Windows PCで「不明なUSBデバイス(デバイス記述子の要求に失敗しました)」エラーを解決する9つの方法
この記事では、「不明なUSBデバイス(デバイス記述子の要求に失敗しました)」というエラーを解決するための対処法を詳しく解説します。USBデバイス記述子には、接続されたUSB機器に関する情報が含まれており、Windowsはこの情報をもとにデバイスを認識します。しかし、この記述子に不具合が生じたり破損したりすると、WindowsはUSBデバイスを正しく識別できなくなり、画面に次のようなエラーメッセージが表示されます。
不明なUSBデバイス(デバイス記述子の要求に失敗しました)

まず試したい簡単な対処法
このエラーに遭遇したら、以下の基本的な対処法から順番に試してみてください。
- USBデバイスをポートから取り外し、再度接続し直す。
- パソコンの別のUSBポートに差し替えてみる。
- パソコンを再起動する。
- 別のパソコンがあれば、そこにUSBデバイスを接続して、デバイス自体が正常に動作しているか確認する。
また、「USB 2.0ポートでは問題なく使えるのに、USB 3.0ポートに接続するとエラーが出る」という報告もあります。これは一部のUSBデバイスが、シグナリングやタイミングの問題によりUSB 3.0ポートとの相性が悪いことが原因です。大きな故障ではないため、その場合はUSB 2.0ポートを使い続けるのが現実的な解決策となります。
なぜデバイス記述子の要求が失敗するのか?
このエラーは、主に以下のような原因で発生します。
- USBドライバーが破損している、または古くなっている。
- 接続したUSBデバイス自体に不具合がある。
- WindowsがUSBデバイスの記述子情報を読み取れない。
- パソコン側のUSBポートが物理的に破損している。
「不明なUSBデバイス」エラーの解決手順
Windows 11/10のデバイスマネージャーでUSB\DEVICE_DESCRIPTOR_FAILUREエラーが表示されている場合、以下の9つの対処法を順に試してみてください。
- USBデバイスをパソコン本体に直接接続する。
- 干渉によるエラーかどうかを確認する。
- ハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツールを実行する。
- 他のUSBデバイスドライバーを1つずつ無効化する。
- ユニバーサル シリアル バス コントローラーを再インストールする。
- USBルートハブのドライバーを更新する。
- マザーボードメーカーの公式サイトから最新のチップセットドライバーをインストールする。
- USBセレクティブ サスペンド機能を無効にする。
- 直近のWindows Updateをアンインストールする。
1. USBデバイスをパソコン本体に直接接続する
外部USBハブ経由でデバイスを接続していて、そのうちの1台でこのエラーが発生している場合は、ハブから外してパソコン本体のUSBポートに直接接続してみてください。ハブ経由だと電力供給が不安定になり、認識エラーの原因になることがあります。
2. 干渉によるエラーかどうかを確認する
このエラーの一因として、USB 2.0と3.0ポート間の干渉が考えられます。特に、ワイヤレスデバイスと有線USBデバイスを同じ側にある2.0と3.0のポートに同時に接続した場合に起こりやすい症状です。該当する場合は、ワイヤレスデバイスを一度取り外し、有線USBデバイスを各ポートに順番に接続して動作を確認しましょう。
これでエラーが解消された場合は、ワイヤレスデバイスとその他のUSB機器を、ノートパソコンなら反対側のポートに分散させて接続することをおすすめします。デスクトップパソコンの場合は、前面と背面のポートを使い分けると効果的です。
3. ハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツールを実行する

