SQL ServerのUNION ALL演算子とは?構文と使い方を実例付きで解説
SQL ServerのUNION ALL演算子とは
UNION ALL演算子は、SQL Serverにおいて2つ以上のSELECT文の結果セットを1つに結合するために使用される演算子です。
UNION演算子と大きく異なる点は、UNION ALLがクエリのすべての行をそのまま返し、重複行を削除しないという点です。
なお、UNION ALLで結合する各SELECT文は、同じ数の列を持ち、対応する列同士のデータ型が一致している必要があります。
UNION ALL演算子の基本構文
SELECT 式1, 式2, … 式n
FROM テーブル名
[WHERE 条件]
UNION ALL
SELECT 式1, 式2, … 式n
FROM テーブル名
[WHERE 条件];
パラメータの説明
式1, 式2, … 式n
取得したい列、または計算結果の値を指定します。
テーブル名
レコードを取得する対象のテーブルです。FROM句には少なくとも1つのテーブルを指定する必要があります。
WHERE 条件
省略可能です。抽出対象となるレコードが満たすべき条件を指定します。
UNION ALL使用時の注意点
- 結合する2つのSELECT文は、同じ数の式(列)を持つ必要があります。
- 各SELECT文で対応する列は、互いに同じデータ型である必要があります。
- UNION ALL演算子は重複行を削除しません。
- 重複行を除外したい場合は、代わりにUNION演算子を使用してください。
例1:単一の列を結合して返す
SELECT sanpham_id
FROM sanpham
UNION ALL
SELECT sanpham_id
FROM hangtonkho;
この例では、sanphamテーブルとhangtonkhoテーブルの両方から取得されたsanpham_idが、重複を含めてすべて結果セットに返されます。もし重複行を削除したい場合は、UNION演算子を使用してください。
例2:ORDER BY句と組み合わせる
UNION ALL演算子は、ORDER BY句と組み合わせてクエリ結果を並べ替えることもできます。
SELECT danhba_id, danhba_ten
FROM danhba
WHERE ten_trang = 'QuanTriMang.com'
UNION ALL
SELECT congty_id, congty_ten
FROM congty
WHERE ten_trang = 'TrangCuaBan.com'
ORDER BY 2;
この例では、2つのSELECT文で列名が異なるため、ORDER BY句では列名ではなく結果セット内の位置(列番号)で列を参照するのが便利です。「ORDER BY 2」と指定することで、結果セットの2番目の列であるdanhba_ten / congty_tenを基準に昇順で並べ替えられます。
まとめ:UNIONとUNION ALLの違い
両者の違いを簡単に整理すると以下のようになります。
- UNION: 重複行を自動的に削除して結果を返す(内部で重複チェックが行われるため、処理コストがやや高くなります)。
- UNION ALL: 重複行も含めてすべての行を返す(重複チェックがない分、高速に動作します)。
データの重複が問題にならない場合や、パフォーマンスを優先したい場合は、UNION ALLを選択するのが一般的です。
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