MacでZIPファイルを作成する3つの方法|標準機能・ターミナル・フリーアプリを徹底解説
MacでZIPファイルを作成したい場合、いくつかの方法があります。macOSには標準で圧縮機能が搭載されていますが、サードパーティ製アプリを利用すれば、さらに柔軟にZIPアーカイブを作成することも可能です。
この記事では、ZIPファイルとは何かという基本知識から、macOSでの具体的な作成方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
ZIPファイルとは?
ZIPファイルとは、複数のファイルを1つにまとめた圧縮アーカイブのことです。拡張子は「.zip」で表されます。フォルダ構造ごと「zip圧縮」できることが、この名前の由来となっています。
ZIPファイルを作成する理由はさまざまですが、最も一般的なのはファイルサイズの削減です。ZIPアーカイブはファイルを圧縮するため、元のファイルよりも小さなサイズにすることができます。
もう一つの目的は、複数のファイルを1つにまとめることです。例えば、画像を10枚送りたい場合、1枚ずつ送る代わりに、すべてを1つのZIPアーカイブに格納して、単一のファイルとして送信できます。
macOS標準機能でZIPファイルを作成する方法
前述のとおり、macOSにはZIPアーカイブの作成・展開機能が標準で組み込まれています。この機能はFinderに統合されており、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)から簡単に利用できます。
macOSでZIPアーカイブを作成する手順は以下のとおりです:
- ZIPアーカイブに追加したいファイルを、すべて1つのフォルダにまとめます。
- Finderでそのフォルダを開きます。
- 圧縮したいファイルを選択し、いずれかのファイル上で右クリックして「X個の項目を圧縮」(Xは選択した項目数)を選択します。
- macOSが選択したすべてのファイルを含むZIPファイルを作成し、元のファイルと同じフォルダ内に保存します。
圧縮によってどれだけ容量を節約できたかを確認したい場合は、ZIPファイルを右クリックして「情報を見る」を選択しましょう。表示されたファイルサイズを、元のファイルのサイズと比較すれば一目瞭然です。
また、ZIPファイルを解凍したい場合は、ファイルをダブルクリックするだけで、macOSが自動的に内容物をフォルダへ展開してくれます。
MacのターミナルでZIPファイルを作成する方法
MacでZIPファイルを作成するもう一つの方法が、ターミナルの活用です。指定したファイルを含むZIPを作成するためのコマンドが用意されています。
GUIよりもコマンド操作を好む方には、こちらの方法がおすすめです。さらに、ファイルを事前に1つのフォルダへ移動しなくても、異なるディレクトリにあるファイルから直接ZIPアーカイブを作成できる点も大きなメリットです。
ターミナルでZIPファイルを作成する
以下の手順で、パスワード保護なしのZIPファイルをターミナルから作成できます:
- Macでターミナルを開きます。
- cdコマンドを使って、ZIPに追加したいファイルが保存されているフォルダへ移動します。
- フォルダに移動したら、以下のコマンドでZIPを作成します。sample.zipが出力されるZIPのファイル名、mydocument.txtがZIPに追加するファイル名です。
zip sample.zip mydocument.txt - ターミナルがZIPアーカイブを作成し、現在のフォルダに保存します。
ターミナルでパスワード保護付きZIPファイルを作成する
実はターミナルでは、パスワード保護付きのZIPファイルも作成できます。この設定を行うと、ZIPアーカイブの中身を展開しようとする人に対して、正しいパスワードの入力が要求されるようになります。
ターミナルでセキュアなZIPアーカイブを作成する手順は以下のとおりです:
- ターミナルを起動します。
- cdコマンドで、元となるファイルが保存されているフォルダへ移動します。
- 以下のコマンドを入力します。secure.zipが作成されるZIPファイル名、passwords.txtがZIPに追加するファイル名です。
zip -er secure.zip passwords.txt - Enterキーを押すと、新しいZIPファイルのパスワード入力を求められます。パスワードを入力してEnterを押してください。この操作は2回必要です。なお、ターミナルではパスワード入力中も画面には表示されないので注意しましょう。
- これでパスワード保護付きのZIPファイルが完成します。
ターミナルでZIPファイルを解凍する
ターミナルは、ZIPアーカイブの解凍にも利用できます:
- ターミナルウィンドウを開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。myarchive.zipの部分は、実際に展開したいZIPファイル名に置き換えてください。
unzip myarchive.zip - ターミナルがZIPの内容をすべて展開します。
無料のサードパーティアプリでMacのファイルをZIP化する方法
標準機能だけが、MacでZIPを作成する方法ではありません。Mac上でアーカイブファイルの作成・展開ができるアプリもいくつか存在します。
そのひとつが「B1 Free Archiver」です。このアプリでは、ZIPファイルのほか、独自規格であるB1形式のアーカイブファイルも作成できます。
このアプリでアーカイブを作成する手順は以下のとおりです:
- B1 Free ArchiverをMacにダウンロード、インストールして起動します。
- 内蔵のファイルマネージャーを使って、アーカイブに追加したいファイルを選択します。
- 上部にある「Create」をクリックします。
- 「Browse」をクリックしてアーカイブの保存先フォルダを選択し、「Archive format」メニューから形式を選んで「Start」をクリックします。
- 必要に応じて、アーカイブの分割や別の圧縮モードの選択など、詳細オプションも設定できます。
まとめ:アーカイブファイルはファイル圧縮以外にも活躍
MacでZIPを活用する場面は数多くあります。macOSでZIPアーカイブを作成する方法は複数用意されているため、バラバラのファイルでも素早く簡単に1つの圧縮アーカイブへまとめられます。
ただし、ZIPファイルでもサイズが大きくなりすぎることはあります。ファイルサイズを一定以下に抑える必要がある場合は、別の種類のアーカイブファイルを検討するとよいでしょう。本記事では詳しく取り上げませんでしたが、RARファイルは分割保存が可能なため、任意のファイルサイズ制限を回避するのに役立ちます。
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