区切り文字で文字列を分割してPandasのSeriesに変換するPython関数の書き方
PythonとPandasを使って、区切り文字(デリミタ)に基づいて文字列を分割し、その結果をSeriesに変換する方法を解説します。例えば、タブ文字「\t」で区切られた文字列を分割すると、以下のようなSeriesが得られます。
0 apple 1 orange 2 mango 3 kiwi dtype: object
この問題を解決するために、2つのアプローチを紹介します。
解決策1:独自の関数を定義する
まず、文字列と区切り文字の2つの引数を受け取る関数 split_str() を定義する方法です。処理の流れは以下の通りです。
文字列(string)と区切り文字(delimiter)の2つの引数を受け取る関数
split_str()を定義します。関数内で
s.split(d)を実行し、分割結果を変数split_dataに格納します。
split_data = s.split(d)
split_dataをpd.Series()に渡して、Seriesデータを生成します。
pd.Series(split_data)
最後に関数を呼び出して、結果を返します。
コード例
以下のコードを見ると、より理解しやすくなります。
import pandas as pd
def split_str(s, d):
split_data = s.split(d)
print(pd.Series(split_data))
split_str('apple\torange\tmango\tkiwi', '\t')
出力結果
0 apple 1 orange 2 mango 3 kiwi dtype: object
解決策2:ラムダ式(lambda)を使う
次に、ラムダ式を使って同じ処理を実現する方法です。こちらは関数定義を簡潔に書きたい場合に便利です。手順は以下の通りです。
文字列を定義し、変数
dataに代入します。
data = 'apple\torange\tmango\tkiwi'
区切り文字を設定します。
第1引数
xを文字列、第2引数yを区切り文字とし、x.split(y)を返すラムダ関数を作成して、変数split_dataに格納します。
split_data = lambda x, y: x.split(y)
文字列と区切り文字を渡して関数を呼び出し、結果をリストとして保存します。
result = split_data(data, delimiter)
結果のリストをSeriesに変換します。
pd.Series(result)
コード例
実際のコードは以下のようになります。
import pandas as pd data = 'apple\torange\tmango\tkiwi' delimiter = '\t' split_data = lambda x, y: x.split(y) result = split_data(data, delimiter) print(pd.Series(result))
出力結果
0 apple 1 orange 2 mango 3 kiwi dtype: object
まとめ
どちらの方法でも、Python標準の str.split() メソッドで文字列をリストに分割し、それを pd.Series() に渡すことでSeriesに変換できます。単発の処理ならラムダ式、再利用性を重視するなら名前付きの関数を定義するのがおすすめです。なお、区切り文字にはカンマ「,」やスペースなど任意の文字を使用できるため、CSV形式の文字列の解析などにも応用できます。
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