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Windows 10 バージョン2004 の既知の不具合集 – インストール前に確認したい問題と対処法

Windows 10の各バージョンには、完全な解決まで時間がかかる不具合がつきものです。Windows 10 バージョン2004(2020年5月の機能更新プログラム)も例外ではありません。今回のリリースは深刻度の高いバグは比較的少ないものの、多数のドライバーに影響を及ぼしています。この記事では、執筆時点でまだ公式な解決策が提供されていない、Windows 10 v2004の既知の問題を詳しく解説します。

Windows 10 v2004 の既知の問題一覧

これらの問題のいずれかに該当した場合は、必ずマイクロソフトの専用ステータス更新ページを確認し、回避策や修正が公開されていないかチェックしてください。一部の問題は、Windowsのクライアント版とサーバー版の両方に影響します。

  • ドライバー関連の問題
  • 入力(IMEなど)関連の問題
  • Thunderbolt ドックの問題
  • その他の問題

これらは主にハードウェア・ソフトウェア間の互換性に関する問題であり、多くの場合、OEM(機器メーカー)側が対応しない限り根本的な修正は行われません。

1. ドライバー関連の問題

Realtekドライバー環境でのBluetooth接続不良: Realtekドライバーを使用している場合、複数のBluetoothデバイスへの同時接続がうまくいかないことがあります。その結果、音楽の再生と別デバイスとの同期を同時に行えないケースがあります。

Conexant ISSTオーディオドライバーのエラー: アップデートの適用中または適用後にエラーが発生します。該当するのは、uci64a96.dll〜uci64a231.dllのファイルを含み、ファイルバージョンが7.231.3.0未満の環境です。また、ConexantまたはSynaptics製オーディオデバイスでも、更新中・更新後に問題が発生することがあり、ブルースクリーン(BSOD)につながる場合もあります。これらは互換性の問題によるものです。

NVIDIAグラフィックボード(GPU)の古いドライバー: アップデートのインストール中またはインストール後に、ストップエラー(ブルースクリーン)やその他の不具合が発生する可能性があります。影響を受けるのはバージョン358.00未満のドライバーです。

Aladdin HASP(Hardware Against Software Piracy): これはソフトウェア保護・ライセンス管理ソフトウェア群で、aksfridge.sysとaksdf.sys(外部デバイスをサポートするフィルタードライバー)という2つのシステムファイルを使用します。これらのシステムファイルが2020年5月の更新プログラムと競合し、問題が発生します。影響を受けるのは、aksfridge.sysが1.8.0.*まで、aksdf.sysが1.51.*までのバージョンです。

2. 入力関連の問題

IME(日本語入力システム)の不具合: IMEとは、Windowsにおいてキーボード入力などを文字データとして受け付けるための仕組みです。特定の言語向けのIMEが一部アプリで正常に動作せず、たとえば入力モードが漢字やひらがなへ自動的に切り替わらないといった症状が報告されています。幸い、以前のバージョンのMicrosoft IMEに切り替えることで回避できます。詳細はマイクロソフト公式の回避策ガイドをご参照ください。

GameInput Redistributableでのマウス入力不良: アプリやゲームにバンドルされているサードパーティ製のGameInput Redistributableを使用している際に、画面上に表示されているにもかかわらずマウス入力が効かなくなる問題があります。

3. Thunderbolt ドックの問題

Thunderboltドックの接続・取り外し時にストップエラーが発生することがあります。これは、Kernel DMA Protectionが有効になっており、かつWindows Hypervisor Platformが無効になっている環境で起こります。

自分の環境が該当するかどうかは、「Windowsの機能」ダイアログで「Windows Hypervisor Platform」の項目を確認してください。チェックが入っていなければ無効状態です。

4. その他の問題

  • 可変リフレッシュレート(VRR)が有効にならない: 多くのゲーム、特にDirectX 9ベースのタイトルでVRRが機能しません。影響を受けるのはバージョン358.00未満のドライバーです。
  • Always On, Always Connected搭載機の予期しない再起動: Microsoft Surface Pro 7やSurface Laptop 3など、AOAC(常時オン・常時接続)対応デバイスの一部で、エラーや突然の再起動が発生しています。

修正プログラムや恒久対策の提供状況については、マイクロソフトのステータスページを定期的にチェックするか、お使いのPCメーカー(OEM)に問い合わせることをおすすめします。

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