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Mac・MacBookを賢く売る方法|高く売るための相場調査から売却先選びまで徹底解説

新しいMacを買うために、あるいは新しいMacをすでに購入したからこそ、今使っているMacを売ろうと考えている方は多いはずです。Macの売却方法は実にさまざまで、手間を最小限に抑えられるサービスも数多く存在します。しかし、Macを売るというのは「どの方法で売るか」を選ぶだけでは済みません。

この記事では、市場価値の把握と適切な価格設定から、不当な安値での買い叩きを避ける方法、値切り交渉への心構えまで、Mac売却に必要な情報をすべてご紹介します。古いMacをできるだけ高く、スムーズに売りたい方はぜひ最後までお読みください。

まず最初に、誰もが一番気になる疑問から始めましょう。

自分のMacはいくらで売れる?

Macの売値を決める際には、以下のポイントを必ず押さえておきましょう。

  1. eBayやGumtreeなどの中古マーケットで、同世代のMacが実際にいくらで取引されているかを調べる
  2. 同等スペックの新型Macがいくらで販売されているかを確認する
  3. Appleがその機種をまだ現行販売しているか、整備済み製品ストアに出品されているかをチェックする
  4. 自分のMacの状態に正直になり、傷や不具合があるなら素直に価格を引き下げる
  5. 同じような出品がどれだけ競合として存在するかを見極める

ステップ1:自分のMacがどのモデルか特定する

Macを売る第一歩は、手元にあるのがどのモデルなのかを正確に把握することです。「MacBook」といった大まかな種類だけでなく、世代(発売時期)やCPU、メモリ容量などのスペックまで確認しましょう。Appleメニューの「このMacについて」から型番と仕様を調べられます。

ステップ2:類似モデルの相場を調べる

モデルとスペックがわかったら、次はおおよその価値をリサーチします。ここを怠ると、本来より安く売って損をしてしまうか、逆に高すぎていつまでも売れないということになりかねません。さらに厄介なのは、うっかりスペックを誤って「実際より新しい/高性能」と謳ってしまうケースです。購入者が期待外れとなり、返金トラブルに発展する恐れもあります。

競合状況をつかむため、実際にeBayで「MacBook Pro」を検索してみた例をご紹介します。

たとえばeBay UKでは、2015年ミッドモデルの15インチMacBook Pro(2.2GHz Core i7、16GB RAM、1TB SSD相当の構成)が「中古・Grade B検品済み」として430ポンドで出品されていました。筐体底部にへこみや画面に擦り傷があるもので、当時の新品価格は1,599ポンドでした。

一方、eBay USではほぼ同じ2015年の15インチMacBook Pro(2.2GHzクアッドコアi7、16GB RAM、1TB SSD)が「Used」状態で774ドル、「3年保証付き」として出品されていました。こちらの新品当時の価格は1,999ドルです。

eBayには「Pre-owned(中古)」と「Refurbished(整備済み)」の表示が混在しています。後者は多くの場合、Apple認定エンジニアによる点検を受けており、1年保証が付くこともあります。

整備済み品は価格こそ高いものの、購入者にとって安心材料が大きく、強力なライバルになります。さらにeBayには法人販売者も多数出品しており、個人販売者よりも手厚い保護を提供できます。個人で売る場合、競争はかなり熾烈だと心得ましょう。

比較的新しいMacをお持ちなら、Appleの整備済み製品ストア(Refurbished Store)も必ずチェックしてください。そこに同じ機種が並んでいれば、それがあなたのMacの再販価値の上限と考えてよいでしょう——実際の売値はこれよりかなり下回ることが普通です。たとえば2019年の16インチMacBook Pro(2.6GHz 6コアi7)は、Apple UKの整備済みストアで1,869ポンド(新品2,199ポンド)、Apple USでは1,949ドル(新品2,299ドル)で販売されていました。

価格設定の際はAppleの整備済み価格を基準に据えましょう。Apple製の1年保証付きで、実質新品同様の製品が同じ値段で買えるなら、中古の個人売買品を選ぶ人はほぼいないという現実を受け入れる必要があります。

こうしたリサーチが面倒なら、Macの売却を代行してくれる買取業者に見積もりを依頼するのも一つの手です。たとえば「Mac2Sell」では売りたいモデルを選択すると査定額が算出されます。先ほどの2015年製15インチMacBook Proは663ポンドと見積もられました。

Mac・MacBookを賢く売る方法|高く売るための相場調査から売却先選びまで徹底解説

ステップ3:需要について現実的な判断をする

現在特に意識すべき問題が、Intel製チップからAppleシリコン(M1、M1 Pro、M1 Max)への移行です。AppleがIntel搭載Macの販売を終えたことで、「絶版になる前に買いたい」と需要が殺到するケースと、「もう今後のOSアップデートが不安だから買わない」というケースの両方が起こり得ます。大成功を収めたM1移行の影響で、旧世代Macの需要と転売価格は下がる可能性が高いでしょう。

