Windows 10(バージョン22H2)でシステムファイルチェッカー(SFC /scannow)を実行する方法
Windowsの動作が不安定になったり、原因不明のエラーが頻発したり、システムが頻繁にフリーズしたりすることはありませんか?インストール済みのアプリが正しく動作しない、起動時にトラブルが発生するといった症状も同様です。これらはWindowsのシステムファイルが破損・消失したか、どこかのタイミングでソフトウェアのインストールによって書き換えられてしまったことが原因である可能性があります。
そんなときに役立つのが、Windowsに標準搭載されているシステムファイルチェッカー(System File Checker)というコマンドユーティリティです。sfc /scannowコマンドを実行すると、システムファイルをスキャンして検証し、破損が見つかった場合は%WinDir%\System32\dllcacheフォルダ内のキャッシュコピーから復元して修復します。
システムファイルチェッカーとは?
システムファイルチェッカーを実行すると、保護対象となっているすべてのシステムファイルがスキャンされ、破損が検出されたファイルは%WinDir%\System32\dllcacheフォルダに保存されたキャッシュコピーを使って修復されます。このユーティリティはWindows 98で初めて搭載され、以降Windows XP、Vista、7、8.1、そしてWindows 10にも引き継がれています。
Windows 10では、システムファイルチェッカーはWindows リソース保護(Windows Resource Protection)と統合されています。これにより、重要なシステムファイルだけでなく、レジストリキーやフォルダも保護されます。保護されたシステムファイルに変更が検出されると、変更されたファイルはWindowsフォルダ内のキャッシュコピーから自動的に復元されます。
Windowsの不具合に悩まされている場合は、他の対処法を試す前に、まずこのシステムファイルチェッカーを実行することをおすすめします。
Windows 10でシステムファイルチェッカーを実行する手順
このツールは通常起動したWindows上で実行できます。また、Windowsの動作が不安定な場合や起動時にさまざまな問題が発生する場合はセーフモードで起動し、さらにWindows自体が起動できない場合でも、高度なスタートアップオプションからSFCユーティリティを実行できます。
通常のWindows環境で実行するには、管理者権限でコマンドプロンプトを開く必要があります。
- スタートメニューの検索ボックスに「CMD」と入力し、検索結果から「コマンドプロンプト」を選択します。
- 右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトが表示されたら、「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。
「システム スキャンを開始しています。この処理にはしばらく時間がかかります。」というメッセージが表示されます。
sfc /scannowコマンドは、保護されたすべてのシステムファイルをスキャンし、破損したファイルを%WinDir%\System32\dllcacheにある圧縮フォルダ内のキャッシュコピーと置き換えます。
ここで%WinDir%は、Windowsオペレーティングシステムのフォルダ(例:C:\Windows)を表すプレースホルダーです。
注意:スキャン中にWindowsディスクの挿入を求められた場合は、指示に従って挿入してください。破損したファイルは新しいファイルと置き換える必要があります。
SFCスキャン結果の確認方法
スキャンが完了するまでお待ちください。スキャン完了後、以下のいずれかのメッセージが表示されます。
- 「Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした」: システムに欠落または破損したファイルがないことを示しています。
- 「Windows リソース保護は要求された操作を実行できませんでした」と表示された場合: スキャン中に問題が発生しており、オフラインスキャンが必要であることを意味します。
- 「Windows リソース保護は破損したファイルを検出し、それらを正常に修復しました」: 詳細はCBS.log(%WinDir%\Logs\CBS\CBS.log)に記録されています。SFCが問題を修復できた場合に表示されるメッセージです。ログを確認すればより詳しい情報を得られます。
- 「Windows リソース保護は破損したファイルを検出しましたが、その一部を修復できませんでした」: 詳細はCBS.log(%WinDir%\Logs\CBS\CBS.log)に記録されています。この場合は、破損したファイルを手動で修復する必要があります。
ワンポイントアドバイス:すべての問題を確実に解決するために、コマンドを3回程度繰り返し実行すると効果的です。
処理が完了したら、PCを再起動してシステムファイルチェッカーによる変更を反映させましょう。
SFCが修復できない場合はDISMコマンドを実行する
SFCの実行結果が「破損したファイルを検出しましたが、その一部を修復できませんでした」だった場合は、DISMコマンドを実行しましょう。DISMはシステムイメージを修復し、SFCが本来の役割を果たせる状態を作ります。
SFCスキャン結果の詳細を確認する方法
CBS.logファイルに保存されたシステムファイルチェッカーの詳細を確認するには、デスクトップに読み取り可能なコピーを作成します。
コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
findstr /c:"[SR]" %windir%\Logs\CBS\CBS.log > "%userprofile%\Desktop\sfclogs.txt"
これにより、デスクトップにsfclogs.txtというテキストファイルが作成されます。デスクトップ上のsfclogs.txtをメモ帳で開くと、スキャンされたシステムファイルの詳細や、修復できなかったファイルに関する情報が記録されています。
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