Windowsで「切り取りツールが動作していません」と表示される原因と4つの対処法
切り取りツール(Snipping Tool)は、Windowsに標準搭載されているスクリーンショット撮影ツールです。画面の内容をキャプチャし、その上に描き込みを行ったうえで、保存や共有ができます。しかし、「切り取りツールを開こうとしても起動しない」といった不具合の報告がユーザーから寄せられています。本記事では、切り取りツールが動作しなくなる原因と、その解決策を詳しく解説します。この問題が発生すると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
現在、このコンピューターでは切り取りツールが動作していません。コンピューターを再起動してから、もう一度お試しください。問題が解決しない場合は、システム管理者にお問い合わせください。

Windowsの切り取りツールとは?どんな用途がある?
切り取りツールは、すべてのWindowsユーザーが使い方を知っておきたい便利なアプリです。無料で操作もシンプルで、キーボードのPrint Screenキー(PrtScn)を押すだけで即座に呼び出せます。教師や学生、Webデザイナー、開発者、エンジニアなど、画面上のあらゆる情報をスクリーンショットとして残したい人にとって、強力な味方となるツールです。
切り取りツールを使えば、画面の特定の範囲だけを切り取ってキャプチャできます。利用できる機能はWindowsのバージョンによって異なりますが、一般的には長方形または自由形式で範囲を指定でき、好みのファイル形式で保存することが可能です。
「切り取りツールが動作していません」エラーへの対処法
お使いのパソコンで切り取りツールが正常に動作しない場合は、以下の4つの方法を順番に試してみてください。
- 切り取りツールを再起動する
- システム ファイル チェッカーを実行する
- 競合しているソフトウェアを特定する
- 切り取りツールを無効化/有効化する
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1. 切り取りツールを再起動する
PC全体を再起動しなくても、切り取りツールを一度終了して再度起動するだけで改善するケースがあります。手順は以下の通りです。
- まずタスク マネージャーを開きます。
- ウィンドウ下部の「詳細」の下矢印をクリックして表示を展開します。
- 「プロセス」タブで「SnippingTool」を選択し、「タスクの終了」ボタンをクリックします。
- その後、切り取りツールをもう一度起動します。
これでアプリが正常に動作するようになるはずです。
2. システム ファイル チェッカー(SFC)を実行する
システムファイルの破損が原因でこの問題が発生することもあります。システム ファイル チェッカーを実行することで修復できる可能性があります。以下の手順を試してみてください。

- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- テキストボックスに「cmd」と入力し、Ctrl+Shift+Enterキーを押してコマンド プロンプトを管理者として起動します。
- UAC(ユーザー アカウント制御)の画面が表示されたら、「はい」をクリックして続行します。
- コマンド プロンプトのウィンドウ内に以下のコマンドを入力し、Enterキーを押して実行します。
sfc /scannow
- スキャンには時間がかかる場合がありますので、完了までお待ちください。
スキャンの実行中でも、他の作業を並行して行うことは可能です。スキャンが正常に完了したらパソコンを再起動し、切り取りツールが開けるようになったか確認しましょう。
3. 競合しているソフトウェアを特定する
切り取りツールと他のソフトウェアとの競合が原因で、この問題が起こることもあります。特に最近インストールしたプログラムに問題がないか確認し、疑わしいソフトウェアを見つけたら無効化してみましょう。

- スタートボタンをクリックし、検索ボックスに「MSConfig」と入力します。
- 検索結果を選択して「システム構成」を開きます。
- システム構成が開いたら、「サービス」タブに切り替えます。
- 「Microsoft のサービスをすべて隠す」チェックボックスにチェックを入れます。
- 疑わしいサービス、特に新しくインストールしたソフトウェアに関連するものを選択します。
- 「すべて無効」ボタンをクリックします。
- 「適用 > OK」をクリックして変更を保存します。
PCを再起動後、クリーン ブート状態で切り取りツールが動作するか確認してください。改善しない場合は、問題の原因となっているソフトウェアを手動で特定して削除する必要があります。
4. 切り取りツールを無効化/有効化する

上記のどの方法でも解決しない場合は、切り取りツールを一度無効化してから再度有効化することをおすすめします。手順は以下の通りです。
- スタート メニューを開きます。
- 「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押し、ローカル グループ ポリシー エディターを開きます。
- 次の画面で、以下の場所へ移動します:「ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > タブレット PC > アクセサリ」。
- 画面右側の「切り取りツールの実行を許可しない」をダブルクリックします。
- 「有効」を選択して「OK」をクリックします。
- 続いて「未構成」または「無効」を選択し、「適用 > OK」をクリックします。
切り取りツールが動作しない主な原因
Windows PCで切り取りツールが動作しなくなる主な理由は以下の通りです。
- 既定の保存先パスが変更されたことで、切り取りツールがスクリーンショットを正しく保存できなくなっている。
- 切り取りツールに関連するシステムファイルが破損しており、正常に機能しない。
- 一部のサードパーティ製アプリケーションと競合している。
関連記事:Windowsで切り取りツールがフリーズ・クラッシュする場合の対処法

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