Mac
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Mac

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

電子機器にとって、世界は決して優しい場所ではありません。Macもその例外ではありません。カフェラテがMacBookにこぼれた瞬間の心停止しそうな衝撃、机から落ちたiMacのディスプレイが割れる音……時として悲劇は突然訪れ、修理費用はいくらになるのだろうと頭を抱えることになります。

とはいえ、あまり落ち込む必要はありません。本記事では、Apple本体または正規サービスプロバイダーを通じて、破損したMacを再び元通りにする方法を詳しく解説します。

自分でMacを修理できるのか?

ここ数年のMacBookは、ユーザー自身が修理できる箇所がほとんどなくなり、iMacも同じ道をたどってきました。Appleは長年にわたり、部品のはんだ付けや強力な接着剤による固定を採用しており、その結果、一般のユーザーが部品を交換することはほぼ不可能になっています。

その一例として、iFixitが現行MacBookシリーズの分解調査を実施したところ、すべてのモデルに10点満点中1点という「修理しやすさ(リペアラビリティ)スコア」がつけられました。以下の2017年モデルのMacBookがその例です。

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

iMacはややマシで、最も良いモデルでも10点満点中5点でした。ただしいずれも、失敗しやすいディスプレイの取り外し作業が必要となる点には注意が必要です。

自分でデバイスを保守・修理できなくなったのは残念ですが、現実的なところ、修理が必要ならAppleまたは正規販売店に依頼する方が、はるかに満足のいく結果が得られます。

保証期間内でのMac修理

Macがまだ保証期間内であれば、部品の故障や不良部品が補償の対象となり、Appleが無料で修理または交換してくれます。

また、Appleから直接購入していなくても問題ありません。同社の保証ガイドラインには、「素材および製造上の欠陥が発生した場合、Apple製品を第三者から購入した場合であっても、Appleに直接請求することができます」と明記されています。

残念ながら、これはデバイスを落下させたり、キーボードにジュースをこぼしたりしてもディスプレイやキーボードを無料で交換してもらえるという意味ではありません。保証はあくまで不良品から消費者を守るためのものであり、事故に対する保険ではないのです。デバイスの診断を受けるには、最寄りのApple Storeに電話で予約するか、getsupport.apple.comからオンラインで予約を行いましょう。

いずれの場合も、Apple IDとパスワードを事前に手元に用意しておくとスムーズです。

AppleCareを活用する

AppleCare Protection Planを購入済みであれば、標準保証と同等の補償が1年ではなく3年間受けられます。さらに電話によるテクニカルサポートも無制限に利用できるため、物理的な破損ではなく動作不良に悩んでいる場合にも大変役立ちます。

ただし、こちらも事故による破損は補償対象外です。事故をカバーするのはAppleCare+ですが、現時点では日本や英国ではiPhone、iPad、Apple Watchのみの提供となっており、米国のユーザーの方が選択肢が広くなっています。

修理手続きを始めるには、getsupport.apple.comにアクセスし、「Mac」を選択して問題の診断から進めていきます。

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

AppleCare+の詳細については、「AppleCare+は加入する価値があるのか?」の特集記事もぜひ参考にしてください。

保証期間外の修理

購入から1年以上が経過していてAppleCare Protection Planに未加入の場合や、修理内容が標準保証の範囲外に該当する場合は、有料での修理となります。

現在、Appleはバッテリー交換について標準料金を設定しています。MacBook Airや旧型MacBook Proは129ドル(約15,000円)から、Retinaディスプレイ搭載のMacBookおよびMacBook Proは199ドル(約23,000円)となっています。

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

それ以外の修理料金を事前に把握するのはやや難しいのが実情です。getsupport.apple.comで修理依頼を開始すると、電話での相談、ライブチャットによるオンライン相談、Apple Storeでの来店予約のいずれかを選択できます。

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

編集部では実際にライブチャットを試しましたが、画面が割れたMacBook Airの修理費用について具体的な見積もりを得ることはできませんでした。代わりに、査定のため実機を店舗へ持ち込むよう案内された次第です。

会話はどこか噛み合わない印象があり、相手の「担当者」はおそらくAIプログラムであり、しかも日本語や英語の自然な文章構成にあまり慣れていないものかもしれない、と感じさせるものでした。

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

過去の経験では、サポート窓口への電話の方が良い結果につながる傾向がありましたが、それでも正確な料金や納期を知るには、結局はGenius Barにデバイスを持ち込んで診断してもらう必要があるケースが多いようです。

Apple正規サービスプロバイダーを利用する

近隣にApple Storeがない場合や、地元の小売店を利用したいという方は、Apple正規サービスプロバイダーにMacを持ち込むという選択肢もあります。

正規サービスプロバイダーはインターネットで「Apple 正規サービスプロバイダー」と検索すれば、お住まいの地域の店舗を簡単に見つけられます。多くの場合、高度な訓練を受け、Apple製品の修理を長年手がけてきた熟練のエンジニアが在籍しています。

例えば、ロンドンのソーホー地区に拠点を構え、29年にわたりMacの修理を続けてきたAmsysに取材しました。同社のサポートチームは、問い合わせから数分以内に修理見積もりと納期の目安を提示してくれました。

故障したMacの修理方法|Apple正規修理からAppleCare活用まで徹底解説

正規サービスプロバイダーを利用する最大のメリットは、そこで実施された修理によってAppleの保証が無効にならないこと、そして純正のAppleパーツが使われるという安心感です。

最終的に、デバイスの使用年数や修理内容によっては、修理費用が新品購入を検討してもよいレベルに達してしまうこともあります。そのような場合は買い替えも視野に入れておきましょう。最新のMacのラインナップを網羅的に比較した「Mac買い替えガイド」をぜひチェックしてください。

Macはそもそも何年くらい使えるものなのか気になる方は、「Macの寿命はどのくらい?長く使うためのコツ」の記事もおすすめです。


  1. 古いMacBook Proを高速化するには?今すぐ試せる5つの効果的な方法

    時間が経つのは早いもので、気づけば愛用のMacBookも年季が入っていることがあります。日常的に使い続けるうちに、ディスクは不要ファイルで埋まり、ジャンクデータが蓄積し、空き容量はほぼ尽きかけ、使っていない古いソフトウェアが大きな容量を占有している——そんな状態になって初めて「古いMacBook Proをどうやって高速化すればいいのか?」という疑問が浮かんでくるものです。 「なぜ自分のMacは動作が遅いのか?」その原因を突き止めたいと思っているなら、この記事が役立ちます。ここでは、古いMacBook Proの速度を向上させるための効果的な解決策を、最もスマートな方法から順にご紹介します。 古い

  2. Macの起動が遅い原因はログイン項目かも?スタートアップアイテムを削除して高速化する方法

    Macの電源ボタンを押しても、実際に操作できるようになるまで何分も待たされた経験はありませんか?起動するたびにだんだん遅くなっていくように感じるなら、その原因は「ログイン項目(スタートアップアイテム)」と呼ばれる自動起動プログラムにある可能性が高いです。これらのプログラムは、インストールされた理由こそさまざまですが、Macを起動するたびにバックグラウンドで動作し、大量のシステムリソースを消費します。その結果、Macの起動に非常に長い時間がかかってしまうのです。起動時間を短縮する唯一の確実な方法は、不要なログイン項目をリストから削除することです。この記事では、その具体的な手順を詳しく解説します。