MacでBluetoothが接続できないときの対処法6選|macOSのトラブルシューティング

Bluetoothは、Macとその他のBluetooth対応デバイス間でファイルを素早く転送できる便利な機能です。だからこそ、MacでBluetoothがうまく動作しないと大きなストレスになります。この記事では、macOSのBluetooth接続トラブルを解決するための対処法を6つ、順番にわかりやすく解説します。
1. 両方のデバイスでBluetoothは有効になっていますか?
意外と見落としがちなのが、Macまたは接続先デバイスのどちらかでBluetoothが無効になっているケースです。当たり前に思えますが、まずはBluetoothが本当に有効になっているか再確認しましょう。
Macの場合
メニューバーにBluetoothアイコンを表示していれば、一目でオン/オフの状態を確認できます。
アイコンがグレー表示されている場合は、Bluetoothがオフになっていることが原因です。アイコンをクリックし、「Bluetoothを入にする」を選択すれば有効になります。

メニューバーにBluetoothアイコンが表示されていない場合は、以下の手順で確認してください。
- 画面左上のAppleロゴをクリックします。
- 「システム環境設定」→「Bluetooth」を選択します(macOS Ventura以降は「システム設定」→「Bluetooth」)。
- 「Bluetooth:入っていません」というメッセージが表示されたら、Bluetoothが現在無効です。「Bluetoothを入にする」ボタンをクリックして有効にします。
ついでに「メニューバーにBluetoothを表示」にチェックを入れておけば、今後はメニューバーからいつでも状態を確認できて便利です。
接続先デバイスの場合
マウスやキーボードなどの周辺機器であれば、本体を裏返してBluetoothを有効にするスイッチやボタンがないか確認してみてください。スマートフォンやパソコンの場合は、設定アプリを開いてBluetoothがオンになっていることを確認しましょう。
2. 周辺機器に電力は残っていますか?
マウスやキーボードのような周辺機器は、電池切れが近づいても気づきにくいものです。電源が入っていないデバイスにMacは接続できませんので、まずは周辺機器に電力があるか確認しましょう。
多くの周辺機器には、電源が入っていることを示すLEDインジケーターが搭載されています。LEDが点灯していない場合は、デバイスの電源がオフになっている可能性があります。電源スイッチを切り替えてみてください。電池式のデバイスなら、電池が外れていないか確認するか、新しい電池に交換してみましょう。
また、一部の周辺機器は長時間操作しないと省電力モード(スリープ状態)に入ることがあります。デバイスがスリープしていると思われる場合は、キーボードのキーを数回押すなどして操作してみてください。デバイスが復帰すれば、BluetoothでMacに接続できるようになるはずです。
十分な電力はありますか?
電池に多少の残量があっても、Bluetooth接続を維持できるだけの電力があるとは限りません。バッテリー残量が一定レベルを下回ると、自動的にBluetoothを無効にするデバイスもあります。
電池残量が少ないと思われる場合は、デバイスを電源コンセントに接続するか、新しい電池を挿入するか、充電式電池であれば充電を行ってください。
3. 初期設定(ペアリング)は完了していますか?
デバイスを初めて接続するときは、必ずペアリング作業が必要です。以下の手順で行いましょう。
- MacのメニューバーにあるAppleロゴを選択します。
- 「システム環境設定」(Ventura以降は「システム設定」)を選択します。
- 問題が発生している周辺機器に対応する設定ペイン(キーボードやマウスなど)を選びます。ここに「Bluetoothキーボードを設定…」といった接続用の項目が表示されるはずです。

以前同じデバイスをMacに接続したことがある場合でも、macOSをアップデートしたり、工場出荷時の状態に戻したりした後は、再度セットアップが必要になることがあります。
4. Bluetooth環境設定ファイルが破損していませんか?
上記の対処法をすべて試してもmacOSがBluetooth接続を受け付けない場合、Bluetoothの環境設定ファイル(com.apple.Bluetooth.plist)が破損している可能性があります。このファイルは時間の経過とともに破損することがあり、削除してmacOSに再生成させると、さまざまなBluetooth関連の問題が解決することがあります。
Bluetooth環境設定ファイルを削除する手順は以下のとおりです。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」からターミナルを起動します。
- 以下のコマンドをコピーして、ターミナルウィンドウに貼り付けて実行します。
sudo rm -R /Library/Preferences/com.apple.Bluetooth.plist
- パスワードを求められたら入力します。
- Macを再起動します。

再起動後、MacがBluetooth環境設定ファイルを自動的に再作成します。
5. NVRAMをリセットする
NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)は、macOSが素早くアクセスする必要のある設定を保存しておく少量のメモリで、Bluetooth関連の設定もここに含まれています。これらの設定が破損するとさまざまな不具合が発生する可能性があるため、NVRAMをリセットすることでBluetooth接続の問題が解決することがあります。
ただし、NVRAMをリセットするとシステム設定や各種環境設定も一緒にリセットされるため、リセット後に設定をやり直す必要がある点に注意してください。
NVRAMをリセットする手順:
- 通常どおりMacをシャットダウンします。
- Macの電源を入れ、すぐに Option + Command + P + R キーを同時に押し続けます。Macが再起動するまでキーを離さないでください。
- キーを離します。
これでMacのNVRAMのリセットは完了です。なお、この手順はIntelプロセッサ搭載のMac向けです。Apple Silicon(M1/M2以降)のMacでは、起動時にNVRAMが自動的に管理されるため、基本的に手動でのリセットは不要です。
6. Bluetoothモジュールをリセットする
- デスクトップ上で Shift + Option キーを押し続けます。
- そのままMacのメニューバーのBluetoothアイコンをクリックします。

- 「デバッグ」を選択します。

ここで、MacのBluetooth設定をリセットするための2つのデバッグオプションが利用できます。
- Bluetoothモジュールをリセット:Bluetoothハードウェアモジュールのすべての設定を消去します。リセットを実行すると、現在MacにBluetooth経由で接続されているすべてのデバイスとの接続が一時的に切断されるため、リセット後は一部またはすべてのデバイスを手動で再接続する必要があるかもしれません。
- 接続済みのApple製デバイスをすべて出荷時設定にリセット:現在Macに接続されているAppleブランドのデバイスを出荷時設定に戻します。
※ macOSのバージョンによっては「デバッグ」メニューの項目名が異なる場合があります(例:Monterey以降では「Bluetoothモジュールのファクトリーリセット」など)。お使いの環境に合わせて選択してください。
以上の解決策のいずれかが、macOSのBluetooth接続問題の解決に役立てば幸いです。多数のBluetoothデバイスを使用している方は、Bluetoothのセキュリティリスクと対策についても理解しておくと、より安全に快適に活用できますよ。
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