Matplotlibで散布図に平均線を引く方法をわかりやすく解説
Matplotlibで作成した散布図や折れ線グラフに平均線(平均値を表すライン)を追加したい場面は多くあります。データ全体の傾向を一目で把握できるため、データ分析やレポート作成において非常に便利なテクニックです。ここでは、numpyとmatplotlibを組み合わせて平均線を描く具体的な手順を紹介します。
平均線を描く手順
- 図のサイズを設定し、サブプロット間および周囲の余白を調整します。
- numpyを使ってx軸・y軸のデータポイントを作成します。
- subplots()メソッドでfigureオブジェクトとサブプロットを作成します。
- plot()メソッドで元となるx・yのデータをプロットします。
- 配列xの平均値をnp.mean()で算出します。
- 平均値をもとにしたy_avgのデータポイントをplot()メソッドで描画します。
- legend()メソッドで凡例を図に配置します。
- show()メソッドを実行して図を表示します。
サンプルコード
import numpy as np from matplotlib import pyplot as plt # 図のサイズとレイアウトの自動調整を設定 plt.rcParams["figure.figsize"] = [7.50, 3.50] plt.rcParams["figure.autolayout"] = True # データポイントを作成 x = np.array([3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]) y = np.array([6, 5, 4, 3, 2, 1, 6]) fig, ax = plt.subplots() ax.plot(x, y, 'o-', label='line plot') # xの平均値を求め、全データ点数分だけ繰り返して水平線を作る y_avg = [np.mean(x)] * len(x) ax.plot(x, y_avg, color='red', lw=6, ls='--', label="average plot") plt.legend(loc=0) plt.show()
実行結果
このコードを実行すると、元の折れ線グラフ(青色のマーカー付きライン)に加えて、xの平均値を通る赤い太い破線が表示されます。この破線が平均線です。

ポイント解説
平均線を水平に引く仕組みはシンプルです。np.mean(x)でx配列の平均値を1つ算出し、それをリスト内包表記のように* len(x)でデータ点数分だけ複製しています。こうすることで、すべてのx座標に対して同じ高さ(平均値)のy座標が対応し、結果として水平な直線が描かれます。
また、color='red'で線の色を、lw=6で線幅を、ls='--'で破線スタイルをそれぞれ指定しており、元のデータラインと視覚的に区別しやすくなっています。縦方向の平均線を引きたい場合は、同様にnp.mean(y)を使ってx座標側に適用すれば実現できます。
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