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MicrosoftがOutlookで38種類のファイル拡張子を新たにブロック――制限付きファイルを送信する3つの回避策

MicrosoftがOutlookで38種類のファイル拡張子を新たにブロック――制限付きファイルを送信する3つの回避策

Microsoftはこれまで、セキュリティ上の懸念を理由に、Outlook経由での特定ファイルの送信を制限してきました。通常のユーザーがメールで送ることのないファイルタイプもありますが、サイバー犯罪者は被害者にマルウェアを感染させるために、こうしたファイルを悪用しています。そのためMicrosoftは、一部のユーザーには不便でも、全体としては多くの人を保護できるという方針のもと、危険性の高いファイルタイプのブロックを続けてきました。

そして最近、Microsoftは新たに38個のファイル拡張子をブロックリストに追加しました。これにより、該当ファイルを添付したメールを送信しようとすると、自動的にブロックされることになります。日頃の業務フローに影響が及ぶ可能性もあるため、どのようなフォーマットが対象になっているのかを把握しておきましょう。

ブロックされたファイル拡張子とは?

MicrosoftがOutlookで38種類のファイル拡張子を新たにブロック――制限付きファイルを送信する3つの回避策

今回の変更に関する公式発表によると、Microsoftは新たにブロック対象となった拡張子を明示しています。主なものは以下のとおりです。

  • Pythonスクリプト言語関連のファイル(「.py」「.pyc」「.pyo」「.pyw」「.pyz」「.pyzw」)
  • PowerShellスクリプト言語関連のファイル(「.ps1」「.ps1xml」「.ps2」「.ps2xml」「.psc1」「.psc2」「.psd1」「.psdm1」「.cdxml」「.pssc」)
  • Javaファイル(「.jar」「.jnlp」)
  • デジタル証明書ファイル(「.cer」「.crt」「.der」)
  • Windows ClickOnceファイル(「.appref-ms」)
  • Microsoft Data Access Components関連ファイル(「.udl」)
  • Windows Sandboxファイル(「.wsb」)
  • その他「さまざまなアプリケーション」で使用されるファイル(Microsoftの説明による)(「.appcontent-ms」「.settingcontent-ms」「.cnt」「.hpj」「.website」「.webpnp」「.mcf」「.printerexport」「.pl」「.theme」「.vbp」「.xbap」「.xll」「.xnk」「.msu」「.diagcab」「.grp」)

ご覧のとおり、これらのファイルは同僚や特定分野の専門家の間でやり取りされることはあっても、日常的に送信されるものではありません。PythonやPowerShell、Javaを使わないユーザーであれば、こうしたファイルが添付された正当なメールを受け取る機会はまずないでしょう。また、実際に開発業務でこれらを使っている人も、スクリプトの共有手段はメール以外にいくらでもあります。

なお、今回は既存のブロックリストへの追加であるため、注意すべきファイルタイプは他にも存在します。完全なリストについては、Microsoftの公式ページ「Outlook.comでブロックされる添付ファイル」を必ず確認してください。

ブロックを回避してファイルを送る方法

幸いなことに、Microsoftはこれらのファイルタイプに厳しい措置を講じる一方で、相手にメールで送りたい場合の対処法も併せて案内しています。

MicrosoftがOutlookで38種類のファイル拡張子を新たにブロック――制限付きファイルを送信する3つの回避策

クラウドストレージを利用する

まず挙げられるのは、ファイルをクラウドサービスにアップロードし、その共有リンクを相手に送る方法です。Microsoftは自社のOneDriveの利用を推奨していますが、GoogleドライブやDropboxなど、他のサービスを使っても特に問題ありません。

ZIP形式に圧縮して送る

次に、ファイルをZIPアーカイブにまとめて送信する方法があります。圧縮後のファイルは「.zip」など圧縮ツール固有の拡張子として扱われるため、Outlookのブロック対象から外れるのです。

拡張子を変更して送る

最後に、Microsoft自身が提案しているのが、送信前にファイルの拡張子を別のものに変更しておき、受信者が後から元に戻すという方法です。たとえば「.jar」ファイルを送りたい場合は、拡張子を「.txt」に書き換えて送信します。受け取った側が拡張子を「.jar」に戻せば、問題なく使用できます。

マルウェア対策としてのファイル規制

Microsoftはマルウェアの拡散に悪用されやすいファイルの禁止に踏み切り、一般ユーザーのOutlook利用への影響は最小限にとどまることが期待されます。とはいえ、万一業務に支障が出る場合にも、上記のような現実的な回避策が用意されているのは心強いポイントです。

このように比較的簡単に回避できてしまう措置であることを踏まえると、あなたはこのファイルブロックを必要な対策だと考えますか?ぜひコメント欄で意見をお聞かせください。


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