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Windows 10で使える無料の仮想化ソフトウェアおすすめ4選

Windows 10で使える無料の仮想化ソフトウェアおすすめ4選

仮想化は今やIT業界で最も注目されているトピックの一つです。ネットワーク管理者やシステムエンジニアなら誰もが口にする言葉ですが、それには理由があります。仮想化を活用すれば、ひとつのWindowsウィンドウの中でソフトウェアやOS全体をテストでき、しかもその処理をPC本体の環境から完全に切り離せるからです。

例えば、旧バージョンのWindows向けに設計されたソフトウェアを動かしたいときは、該当するWindowsバージョンの仮想マシンを作成し、その中にソフトウェアをインストールすればOK。複数のOSをまたいでソフトウェアや機能を手軽に検証することも可能になります。

こうした基本はご存じの方も多いでしょう。そこで本記事では、Windows 10で実際に使えるおすすめの無料仮想化ソフトウェアを厳選して紹介します。

1. Hyper-V

注意: Hyper-Vは、WindowsのProfessional・Education・Enterpriseエディション、およびWindows Serverでのみ利用可能です。Homeエディションでは使用できない点にご留意ください。

Hyper-Vは2008年に登場し、それまでのMicrosoft Virtual PCに代わる、Windows 8以降に標準搭載された純正の仮想化プラットフォームです。

Windows 10で使える無料の仮想化ソフトウェアおすすめ4選

Hyper-Vの強みは、OSの仮想化にとどまらず、ハードディスク、仮想スイッチ、外部メディアドライブといったハードウェアレベルの仮想化にも対応している点です。動作は堅牢で、インターフェースもすっきりとしており、初心者でも扱いやすい仕上がりになっています。

一方で、サウンドデバイスの仮想化には対応しておらず、他の多くの仮想マシンと同様にGPUの仮想化も苦手という弱点があります。とはいえ、Windows 10に最初から組み込まれている手軽な選択肢として、試してみる価値は十分にあります。

Hyper-Vの有効化手順:

  1. スタートメニューの検索ボックスに「Windowsの機能」と入力し、「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
  2. 表示された一覧から「Hyper-V」を見つけてチェックを入れ、「OK」をクリックします。
  3. 再起動後、スタートメニューの検索で「hyper-v」と入力すると、「Hyper-V クイック作成」が表示され、すぐに仮想マシンの作成を始められます。

2. VirtualBox

VirtualBoxはOracleが提供する仮想化ソフトウェアで、Windows、Linux、macOSなど幅広いプラットフォームで動作します。無料かつオープンソースで公開されている点も大きな魅力です。ゲストOSの画面サイズを、VirtualBoxのウィンドウサイズに合わせて動的に変更できるのも便利な機能です。

Windows 10で使える無料の仮想化ソフトウェアおすすめ4選

この機能を使うには「スケールモード」を有効にする必要があります。ゲストOSの画面をクリックすると、マウスとキーボードがゲストOS側に取り込まれ、ホスト側を妨げることなくゲストOSを操作できるようになります。マウスとキーボードを解放してホスト側の操作に戻りたいときは、Ctrl + ←(左矢印) を押すだけで切り替え可能です。このホットキーはVirtualBoxの設定画面から自由にカスタマイズできます。

さらにVirtualBoxには「Extension Pack(拡張パック)」が用意されており、これを導入することでUSBデバイスのサポート、リモートデスクトップ接続、Intel製NIC(LANカード)経由のPXEネットワークブートといった追加機能を利用できます。

3. VMLite Workstation

VMLite Workstationは、オープンソースのVirtualBoxをベースに開発された仮想化ソフトウェアです。最大の特徴は、32ビットのホストOS上で64ビットのゲストOSを実行できる点にあります。例えば32ビット版のWindows 7を使っていても、VMLite Workstation経由で64ビット版のWindows XPを動かすことが可能です。

Windows 10で使える無料の仮想化ソフトウェアおすすめ4選

また、VMLiteは仮想マシンのライブスナップショットを複数保存できる機能を備えています。これはいわばバージョン管理のようなもので、現在の環境の状態が気に入らない場合でも、過去に保存したスナップショットへいつでもロールバックできます。

対応フォーマットも豊富で、VMDK(VMware)、VHD(Microsoft)、VDI(Sun)、HDD(Parallels)など、業界標準の主要な仮想ディスク形式のほとんどをサポートしています。

4. VMware Server

VMware ServerはVMware社が無償で提供していた仮想化ソフトウェアです。現在は公式サポートが終了していますが、依然としてダウンロードして無料で利用することができます。ゲストOS・ホストOSともにほぼすべてのOSに対応している一方、VMLiteと異なり、32ビットのホスト上に64ビットのゲストOSをインストールすることはできません。USBデバイスに対応しているほか、ブリッジ接続、NAT、ホストオンリーという3種類のネットワークインターフェースをサポートしています。

Windows 10で使える無料の仮想化ソフトウェアおすすめ4選

VMware Serverには、ファイルメニューからインストールできる管理ツールパッケージが付属しています。このツールを使うと、マウスをロックすることなくホストOSとゲストOSの間でシームレスに連携でき、両者間でのコピー&ペーストやドラッグ&ドロップといった操作が格段に快適になります。

その他の仮想化ソリューション

無料ではないものの、検討する価値のある仮想化ツールも数多く存在します。無料ソリューションは個人用途や小規模オフィス(SOHO)に向いていますが、より大規模な企業のニーズには商用製品が適しています。ここでは代表的なものをいくつか紹介します。

  • VMware Workstation Pro: VMware Serverとよく似た製品ですが、こちらは現在もVMwareによるサポートが継続されています。
  • VMware Fusion / Parallels Desktop: Macユーザーにとって、VirtualBoxの有力な有料代替となる定番ソフトウェアです。
  • QEMU: Windows、macOS、Linuxで利用できる、もう一つの人気の高い仮想化ソリューションです。
  • Paragon Go Virtual: かつて評価の高かった仮想化ソフトですが、現在は開発が終了しているようです。MajorGeeksからダウンロードできます。

まとめ

本記事が、仮想化ソフトウェア選びの参考になれば幸いです。それぞれのツールには特徴があり、用途に応じて最適な選択肢は変わります。まずは標準搭載のHyper-Vや定番のVirtualBoxから試してみるのがおすすめです。紹介しきれなかったツールや、このトピックに関するご意見・ご提案があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。

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