Macでpingテストを実行する3つの方法|ターミナル・ネットワークユーティリティ・アプリの使い方
Ping(ピング)は、インターネット接続の速度や品質を確認するための基本的なツールです。この記事では、ネットワークのpingテストの仕組みと、Macでpingテストを実行する3つの方法をわかりやすく解説します。
pingとは何か?
pingは、ネットワーク上の別のコンピュータが応答しているかどうかを確認するために使われる技術です。あるコンピュータから別のコンピュータへメッセージ(ping)を送信し、相手がそれに応答することで接続を確立します。その後、2台のコンピュータ間でpingテストを繰り返し実行し、遅延(レイテンシ)を測定します。
インターネット接続が遅いと感じている場合は、「Wi-Fiを改善する方法」や「MacのWi-Fiトラブルを解決する方法」などの記事も参考になるでしょう。
Macでpingテストを行う目的は?
ネットワーク環境で作業している場合、pingテストを使えば複数のコンピュータ間の接続状態を確認できます。ファイル共有の不具合など、通信関連のトラブルシューティングに役立ちます。
pingテストは2台のコンピュータ間の遅延(レイテンシ)を測定する仕組みのため、オンラインのpingテストサービスを利用すれば、自分のコンピュータとインターネット上のサーバー間の遅延を測ることも可能です。
このため、ゲーマーの間ではpingテストがよく活用されています。遅延(いわゆる「ラグ」)を測定できるだけでなく、快適な通信が求められるサービスにおいて、プロバイダ(ISP)の品質を評価することにも使えます。
注意したいのは、pingは回線速度そのものとは別物だという点です。ISPが非常に高速なサービスを提供していても、pingの品質が低いケースがあります。だからこそ、速度は十分に出ているのに、動画ストリーミングサービス(BBC iPlayerなど)でコマ落ちが発生したり、オンラインゲームがカクついたりすることがあるのです。こうした問題の原因は、多くの場合、ネットワークのping品質にあります。
以下、Macでpingをテストする3つの方法を紹介します。
方法1:ネットワークユーティリティでpingを実行する
Macでは「ネットワークユーティリティ」アプリを使ってpingをテストできます。2014年以前は「アプリケーション > ユーティリティ」フォルダにありましたが、AppleがOS X Yosemiteをリリースして以降、保存場所が変更されています。
現在は「システム > ライブラリ > Core Services」内にあります。また、Appleメニュー > 「このMacについて」 > 「システムレポート」 > 「ウィンドウ」 > 「ネットワークユーティリティ」から開くこともできます。
もっとも簡単なのは、Spotlightに「ネットワークユーティリティ」と入力して起動する方法です。
ネットワークユーティリティでpingを実行する手順は以下の通りです:
- ネットワークユーティリティを開きます。
- 「Ping」タブをクリックします。
- 「pingするネットワークアドレスを入力してください」欄に、IPアドレスまたはWeb URLを入力します。たとえば www.bbc.co.uk と入力すれば、そのサイトへのpingをテストできます。
- 「Ping」ボタンをクリックします。
実行すると、BBCサイトへのping結果が表示されます。各テストではパケットサイズ(「64 bytes」など)が報告され、ISP名が表示され、最後にミリ秒(ms)単位のping時間が示されます。オンラインサービスと異なり、ジッターや総合評価は自分で判断する必要がありますが、msの数値は低いほど良いとされています。
方法2:ターミナルでpingを実行する
Macでは「ターミナル」アプリから直接pingをテストすることもできます。手順は以下の通りです:
- 新しいターミナルウィンドウを開きます(「アプリケーション > ユーティリティ」にあるほか、Spotlightで「ターミナル」と入力しても起動できます)。
- 「ping」に続けて、IPアドレスまたはWebアドレスを入力します。BBCにpingを送る場合は「ping 81.200.64.50」または「ping www.bbc.co.uk」と入力します。
- Returnキーを押します。
- pingプログラムが実行されます。ターミナルはネットワークのpingを繰り返しテストし、手動で停止するまで継続します。終了するときは Ctrl + C を押してテストを停止しましょう。
方法3:アプリでpingをテストする
もうひとつの方法として、「Speedtest by Ookla」のような専用アプリを利用するのもおすすめです。
- Mac App StoreからSpeedtest for Macをダウンロードします。
- Speedtestを開きます。
- 「"Speedtest"が現在地の使用を求めています」というアラートが表示されたら、「許可」をクリックします。
- 「GO」ボタンをクリックします。
- スピードテストが開始され、ダウンロード・アップロード速度に加えて、パケットロス、Ping、ジッターが測定されます。それぞれの意味は以下の通りです:
- パケットロス(Packet Loss):データは「パケット」と呼ばれる小さなブロック(通常64バイト)に分割されてネットワーク上を送信されます。パケットロスは0%が理想で、0%以外の値が出た場合は要注意です。
- Ping:ミリ秒(ms)で測定され、数値が低いほどパケットがネットワーク上を素早く到達していることを意味します。
- ジッター(Jitter):複数回のping測定値のばらつき具合です。ping値がどれだけ安定しているかを示し、pingと同様にmsで測定されます。数値は低いほど良いです。
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