Windows 10には、ハードウェア関連の問題を自動的に診断・修復する「ハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツール」が搭載されています。ただし、このツールは設定アプリからはアクセスできなくなっているため、コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して起動してください。
msdt.exe -id DeviceDiagnostic
4. 他のUSBデバイスドライバーを1つずつ無効化する
まず、問題のUSBデバイスを別のパソコンに接続して、正常に動作するか確認してください。別のパソコンで問題なく使える場合は、他のUSBドライバーが不具合を起こしている可能性があります。その際は、以下の手順でドライバーを1つずつ無効化しながら原因を特定しましょう。
- スタートボタンを右クリックし、デバイスマネージャーを選択します。
- 一覧を下にスクロールし、ユニバーサル シリアル バス コントローラーをダブルクリックして展開します。
- 各USBデバイスドライバーを右クリックし、デバイスを無効にするを選択します。
- 無効化するごとにエラーが解消されるかどうかを確認します。
5. ユニバーサル シリアル バス コントローラーを再インストールする
ユニバーサル シリアル バス コントローラーは、パソコンとUSBデバイス間の通信を担う重要な要素です。アンインストールして再インストールすることで、不具合が解消される場合があります。
- デバイスマネージャーを起動します。
- ユニバーサル シリアル バス コントローラーを展開し、配下のコントローラー一覧を表示します。
- 各USBコントローラーを右クリックし、デバイスのアンインストールを選択します。
- すべてのコントローラーをアンインストールしたら、パソコンを再起動します。
- 再起動時にWindowsが自動的にハードウェア変更を検出し、アンインストールしたUSBコントローラーを再インストールしてくれます。
完了後、エラーが解消されているかどうかを確認してください。
6. USBルートハブのドライバーを更新する

コントローラーの再インストールでも改善しない場合は、USBルートハブのドライバー更新を試みましょう。
- デバイスマネージャーを起動します。
- ユニバーサル シリアル バス コントローラーを展開します。
- USBルート ハブを右クリックし、ドライバーの更新を選択します。
- ドライバーを自動的に検索を選択すると、Windowsが最新版を検索して自動的にインストールします。
これで解決しない場合は、もう一度USBハブを右クリックしてドライバーの更新を選択し、今度はコンピューターを参照してドライバーを検索→利用可能なドライバーの一覧から選択しますの順に進みます。一覧にジェネリック USB ハブ(汎用USBハブ)があればそれを選択し、画面の指示に従ってインストールを完了させた後、システムを再起動してください。
7. マザーボードメーカー公式サイトから最新のチップセットドライバーを入手する
上記の方法で解決しない場合は、お使いのマザーボードメーカーの公式サイトから最新のチップセットドライバーを入手してインストールしてみてください。
- デバイスマネージャーを起動します。
- 黄色い感嘆符アイコンが付いている、問題のデバイスドライバーを見つけます。
- 対象を右クリックし、デバイスのアンインストールを選択します。
- マザーボードメーカーの公式サイトにアクセスし、最新のチップセットドライバーをダウンロードします。ZIP形式でダウンロードされた場合は展開し、フォルダーを開きます。
- セットアップファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってドライバーをインストールします。
8. USBセレクティブ サスペンド機能を無効にする
Windowsには、一定時間使用されていないUSBデバイスを検出すると、接続先のUSBポートへの給電を一時停止する「セレクティブ サスペンド」という省電力機能があります。ノートパソコンのバッテリー消費を抑える仕組みですが、この機能が原因でエラーが発生することもあります。

無効化する手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを起動します。
- 表示方法がカテゴリになっていることを確認し、ハードウェアとサウンドをクリックします。
- 電源オプションをクリックします。
- 左側のペインにあるディスプレイの電源オフ時間の設定をクリックします。
- 詳細な電源設定の変更をクリックします。
- 新しいウィンドウが開くので、一覧をスクロールしてUSB設定を展開します。
- USB セレクティブ サスペンドの設定を展開します。
- 両方の項目を無効に設定します。
- 適用をクリックし、OKで変更を保存します。
- パソコンを再起動します。
関連記事:USBポートでの電力サージ エラーの対処法
9. 直近のWindows Updateをアンインストールする
最近実施したWindows Update以降にこのエラーが発生するようになった場合は、設定アプリから該当するアップデートをアンインストールすることで解決できる可能性があります。「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムのアンインストール」から操作できます。
よくある質問
USBデバイスドライバーの問題はどうやって解決すればいい?
デバイスドライバーが不具合を起こしたり破損したりすると、デバイスがOSと正常に通信できなくなります。多くの場合、ドライバーの更新または再インストールを行うことで問題は解決します。
USBセレクティブ サスペンドは無効にすべき?
セレクティブ サスペンドは、一定時間非アクティブなUSBデバイスへの給電を止めることで省電力を実現する機能です。基本的には有効のままにしておくのがおすすめですが、無効化するとすべてのUSBポートが常に同じ電力を消費するため、バッテリーの減りが速くなる点には注意が必要です。ただし、この機能が原因でエラーが頻発するようなケースでは、無効化することが有効な解決策となります。
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