Linux の Firefox で .mht ファイルを開く方法【アドオン「unMHT」活用ガイド】
よくある誤解ですが、.mht ファイルは Microsoft の陰謀ではありません。これは正式な規格であり、Web ページを HTML ファイルと画像・スクリプトなどの大量の付随ファイルに分けて保存するのではなく、単一のファイルとして保存できる便利な形式です。
ただし、ここにひとつ問題があります。どうやら Firefox はこの形式をうまく扱えないようなのです。Linux 上で .mht ファイルを開こうとしても、たとえ Firefox がデフォルトブラウザであっても、テキストエディタや Opera のように .mht を正しく処理できる別のブラウザで開かれてしまうことがあります。幸い、この厄介な問題の解決策は非常にシンプルです。Firefox を手放すことなく、Linux 上で .mht ファイルを快適に閲覧する方法をご紹介しましょう。

検証ケース:.mht ファイルを用意してみる
まず問題を再現するため、Opera で自分のサイトを開き「ページを保存」を選択しました。デフォルトでは Opera は .mht 形式を提案してきます。

ファイルを保存すると、ファイルマネージャー上ではテキストファイルとして表示されます。
ダブルクリックすると、なぜか Opera(デフォルトブラウザではない)で開いてしまいます。そこで右クリックから Firefox で開いてみます。

Firefox は起動しますが、ファイルは表示されません。代わりにダウンロードダイアログが表示されるだけです。
そこで、Firefox を「だまして」みることにします。「アプリケーションで開く」欄で Firefox 自身を選択し、「今後も同様に処理する」にチェックを入れてみましょう。
しかし、その結果起こるのはこういうことです。Firefox は延々とタブを開き続け、各タブで同じ動作を試みては失敗し、また新しいタブを開き……という挙動を、システムのメモリが尽きるまで繰り返します。
つまり、これでは正しい解決方法にはなりません。
解決策:Firefox アドオンを使おう!
「世の中のほぼどんな要求にも対応する Firefox 拡張機能が存在する」という言葉は本当で、.mht ファイルを開く場合も例外ではありません。
必要なのは「unMHT」という Firefox アドオンです。
アドオンをインストールしたら、Firefox を再起動してください。手順がわからない場合は、Firefox アドオンの管理方法を解説したチュートリアルを参考にしてみてください。
それでは、先ほどのテストファイルに戻って再度開いてみます。
はい、これで完璧です!
アドレスバーに「unmht:///」というプレフィックスが表示されていることに注目してください。作業はこれで完了です!
アドオンの挙動を細かく調整したい場合は、設定画面の各種オプションをいじって好みにカスタマイズすることもできます。
補足
unMHT は旧形式(XUL)のアドオンであるため、Firefox Quantum(バージョン 57 以降)では動作しない点に注意してください。最新版の Firefox をお使いの場合は、Chromium 系ブラウザでの閲覧や、オンラインの変換ツールを利用するなどの代替手段を検討するとよいでしょう。
まとめ
(Linux 上の)Firefox で .mht ファイルを開くのは、とても簡単に実現できます。システムや設定ファイルをいじる必要は一切ありません。Firefox アドオンをインストールするだけで、魔法のように解決します。
Web 関連のコンテンツで何か困ったことがあれば、まず Firefox アドオンのリポジトリを確認するのが定石です。思わぬ優れたツールに出会えることも多く、大抵の場合はすでに誰かが同じ問題に遭遇し、解決策を作ってくれています。
それでは、快適なブラウジングを!
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