Windows 10 Creators Updateの全貌:知っておくべき新機能と変更点まとめ

Windows 10 Creators Update(クリエイターズアップデート)をめぐっては、大きな話題が巻き起こっています。このアップデートがもたらす変更の規模は、2016年8月にリリースされたAnniversary Update(アニバーサリーアップデート)に匹敵するものです。Anniversary Updateでは、Cortanaやインターフェースに多数の調整が加えられ、WindowsとAndroidデバイス間の新しい連携機能も数多く追加されました。
Creators Updateは、Windowsがバックグラウンドで動作する仕組みをユーザーがより細かくコントロールできるようにすることに重点が置かれています。プライバシーへの懸念や、ユーザーがどれだけ忙しくても問答無用でアップデートを実行してしまう傾向への対応に加え、未来を見据えた華やかな新機能も盛り込まれています。
ここでは、Creators Updateについて知っておくべきすべての情報をご紹介します。
なぜ「Creators Update」と呼ばれるのか?
昨年の「Anniversary Update」というストレートな名称に比べると、今回のWindowsアップデートの名前は少し謎めいています。Creators Updateは当初「Redstone 2」というコードネームで呼ばれていました。これは、現在Microsoftが所有するMinecraftに登場するエネルギー伝達物質「レッドストーン」に由来しています。
「Creators Update」と名付けられたのは、リリース時に追加されるツールが関係していると考えられます。3Dでの創作に特化した機能(Paint 3D)や、3Dヘッドセットとの連携を想定したホログラフィックインターフェースなどが含まれる予定です。他の面でも大きな変更が加えられますが、「プライバシーよりも『創造性』の方がマーケティング的に魅力的」だからという事情もあるのでしょう。

「クリエイター」でなくても嬉しい要素がたくさんある
Microsoftはアップデートのクールでクリエイティブな側面を強調していますが、私たち一般ユーザーにとっても有益な変更点が数多く含まれています。
プライバシーの改善
ほんの数年前まで、MicrosoftはGoogleよりもプライバシーに配慮した企業であることを誇りにしていたことを考えると、隔世の感があります。今日、Windows 10に対する最大の不満の一つは、特にAI検索アシスタントのCortanaを通じたバックグラウンドでのデータ収集です。
すぐにできる対策として、Microsoftの新しいプライバシーダッシュボードをチェックしてみましょう。Webブラウザから、Microsoftが保有しているデータを管理・削除できます。これはCreators Updateの明確な構成要素ではありませんが、ユーザーのプライバシーが大切にされているという安心感を与えるための同社の取り組みの一環です。
より重要なのは、Windows 10のプライバシー設定の提示方法の変化です。OSを初めてインストールする際に、何を変更できるのかがはるかに分かりやすく明示されるようになります。新しいデザインのプライバシー設定画面は、下の画像のようなイメージです。

さらに、Windows 10の「テレメトリおよび診断データ収集」(OSの改善点を見つけるためにMicrosoftがバックグラウンドでWindowsの使用データを収集する仕組み)のレベルが2段階になります。当然ながら、これを過度に侵入的だと感じる人も多くいます。今後は「基本」と「フル」の2つのオプションから選択できるようになり、Creators Updateでは従来の「詳細」オプションが廃止されます。「基本」オプションは以前よりも少ないデータしか収集しないことが約束されていますが、その詳細についてはMicrosoftからまだ明確な説明がありません。
その他の注目機能
上記に加えて、Creators UpdateはWindows 10に多くの快適性向上をもたらします。個人的に特に期待しているのがブルーライト軽減機能です。夜間に画面から放たれるまぶしいブルーライトを抑え、目に優しい自然な光へと近づけます。(それまでの間は、優れたサードパーティ製ツール「f.lux」を活用するのがおすすめです。)
ゲーム配信シーンへの参入を目指すMicrosoftは、ゲーマーがBeamを使ってゲームプレイを配信できるようにします。

最後にご紹介したいのがDynamic Lock(別名:Windows Goodbye)です。Windows Helloとは逆の発想で、ユーザーがPCから離れたことを検知して自動的にロックする機能です。具体的にどのような仕組みで動作するのか(Webカメラを使うのか、専用のWindows Hello対応ハードウェアを使うのか)についてはまだ詳細が明かされていませんが、何もしなくてもセキュリティが強化されるなら大歓迎です。
まとめ
Microsoftがユーザーのプライバシー保護に本気で取り組んでいると確信させるには、まだ道のりがあります。しかし、Creators Updateは正しい方向への一歩と言えるでしょう。さらに、このアップデートは仮想現実(VR)など、まだ広く普及してはいないものの進化し続けるテクノロジーを積極的に取り入れています。Windowsへの統合は、開発者たちがこれらの技術により創造的な活用法を見出すきっかけになるはずです。
Creators Updateは2017年4月にリリース予定です。
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