。ただし、これらのオプションは、該当機能に対応したアカウントタイプでのみ利用可能です。
通常は「設定 > メールセキュリティ」から構成できますが、オプションが一切表示されず「この設定はどのアカウントにも適用できません」というメッセージだけが出る場合は、Windows 10メールに登録されているアカウントのどれもがこの機能に対応していないことを意味します。
もしアカウントが対応していれば、S/MIMEによる常時署名、証明書の自動選択、全メールの暗号化といった設定項目が表示されます。
すでに機能が有効になっているはずなのにWindows 10メールで表示されない場合は、以下の対処を試してみてください。
- Windows 10メールアプリを再インストールする
- 証明書がデバイスに正しくインストールされているか確認する
機能が有効になっていれば、表示されたオプションに従って設定を行えます。

S/MIMEデジタル署名と暗号化の前提条件
「Windows 10メールはこの機能に対応しているのか?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、答えは「はい」です。ただし、S/MIMEが有効になるのはExchangeアカウントのみです。Outlook.comなどの個人アカウントでは、S/MIMEによる署名や暗号化を使用できません。
また、デバイスに有効な個人情報交換(PFX)証明書がインストールされている必要があります。これらの証明書を入手するには、IT管理者に問い合わせるのが最も確実です。IT管理者であれば、Configuration ManagerやMicrosoft IntuneでPFX証明書プロファイルを作成し、配布することができます。
メールメッセージの暗号化とは?
S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)は、デジタル署名付きの暗号化メッセージを送信するために広く利用されている標準的なプロトコルです。多くの企業では、S/MIMEによってメールを暗号化して情報を保護しています。また、Office 365をご利用の場合は、Information Rights Management(IRM)による情報保護機能も利用できます。

Outlookを使用している場合は、「ファイル > オプション > セキュリティセンター」からこの機能にアクセスできます。ここで証明書をインポートし、メールの暗号化方法を選択することが可能です。
まとめ
この記事が、「この設定はどのアカウントにも適用できません」というメッセージの意味を理解する助けになれば幸いです。このメッセージはエラーではなく、登録済みのアカウントがS/MIME機能に非対応であることを示す正常な通知です。
ExchangeアカウントでS/MIMEが有効になっているにもかかわらず表示される場合は、PFX証明書のインストール状況など、上記の前提条件を改めて確認してみてください。
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