Windows 10で使えるGarageBand代替ソフト4選|無料&有料のおすすめ音楽制作ツール

音楽クリエイターの間では長年「GarageBandのWindows版」が待ち望まれてきましたが、Appleがそれを実現する気配はありません。現時点では、GarageBandを使うにはどうしてもMacが必要です。
しかし、Windowsユーザーだからといって諦める必要はありません。OSを乗り換えなくても、GarageBandに匹敵する音楽制作ソフトはいくつも存在します。
ここで紹介する代替ソフトはGarageBandの完全なコピーではありませんが、作曲・ミキシング・編集をこなせる強力なツールばかりです。無料で使えるものや無料版が用意されているものも多く、気軽に試してみる価値は十分にあります。
1. LMMS|完全無料のオープンソースDAW

LMMS(旧称:Linux MultiMedia Studio)は、完全無料で使える高機能な音楽エディタです。オープンソースとして開発されており、Linux・Mac・Windowsのクロスプラットフォームに対応しています。
音楽制作ツールが初めての方にとっては、多少学習コストを感じるかもしれません。しかし操作に慣れてしまえば、以下のような豊富な機能を存分に活用できます。
- 作曲・シーケンス・ミキシングを一括で行える
- ピアノロールエディタでコード・音符・パターンを直感的に作成
- 内蔵エフェクト、ビート、バーチャル楽器を搭載
- HydrogenファイルやMIDIファイルの読み込みに対応
- MIDI機器やPCキーボードを演奏入力に使用可能
- プラグインによる機能拡張
- ディストーション、リバーブ、ベースブーストなど多彩なエフェクト
- 手動設定にも自動化にも対応したオートメーション機能
何より無料なので、試すことにリスクは一切ありません。頭の中のアイデアを自由に形にし、思い通りのサウンドへ仕上げられるでしょう。
2. Audacity|定番の無料音声編集ソフト

Audacityは、長年にわたって人気を保ち続けるGarageBand代替ツールの定番です。LMMSと同じく無料のオープンソースソフトで、Windows・Mac・Linuxに対応しています。
内蔵楽器やサウンドソースが少ない点ではGarageBandに及びませんが、レコードプレーヤー・マイク・ミキサーなどからの録音機能で十分にカバーできます。録音したトラックをAudacityに取り込み、編集やミキシングを自由に行えます。
インポート・エクスポートともに多数のファイル形式に対応しており、複数のファイルを1つのプロジェクトに統合することも可能です。搭載エフェクトの数は多くありませんが、スタジオ品質の仕上がりを目指すには十分な性能です。しかも、これらすべてが無料で使えます。
3. AudioTool|ブラウザだけで完結するオンラインDTM

「ソフトをダウンロードしたくない」という方には、Audiotoolが最適です。すべての処理がブラウザ上で完結するオンラインサービスのため、OSを選ばずクロスプラットフォームで利用できます。
最大のメリットは、使っているデバイスに関わらず作品データに常にアクセスできることです。ネット環境さえあれば、いつでもどこでも制作とミキシングが可能です。数千種類のサンプルを使えるだけでなく、自分で録音した楽器やボーカルをアップロードすることもできます。
ミキシング・編集パネルはレトロなデザインで視認性が高く、初心者でも直感的に操作できるのが魅力です。さらに、参加者がそれぞれ好きな場所から同時に作業できるため、共同制作にも最適です。
活発なユーザーコミュニティのおかげでサポート情報が充実しており、利用できるサンプルも日々増え続けています。ツールや楽器が非常に多いので、最初にチュートリアルを一通り目を通しておくのがおすすめです。もちろん、これらの機能はすべて無料です。
4. Soundation Studio|無料版と有料版を選べるオンラインDAW

Soundation Studioは、このリストの中で唯一プレミアム版(有料版)が用意されたサービスです。小規模な個人プロジェクトであれば、無料版だけでも十分に活用できるでしょう。
これまで紹介した代替ソフトの優れた特徴を組み合わせたようなサービスで、主な機能は以下の通りです。
- 他ユーザーとのコラボレーション機能
- 幅広い種類のオーディオエフェクト
- ドラムマシンやシンセサイザーなど豊富なバーチャル楽器
- 20,000以上のサンプルとループを収録
- ブラウザ上で直接制作できる
- 高性能なミキサーとエディタを搭載
ただし、無料版にはかなりの制限があり、保存できるプロジェクトは最大10件までです。フル機能を解放するには月額6.99ドルのプランへの加入が必要で、有料のサンプルパックやサウンドセットも別途販売されています。まずは無料版を試して、自分のスタイルに合うかどうか確かめてから検討するとよいでしょう。
おまけ:本格派におすすめの有料GarageBand代替ソフト

さらに高い性能を求めるなら、有料のDAWソフトを検討するのがよいでしょう。価格帯はさまざまですが、無料ツールでは物足りない場合、投資する価値は十分にあります。
REAPERは、数百種類の高品質エフェクト、豊富なサードパーティ製プラグイン対応、MIDIサポート、高度なミキシング機能を備えた本格派DAWです。個人ライセンスは60ドル、商用ライセンスは225ドルです。
FL Studioは、最も先進的なデジタルオーディオワークステーションのひとつです。有料製品の中ではGarageBandに最も近い存在と言われ、外出先でも制作できるモバイルアプリも提供されています。多彩なエフェクト・サンプル・ツール・オートメーションを搭載し、価格は99ドル〜399ドルです。
Mixcraftは、「Windows 10上の総合レコーディングスタジオ」と呼ぶにふさわしいソフトです。複数のオーディオ形式に対応し、豊富なエフェクト・ループ・ビート・オートメーションを内蔵しています。ライブパフォーマンス用途にも適しており、動画編集機能まで備えています。価格は99ドル〜199ドルです。
これらの多くはLinuxにも対応していますが、Linuxユーザー向けの優秀な音楽編集ソフトも別途存在しますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
画像クレジット:Wikimedia Commons/Igor、Soundation Press Kit、Mixcraft Press Kit
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