ネットワークのインターフェースとサービスとは?基本概念と種類をわかりやすく解説
ネットワークサービスとは
一般的にネットワークサービスとは、アプリケーション層以上で動作し、コンピュータネットワーク上で利用されるアプリケーションのことを指します。
ネットワークサービスは、データの保存(ストレージ)、操作(処理)、提示(プレゼンテーション)、通信といった機能を提供します。実装方式としては、クライアント・サーバ型アーキテクチャ、またはピアツーピア(P2P)型アーキテクチャが採用されます。
サービスインターフェースとは
サービスインターフェースは、SOA(Service-Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)を実現するための仕組みです。これにより、異なる技術やプラットフォームで構築されたアプリケーション同士の相互運用性(インターオペラビリティ)が確保されます。
また、階層構造を持つネットワークモデルにおいて、それぞれの層の根本的な役割は「上位の層にサービスを提供すること」にあります。
インターフェースサービスの種類
インターフェースに関わるサービスには、以下のような種類があります。
1. エンティティとピアエンティティ
エンティティとは、各層に存在する能動的な要素のことです。ソフトウェアエンティティとハードウェアエンティティの2種類があります。
- ソフトウェアエンティティの例:プロセス
- ハードウェアエンティティの例:I/Oチップ
なお、同一の層に属するエンティティ同士は「ピアエンティティ」と呼ばれ、プロトコルを介して通信を行います。
2. サービス提供者とサービス利用者
第n層のエンティティは、その上位にある第(n+1)層に対してサービスを提供します。このとき、サービスを提供する側の第n層をサービスプロバイダ(サービス提供者)、サービスを受ける側の第(n+1)層をサービスユーザ(サービス利用者)と呼びます。
3. サービスアクセスポイント(SAP)
サービスアクセスポイント(SAP:Services Access Points)は、第n層と第(n+1)層の境界となるインターフェース上に存在します。サービスはSAPを通じて利用可能になります。つまり、第n層のSAPとは、第(n+1)層が第n層の提供するサービスへアクセスするための接点のことです。
4. インターフェースデータユニット(IDU)
隣り合う2つの層の間で情報を正しくやり取りするためには、インターフェースに関する一連の規則(ルール)があらかじめ定められている必要があります。第(n+1)層のエンティティは、SAPを通じてIDU(Interface Data Unit)を第n層のエンティティへ渡します。
IDUは主に次の2つの部分で構成されます。
SDU(Service Data Unit:サービスデータユニット) − IDUの一部であり、ピアエンティティ間を横断して受け渡される情報そのものです。最終的には上位の第(n+1)層へ引き渡されます。
ICI(Interface Control Information:インターフェース制御情報) − 下位の第n層が適切に処理を行うために必要な制御情報を含んでいます。
5. プロトコルデータユニット(PDU)
SDUを実際に転送する際、第n層のエンティティはSDUをより小さな断片に分割します。各断片にはヘッダが付加され、相手側のピアエンティティへと順に渡されていきます。この形式のデータ単位がPDU(Protocol Data Unit:プロトコルデータユニット)です。
第n層エンティティによるPDUの交換
下図に示すように、第n層のエンティティ同士は、自らの層nプロトコルに従ってPDUを交換します。

層とインターフェースの関係
層とインターフェースの関係は、下記の図のように整理することができます。各層が下位層からサービスを受け取り、上位層へとサービスを提供していくことで、ネットワーク全体の通信が成り立っています。

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