また、Appleが旧Macをサポートし続けられる期間にも限りがある点も忘れてはなりません。Appleは通常、最新3バージョンのmacOSに対してバグ修正と重要なセキュリティアップデートを提供し、最新Safariの動作やiCloudなどのAppleサービスの完全なサポートを保証します。つまりmacOS Catalina以降が動作しないMacは、公式サポートの対象外ということです。

以下のリストに入らないMacはCatalinaが動かないため、売りに出しても買い手がつきにくいかもしれません。

  • MacBook(2015年以降)
  • MacBook Air(Mid 2012以降)
  • MacBook Pro(Mid 2012以降)
  • Mac mini(Late 2012以降)
  • iMac(Late 2012以降)
  • iMac Pro(全モデル)
  • Mac Pro(2013年以降)

さらに、中古Macの出品には「未開封のまま新品同様」「ソフトウェアをバンドル」などの付加要素があることも珍しくありません(なお、ソフトウェアの譲渡は法的にグレーであり、売却前にはMacを初期化しておくべきです)。価格判断は、自分の売りたいMacにできるだけ近い条件の出品を基準に行い、ウォッチリスト登録者の多さなどから需要を読み取りましょう。

一方で、当時としては最高峰のハイスペック構成だった機種——特にBTO(カスタマイズ注文)でメモリやSSDを増強していた個体——は、希少性ゆえに高めに売れることがあります。Macは後から部品を追加するのが事実上不可能なため、カスタム構成品は貴重なのです。

ステップ4:売値を決める

急ぎでなければ、やや高めの価格を设定して「いつか妥当な価格を払ってくれる人が現れるのを待つ」という戦略もありえます。ただし、価値への幻想は禁物です。3年前に1,500ポンドで購入したMacBook Proでも、Macは価値が下がりにくいとはいえ、現在のApple製品ラインナップと冷静に比べる必要があります。買い手にとっては、あなたの希望価格とあまり変わらない金額で新品同様のMacが買えてしまうかもしれないのです。

逆に、一刻も早く手放したいなら即売向きの低価格設定も考えられます。ただし注意点が二つあります。1)安すぎると「故障品ではないか」と疑われて逆に敬遠されることがある。2)買取業者に売るほうが、意外といい値がつく場合もある(後述の業者リストを参照)。

ステップ5:個人売買にするか業者に依頼するか決める

eBayやGumtreeなどでの個人売買は、実はかなり手間のかかる作業です。写真撮影、説明文作成、質問対応、梱包、発送、そしてクレーム対応まで、投入する労力に見合う収益が得られるかを冷静に見極めましょう。

個人売買のほうが多少高く売れる可能性はあるものの、購入者とのトラブルに巻き込まれるリスクもあります。専門業者への売却が手軽な分、整備済みMacが市場に大量に出回っている大きな理由の一つです。面倒な作業をせずにお金に換えたいなら、下記で紹介する買取サービスの利用を検討してください。

もし新しいMacの購入を検討中なら、下取り(Trade-in)という選択肢もあります。Appleをはじめ、Apple製品の正規販売代理店でも下取りを受け付けています。詳細は後述します。

また、再販価値がほとんど残っていないMacなら、寄付やリサイクルに出すという選択肢もあります。これも後ほど説明します。

ステップ6:ベストな売り時を選ぶ

売却のタイミングも価格に大きく影響します。

基本原則は、Appleが新型を発表する「前」に売ることです。新型発表後は旧モデルの価値が一気に下落します。Appleイベントの予告やリーク情報をチェックし、できれば発表を先回りして売却しましょう。

Appleの製品更新は例年、春(3月頃)、6月(WWDCに合わせて)、9月、10月に行われることが多いとされていますが、この枠外で発表されることもあります。

もう一つの狙い目は夏。学生が大学へ入学・復学する時期の前です。学生向けの教育割引はありますが、学生は財布の紐が固い——だからこそ中古のMacに需要が集まるのです。

クリスマス商戦の直前も、お得な買い物を探す人が増える好タイムです。ただしブラックフライデーのセールとの競合には注意が必要です。

Macのおすすめ売却先

前述のとおり、中古Macの売却額は機種のスペック、競合の状況、Appleの現行ラインナップなど多くの要素に左右されます。さらに、どこで売るかによっても価格は変わります。

一般的に、店舗や買取サービスより個人売買のほうが高値になります(業者は転売時に利益を乗せる必要があるため)。ただし買取サービスなら、手間ほぼゼロで素早く現金化できるという大きなメリットがあります。

