【解決】Windowsメディア作成ツールが動作しないときの対処法5選
Windowsメディア作成ツール(Media Creation Tool)は、Microsoftが公式に提供している無料ツールです。起動可能なUSBメモリやCD/DVDを作成し、Windowsのインストールやアップグレードを行うことができます。ISOファイルが手元になくても、このツールさえあればインストールメディアを簡単に用意できるのが大きな魅力です。ただし、便利な一方で不具合も少なくなく、「ツールが起動しない」「ダウンロード中に止まる」といったトラブルの報告が多く寄せられています。本記事では、Windowsメディア作成ツールが正常に動作しないときの対処法を順番に解説します。

Windowsメディア作成ツールが動作しないときの対処法
以下の方法を試して、Windows 11/10のメディア作成ツールの問題を解決しましょう。
- セキュリティソフトを一時的に無効化する
- 一時フォルダをクリアする
- ストレージの空き容量を確認する
- エラーコード別の対処法を試す
- Windowsセットアップエラーへの対応
これらの方法は、すべてのユーザーアカウントで有効です。
1. セキュリティソフトを一時的に無効化する

セキュリティソフトは、こうしたトラブルの原因になることが知られています。ツールの動作をシステムへの脅威と判断し、ファイルをブロックしたり、メディア作成プロセスを強制終了させたりすることがあります。管理者権限があってもツール自体が起動できないケースもあります。Microsoft Defender(Windowsセキュリティ)を使用している場合はそれをオフにし、サードパーティ製のウイルス対策ソフトを使っている場合は、一時的に無効化するオプションを探してみてください。
2. 一時フォルダをクリアする

ISOファイルやインストールファイルは、ダウンロード時に一時フォルダへ保存されます。ダウンロードが中断された後に再開すると、不完全な状態のまま保存されることがあります。そのため、処理をやり直す前に、必ずWindowsの一時フォルダを空にしておきましょう。
- 「Win + R」キーで「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「%TEMP%」と入力してEnterキーを押す
- フォルダ内のすべてのファイルを選択し、「Shift + Delete」で削除
- ファイルが完全に削除されるので、その後ツールを再起動する
3. ストレージの空き容量を確認する

システムドライブ(Cドライブ)の空き容量が不足していると、メディア作成ツールは途中で停止します。Windowsには標準でディスククリーンアップ機能が搭載されているので、これを活用して容量を確保しましょう。
- 「設定」>「システム」>「ストレージ」>「クリーンアップの推奨事項」を開く
- 一時ファイル、大きなファイル・使用していないファイル、使用していないアプリなどの候補が一覧で表示される
- 「一時ファイル」セクションでは、Windows Updateのクリーンアップ、システムエラーメモリダンプファイル、ログファイル、配信の最適化ファイルなども削除できる
また、作業を始める前に安定したインターネット接続があることを確認してください。Windowsのインストールファイルやブータブルメディアの作成に必要なデータは、すべて事前にダウンロードされます。通信が途切れると処理全体が中断されてしまうため注意が必要です。
4. メディア作成ツールのエラーコード別の対処法

「セットアップの開始中に問題が発生しました」「このツールの実行中に問題が発生しました」「問題が発生しました(Something happened)」といったエラーが表示され、0x80080005-0x90016、0x800704dd-0x90016、0xc1800103-0x90002、0x80070002-0x20016、0x80070456 – 0xA0019などのエラーコードが伴う場合は、コードに応じた対処が必要です。一般的には、ツールを管理者として実行する、システムの日付と時刻を正しく設定する、DNSを8.8.8.8などに変更する、VPNやプロキシを無効化するといった方法が有効です。
5. Windowsセットアップエラーへの対応

ツールの使用中にWindowsセットアップエラーが発生する場合は、必要なサービスを有効化したり、レジストリを編集して自動アップグレードを許可したりすることで改善できることがあります。特に、Windows側でアップグレードが無効化されていてインストールが先に進まない場合に、後者の方法が役立ちます。なお、レジストリ編集は誤操作するとシステムに影響を与える可能性があるため、必ず事前にバックアップを取ってから行ってください。
上記の方法をすべて試しても解決しない場合は、Rufusなどのサードパーティ製ツールを使ってブータブルメディアを作成することをおすすめします。ツールによっては、まずISOファイルを自分でダウンロードしてから読み込ませるタイプと、Microsoftのサーバーから直接ダウンロードできるタイプがあります。
関連記事: Windows 11 ISOを使ってWindows 11にアップグレードする方法
よくある質問
メディア作成ツールは最新バージョンをダウンロードしますか?
はい。メディア作成ツールは常に最新のWindowsインストールファイルまたはISOファイルをダウンロードします。Windows 10用とWindows 11用でそれぞれ専用のツールが用意されており、Windows 10のサポートが続く間は両方が提供される予定です。なお、このツールでは特定のバージョンを選択することはできません。
メディア作成ツールでアップグレードするとファイルは消えますか?
いいえ。Windowsメディア作成ツールは、Windowsのアップグレードやインストールを可能にするブータブルメディアを作成するだけです。ファイルを保持したままアップグレードするか、クリーンインストールを行うかは、インストーラーの画面で選択できます。ユーザーの選択次第なので、個人ファイルが勝手に消えることはありません。
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