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Windows 11/10で複数ユーザーがインストールしたMicrosoft Storeアプリが起動しない原因と対処法

本記事では、Windows 11/10環境において、あるユーザーがインストールしたアプリよりも古いバージョンを別のユーザーがインストールした結果、Microsoft Storeアプリが起動しなくなるという問題とその解決策について詳しく解説します。

また、System Center Configuration Manager(SCCM)を使用してオフラインアプリの旧バージョンを展開した後、ユーザーがMicrosoft Storeからオンラインでアプリを更新した場合にも、同様の問題が発生することが確認されています。

問題が発生する典型的なシナリオ

以下のような状況を想定してみましょう。

  • ユーザーAがWindows 10 PCにサインインし、Microsoft Storeアプリ(例:Minecraft Education Edition)をインストールします。SCCMによってオフラインアプリとして展開されたものです。その後、ユーザーAはMicrosoft Storeからオンラインでアプリを最新版に更新し、サインアウトします。
  • 続いてユーザーBが同じPCにサインインし、同じアプリの旧バージョンをインストールします。

このシナリオでは、ユーザーAはサインインしてもアプリを使用できなくなります。さらにユーザーBも、サインイン中にアプリを更新できません。これは、ユーザーBがインストールした旧バージョンのアプリが、共有ファイルを旧バージョンのものへ置き換えてしまうことが原因です。

Microsoft Storeアプリが起動しない問題の解決手順

Microsoftが公式に案内している、特定のWindows 10 PC上のユーザー向け修正手順は以下の通りです。

1. ActivationStore.datファイルの存在確認

AppRepositoryディレクトリ内にActivationStore.datファイルが存在しないことを確認します。例:

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\AppRepository\Packages\Microsoft.MinecraftEducationEdition_0.21.0_x64__8wekyb3d8bbwe\ActivationStore.dat

2. レジストリキーの設定

対象アプリケーション用のレジストリキーを設定するため、次のコマンドを実行します。例えばMinecraft(Microsoft.MinecraftEducationEdition_1.0.21.0_x64__8wekyb3d8bbwe)の場合:

reg add HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\AppModel\StateChange\PackageList\Microsoft.MinecraftEducationEdition_1.0.21.0_x64__8wekyb3d8bbwe /v PackageStatus /t REG_DWORD /d 2

3. アプリパッケージのローカルコピー

.appxファイルをローカルフォルダーにコピーします。例:

C:\Temp\Microsoft.MinecraftEducationEdition_1.0.21.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx

4. サインイン時の自動再展開の設定

ユーザーがサインインするたびにアプリを再展開するよう、次のコマンドを設定します。例えばMinecraftの場合:

powershell.exe Add-AppxPackage -Path C:\Temp\Microsoft.MinecraftEducationEdition_1.0.21.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx

なお、SCCMを使用している場合は、アプリパッケージをConfiguration Managerアプリケーションとして展開しないことをMicrosoftは推奨しています。SCCMにおけるオンライン/オフライン更新の選択方法については、Microsoftの公式ガイドを参照してください。

Windowsストアアプリが起動しない一般的なケース

一部のWindows 10ユーザー、特に新しいデバイスを購入したユーザーの間では、「Windowsストアアプリが起動しない・開かない」という報告が多数寄せられています。この問題は、複数のユーザーアカウントが作成されているWindows 10環境で特に見られます。また、Windows Insiderプログラムの参加者や、累積更新プログラムを適用していない環境でも同様の事象が確認されています。

マイクロソフトサポート技術情報KB3092053によると、この問題はレジストリに残存した無効なエントリが原因で、インストール済みまたは更新済みアプリの起動時に競合が発生することで引き起こされるとされています。

Windows Updateを適用する前に複数のユーザーアカウントが作成されており、他のユーザーがサインインしていない状態であるユーザーがWindowsストア経由でアプリをインストールまたは更新した場合、そのアプリが他のユーザーに対して起動できなくなり、スタートメニューが閉じなくなることがあります。このシナリオでは、レジストリに無効なエントリが残り、アプリの起動時に競合が発生します。

影響を受ける可能性のあるアプリには、Cortana、スタートメニュー、Microsoft Storeなどが含まれます。

Microsoftはこの問題を新規・新興問題70008として分類し、原因と恒久的な解決策を調査中です。問題が完全に修正されるまでの間、Microsoftは専用のトラブルシューティングツールのダウンロードと実行を推奨していました。自分のシステムに該当するかどうかが不明な場合でも心配は不要です。Microsoft側が変更を加える前に、システムへの適用可否を自動的に判断してくれる仕組みになっています。

Windowsストアアプリのトラブルシューティングツールは、直面している問題を診断し、自動的に修復を行ってくれます。ただし、このツールは現在配布が終了しているとの情報もあるため、代わりに後述の手動での確認や修復手順を試すことになります。

まとめと注意点

Windowsストアアプリが起動しない、または起動直後に終了してしまう場合は、まず設定内容や既定のレジストリ値、ファイルのアクセス許可が変更されていないかを確認しましょう。その上で、本記事で紹介したレジストリ設定やPowerShellによる再展開の手順を試してみてください。

作業を行う前には、必ずシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。万が一問題が発生した場合でも、簡単に元の状態へ戻せるからです。

本記事が皆さんの問題解決の一助となれば幸いです!

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