Windows 11/10でシステムファイルチェッカー(sfc /scannow)を実行する方法【エラー対処法も解説】
システムファイルチェッカー(System File Checker、sfc.exe)は、Microsoft Windowsに標準搭載されているユーティリティで、C:\Windows\System32フォルダーに格納されています。このツールを使うと、破損したWindowsシステムファイルをスキャンして修復できます。本記事では、システムファイルチェッカーの実行方法に加えて、SFCログの確認・解析方法についても詳しく解説します。
システムファイルチェッカーとは
Windows 11/10/8/7/Vistaでは、システムファイルチェッカーはWindowsリソース保護(Windows Resource Protection)と統合されています。これにより、重要なシステムファイルだけでなく、レジストリキーやフォルダーも保護されます。保護対象のシステムファイルに変更が検出された場合、変更されたファイルはWindowsフォルダー内にキャッシュされたコピーから自動的に復元されます。
そのため、Windowsのカスタマイズなどでシステムファイルを書き換えたり、何らかの tweaks を適用したりした結果、Windowsが正常に動作しなくなった場合は、システムの復元を試みる前に、まずこのユーティリティを実行することをおすすめします。
sfc /scannowの実行手順
システムファイルチェッカーは管理者権限が必要です。まず、昇格されたコマンドプロンプト(管理者として実行)を開きましょう。
- スタートメニューの検索ボックスに「cmd」と入力します。
- 検索結果に表示された「cmd」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
管理者としてコマンドプロンプトを実行しなかった場合、次のようなメッセージが表示され、ツールを使用できません。
「この操作を行うには、管理者としてコンソールセッションを実行している必要があります」(You must be an administrator running a console session in order to use the sfc utility)
開いたコマンドプロンプトウィンドウで、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
sfc /scannow
SFCユーティリティはしばらく時間をかけてスキャンを実行し、破損が見つかった場合は再起動時に修復を行います。
「Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした」エラーが出る場合
システムファイルチェッカーを起動できず、「Windowsリソース保護は修復サービスを開始できませんでした」というエラーが表示される場合は、Windows Modules Installerサービスが無効化されていないか確認してください。
- スタートメニューの検索ボックスに「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
- サービス一覧から「Windows Modules Installer」を探します。
- このサービスの状態が「手動」に設定されていることを確認します。
また、フリーウェアの「FixWin」などの便利なユーティリティを使い、「System File Checker Utility」ボタンをクリックしてsfc.exeを実行する方法もあります。
スキャン終了時に表示される主なメッセージ
スキャン完了時には、以下のようなメッセージが表示されます。一部はエラーを示している可能性があります。
- Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした(問題なし)。
- Windowsリソース保護は、破損したファイルを検出し、それらを正常に修復しました。
- Windowsリソース保護は、破損したファイルを検出しましたが、一部のファイルを修復できませんでした。
- Windowsリソース保護は、要求された操作を実行できませんでした。
- システムファイルチェッカー(SFC)は、破損したメンバーファイルを修復できません。
- Windowsリソース保護は、修復サービスを開始できませんでした。
これらのエラーが表示された場合は、セーフモードでSFCを実行するか、DISMコマンドでWindowsコンポーネントストアを修復してから再度試してみてください。一般的には、先にDISMを実行してからSFCを実行すると効果的です。
セーフモード・オフラインでの実行方法
セーフモードでもシステムファイルチェッカーは実行できます。セーフモードで起動し、同じ手順でコマンドを実行するだけです。
なお、Windows XPまで使用できた/scanonceや/scanbootといった構文は廃止されており、Windows 8以降では動作しませんので注意してください。
また、sfc.exeは、Windows 10/8.1/7/Vistaのユーザーモード部分で発生するクラッシュのトラブルシューティングにも役立ちます。これらのクラッシュは、OSファイルの欠落や破損に関連していることがあり、その場合はログファイルを確認することになります。
SFCログファイル(CBS.log)の確認方法
sfc.exeプログラムは、検証および修復の各操作の詳細をCBS.logファイルに記録します。このファイル内の各SFCエントリには[SR]タグが付いており、CBS.logは%windir%\Logs\CBSフォルダーに保存されています。
[SR]タグを検索してSFCのエントリを特定し、結果をテキストファイルに出力するには、以下の手順を実行します。
- スタートメニューの検索ボックスに「cmd」と入力し、表示されたcmdを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
findstr /c:"[SR]" %windir%\logs\cbs\cbs.log >sfcdetails.txt
生成されるsfcdetails.txtファイルには、コンピューター上でSFC.exeが実行されるたびに記録されたエントリが含まれています。
SFCログの読み方
sfc.exeプログラムはファイルを100個ずつのグループで検証するため、ログには多数のエントリグループが記録されます。各エントリは「日付 時刻 エントリタイプ 詳細」という形式になっています。解析方法の詳細については、Microsoftのサポート技術情報KB928228を参照してください。
本記事が、Windowsのシステムファイル修復にお役に立てば幸いです。
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