MacBookで「ディスクユーティリティはこのディスクを修復できません」と表示されたときの対処法【完全解決ガイド】
Macでディスクの動作が不安定になったとき、多くのユーザーはまずディスクユーティリティを開き、ファーストエイド(応急処置)を実行してディスクの修復を試みます。ところが、修復処理が失敗すると「ディスクユーティリティはこのディスクを修復できません」というエラーメッセージが表示され、途方に暮れてしまうことがあります。

表示される主なエラーメッセージ
ファーストエイドの実行に失敗した際には、以下のようなメッセージが続けて表示されるのが一般的です。
- 「ファーストエイドの処理が失敗しました。可能であれば、このボリュームのデータをバックアップしてください。完了をクリックして続行します。」
- 「macOSはこのディスクを修復できません。このディスク上のファイルを開いたりコピーしたりすることはできますが、変更を保存することはできません。できるだけ早くディスクをバックアップし、フォーマットし直してください。」
- 「ディスクユーティリティはディスクの修復を停止しました。バックアップユーティリティを使用してファイルをバックアップし、ディスクをフォーマットし直してから、バックアップしたファイルを復元してください。」
エラーが表示されたときに最初にやるべきこと
いずれの対処法を試す場合でも、必ず先にデータのバックアップを取っておくことを強くおすすめします。ディスクに異常がある状態では、いつデータが読み出せなくなるかわかりません。
重要:状況が悪化する前にデータをバックアップしよう 最も手軽なバックアップ手段は、macOSに標準搭載されているタイムマシン(Time Machine)です。以下の手順で設定できます。 ステップ1:画面左上のAppleメニュー()をクリックします。 ステップ2:「システム環境設定」(macOS Ventura以降は「システム設定」)を開き、「タイムマシン」を選択します。 ステップ3:「バックアップディスクを選択…」ボタンをクリックします。 ステップ4:必要に応じて「メニューバーにタイムマシンを表示」にチェックを入れます。 ステップ5:メニューバーのタイムマシンアイコンから「今すぐバックアップ」をクリックすれば、バックアップが開始されます。
手動での設定が面倒な場合は、サードパーティ製のバックアップ・クローンソフトを利用するのも一つの方法です。万が一修復に失敗しても、大切なデータさえ守られていれば被害は最小限に抑えられます。 |
方法1:ファーストエイドをもう一度実行する
最も定番の対処法は、ファーストエイドを再実行してみることです。一時的な不具合であれば、これだけで解決するケースもあります。
ステップ1:「アプリケーション」>「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ」を起動します。
ステップ2:ウィンドウ左上の「表示」ボタンをクリックし、「すべてのデバイスを表示」を選択します。
ステップ3:サイドバーから修復したいディスクまたはボリュームを選択します。
ステップ4:「ファーストエイド」ボタンをクリックし、「実行」を押して処理を開始します。

再度同じエラーが表示された場合は、ハードドライブ自体が故障しかけている可能性があります。直ちにバックアップ作業を優先してください。
| 注意:修復対象が起動ディスク(Macintosh HD)の場合は、通常の状態では修復できません。MacをmacOS復元モード(リカバリーモード)で起動し、そこからディスクユーティリティを開いてファーストエイドを実行する必要があります。Intel搭載Macでは起動時にCommand + Rを、Apple Silicon搭載Macでは電源ボタンを長押しして起動オプションを表示してください。 |
方法2:システムメンテナンスツールでクリーンアップする
「ディスクユーティリティはこのディスクを修復できません」というエラーの原因が、ソフトウェアの競合やジャンクファイルの蓄積にあることも少なくありません。Disk Clean Proのような信頼性の高いクリーニング&最適化ツールを使えば、不要なキャッシュやログ、プライバシーに関わる痕跡などをまとめて削除できます。
Disk Clean Proの基本的な使い方は以下の通りです。
ステップ1:Disk Clean Proをインストールして起動します。
ステップ2:メイン画面の「システムスキャンを開始」ボタンをクリックします。

ステップ3:スキャン完了後、検出されたジャンクファイルやプライバシーに関わる痕跡の量が表示されます。
ステップ4:「今すぐクリーン」ボタンを押せば、不要なデータを一括で削除できます。

定期的にクリーンアップを行えば、Macを常にベストな状態に保つことができ、動作速度の向上も実感できるはずです。スキャン後はMacを再起動し、エラーが再発しないか確認してみましょう。
方法3:シングルユーザーモードでfsckコマンドを実行する
それでも問題が解決しない場合は、ターミナルからfsckコマンドを実行してディスクの整合性を検証・修復する方法があります。
ステップ1:Macを再起動し、Appleロゴが表示される前にCommand + Sキーを同時に押し続けます。
ステップ2:黒い画面に白い文字が流れるシングルユーザーモードで起動します。
ステップ3:コマンド入力画面で以下を入力してEnterキーを押します。/sbin/fsck -fy

「FILE SYSTEM WAS MODIFIED(ファイルシステムが修正されました)」と表示された場合は、修正が行われたことを意味します。「The volume appears to be OK(ボリュームは正常のようです)」というメッセージが表示されるまで、同じコマンドを繰り返し実行してください。
ステップ4:「reboot」と入力してEnterキーを押せば、Macが通常どおり再起動します。
これで「ディスクユーティリティはこのディスクを修復できません」というエラーは解消されているはずです。
| 注意:シングルユーザーモードは古いmacOS向けの機能で、macOS Catalina以降およびApple Silicon搭載のMacでは利用できません。その場合は、macOS復元モードで起動し、「ユーティリティ」メニューからターミナルを開いて同様のコマンドを実行してください。 |
最終手段:ディスクを初期化(フォーマット)する
上記のすべての方法を試しても問題が解決しない場合は、ディスクユーティリティからディスクを消去(フォーマット)するしかありません。(アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ > 対象のハードドライブを選択 > 消去 > 名前とフォーマットを指定して実行)
注意:フォーマットを実行するとディスク上のすべてのデータが失われます。実行前に、外付けドライブやクラウドストレージへ重要なファイルをバックアップしておきましょう。
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