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Firefox 14 徹底レビュー ― さらに失敗を重ねるMozillaの迷走

会社が完全に迷走しているのは、どうすれば見分けられるだろうか?答えは簡単だ。以前の大胆な経営判断と真っ向から矛盾する、新たな「大胆な決断」を下したときである。そして今、まさにそれを実証してくれたのがFirefox 14だ。このバージョンは、Mozilla自身の上層部が掲げてきた基本方針に真っ向から反逆する内容となっている。

本レビューでは、最新版のFirefox 14.0.1について詳しく解説する。執筆時点で自動アップデートが配信されており、ユーザーが求めてもいない変更が大量に押し付けられることになる。近年のFirefoxアップデートは漸進的な改善が中心だったが、今回はひと味違う。より侵入的で、桁違いに愚かな内容なのだ。私の言葉を鵜呑みにせず、実際に確認してみてほしい。

新機能の数々

Firefox 14には、さまざまな「新しくてクール」な機能が詰め込まれている。正直に言えば、毎月恒例の新機能祭りというわけだ。主な変更点は以下の通り:

  • 新しいデフォルトテーマ
  • サイト識別アイコンと通知の刷新
  • アドレスバーのオートコンプリート
  • Google検索のデフォルトHTTPS化

それでは、これらを一つずつ見ていこう。実に「刺激的」で興味深い内容なので、最後までお付き合いいただきたい。

変わった外観

Windows環境で最初に気づいたのは、デフォルトテーマの変化だった。テーマ自体は従来と同じものだが、ボタンのデザインが異なり、あえて言うなら「Chrome風」に近づいている。ところが、アドオンマネージャーを開いてみると、そこでは依然として旧スタイルが使われているのだ。矛盾点その1である。

セキュリティ、ということになっている

次に話題になっているのが、Google検索がデフォルトでHTTPS化された点だ。「LAN上の他人に検索内容を盗み見られないようにするため」らしい。セキュリティ、ねえ。これはまったく無意味な改悪だ。そもそもLANは信頼できるネットワークであるべきだし、通常のスイッチング型の企業ネットワークではプロミスキャスモードは禁止されている。つまり、盗聴を心配する必要すら本来存在しないのだ。

しかも面白いことに、この機能は.com以外のドメインでは機能しない。例えば、あるブラウザのホームページに設定しているgoogle.co.ukで同じ操作を試したところ、平文のHTTP検索になってしまった。矛盾点その2である。

サイト識別機能の後退

新しいグレー基調のボタンデザインに合わせて、サイト識別機能の色分け表示も廃止された。現在は、通常のウェブサイトには地球儀アイコン、保護されたサイトには灰色の鍵アイコンが表示されるだけだ。しかし思い出してほしい。かつて灰色の鍵は、安全でない・信頼できない・自己署名証明書のサイトを示すマークだったのだ。

つまりMozillaは、色による識別に頼れなくなった結果、ユーザーがすべてのサイトの暗号化状況を目視で確認することを強いるだけでなく、過去の自らの方針にも背いている。かつて「サイト識別機能は従来の鍵アイコンより優れている」とさんざん喧伝していたはずだ。それが今や、なかったことになっている。矛盾点その3、しかもこれはかなり大きい。

おまけに、以前からアドレスバーのhttpおよびhttpsプレフィックスも非表示にされている。ここで表示されているのは、私が設定で有効化しているからだ。いったいどうして、平均的なユーザーの安全性と効率を高める要素を削除するのか。ユーザーを甘やかす方向へ突き進む姿勢には、脱帽せざるを得ない。

なお、「Site Identity Button Colors」というアドオンを使えば、色分け表示を復活させることができる。

アドレスバーのオートコンプリート

履歴から目的のURLを矢印キーで探すのが面倒な人のために、オートコンプリート機能が追加された。しかしこれもプライバシー侵害の一種だ。例えば、誰かがあなたのブラウザで「asphalt(アスファルト)」を検索した際、入力途中の文字列が意図しない単語へ勝手に補完されてしまうかもしれない。矛盾点その4である。

結論

両手で数えきれるほどの矛盾点が揃いつつある。これは、プレゼン資料を作るだけの人間が、自己正当化のためにどれだけ突飛な決断を下せるかを物語っている。その結果生まれたのは、アイデンティティを見失った混乱極まりないブラウザだ。一体全体、何を達成しようとしていたのか、Mozillaよ?

なぜボタンを変えたのか?何の意味があるのか?なぜブラウザをより安全でなくしたのか――少なくとも見た目上は?なぜプライバシーを脅かす仕組みを導入したのか?なぜ「セキュリティ向上」のはずの機能がすべての環境で動作するよう確認しなかったのか?何の役にも立たない、完成度の低いバージョンをリリースした理由は?灰色を「クールな混乱の色」として選んだせいで、わざわざ拡張機能をダウンロードしてサイト識別機能を取り戻さなければならないのはなぜなのか?完全なる失敗だ。

ではまた。

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