最も簡単な方法の一つが、新規購入時のApple Trade In(下取りプログラム)の活用です。金額は高くないかもしれませんが、古いMacを確実に新しいMacの支払いに充当できる、最も手軽な手段です。なお、Apple Trade Inは日本国内でも利用可能です。

以下、英国および米国で利用できる主な売却先をご紹介します。

CeX / Computer Exchange(英国)

街のリサイクルショップ系チェーンCeXに売るのは、迅速かつ手軽な現金化の方法です。公式サイトで買取額と販売額を事前に確認できます。たとえば先述の15インチMacBook Pro(1TB SSD)は、現金437ポンドまたはギフト券528ポンドでの買取となり、同店では755ポンドで再販売されます。

Cash4Mac(英国)

同種のサービスで、Macを買取後に整備して再販売します。同じ2.2GHz MacBook Pro(16GB RAM・1TB SSD)なら400ポンド、純正充電器と箱があれば25ポンド上乗せされます。

Cash for your Mac(米国)

2015年製2.2GHz 15インチMacBook Proの見積もりは380.95ドル、下取りなら420.95ドルでした。

Decluttr(米国)

Decluttrでは2015年製2.7GHz MacBook Pro(16GB RAM)に対して300ドルの見積もりでした(2.2GHzモデルはツールで入力不可でした)。

MacBack(英国)

Macを買い取り、自社で再販するサービスです。同じ2015年MacBook Proの情報を入力したところ、145ポンドという見積もりでした。

MusicMagpie(英国)

MusicMagpieも古いMacを買取しています。15インチ2014年ミッドMacBook Pro(256GB)に対して225ポンドの提示がありました(残念ながら2015年モデルは検索できませんでした)。

Sell Your Mac(英国・米国)

2015年MacBook Proを検索したところ、320ドルの見積もりでした。

Appleのリユース&リサイクルプログラム

実は、MacをApple本体に売ることもできます。AppleのReuse and RecyclingプログラムではMacを買取ってもらえ、次のApple製品購入に使えるギフトカードが受け取れます。ただしすべてのMacが対象ではなく、2007年以降のモデルに限定されます。

レートは業界最高水準ではない上、現金ではなくギフトカードでの支払いです。PCのリサイクルでも同様にバウチャーが提供されます。

利用するには、Appleメニュー>「このMacについて」で確認できるシリアル番号を入力します。Appleの提示額の低さに驚くかもしれません。

地元のMac販売店に下取りに出す

近くにApple Storeがない場合の選択肢です。一部のApple正規販売代理店はAppleのリユース・リサイクルプログラムを利用して旧Macを引き取ってくれます。多くの場合、新規購入の割引という形で提案されるでしょう。

ただしAppleが販売価格を管理しているため、割引幅には柔軟性がほとんどありません。

eBay、Amazon、Craigslist、Gumtreeなどで売る

eBayについては前述のとおりです。こうしたサービス経由の個人売買は高値が期待できる反面、経験上、相当な手間がかかります。

Gumtreeで地域限定の売却をするのも一案です。買い手が直接家まで見に来てくれるので、その場で取引が完結します——ただし値切られることは覚悟しましょう。

地域のFacebookグループで売る

Facebook Marketplaceも選択肢の一つです。覗いてみれば、あなたの地域で古いMacを売っている人がたくさん見つかるかもしれません。相手も地元住民なので自宅まで来てくれる可能性が高いですが、こちらも値切りの覚悟は必要です。

昔ながらの方法で売る

ローカル新聞の広告や、スーパー、職場のキッチン、学生寮の掲示板などにポスターを貼るというアナログな方法もあります。ただし最近はオンライン出品のほうがはるかに早く売れるのが実情です。

Freecycleで「売る」?

お金にこだわらず、ただ手放したいだけなら、Freecycle(無料譲渡コミュニティ)や地元の慈善団体への寄付も良い選択です。どちらにせよMacは必要としている人の手に渡り、気持ちよく手放せます。

Macを売る前に行うべきこと

基本的な注意策を講じれば、中古でMacを売るのはまったく安全です。(国家機密や巨額のビジネスデータを保存していた特別な事情がある方以外は!)以下の対処法で万全です。

Macを売却する前には、内側と外側の両方を「きれい」にしておきましょう。具体的には以下の手順を実施します。

  1. 本体を清掃する
  2. データをバックアップする
  3. iTunes、iCloud、iMessageからサインアウトする
  4. ハードディスクをフォーマットする
  5. macOSを消去して再インストールする

Macの売却準備については、「Macのワイプと初期化の方法」の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

さらに、オリジナルの箱や梱包材が残っていないかも確認しましょう。撮影写真での見栄えが良く、付属の純正品が揃っているほど、中古市場での査定額は上がります。

なお、古いiPhoneの売却をお考えの方は「古いiPhoneを最高値で売る方法」の記事も参考にしてください。

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