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【SQL Server】TRY_CONVERT関数の使い方を徹底解説!構文・日付書式・実行例まとめ

この記事では、SQL Serverにおけるデータ型変換関数「TRY_CONVERT」の使い方について、具体的な構文と実行例を交えながら詳しく解説します。TRY_CONVERT関数を正しく理解し、実務で安全かつ効率的に活用できるようにしましょう。

TRY_CONVERT関数とは

TRY_CONVERT関数は、SQL Serverで式(expression)を任意のデータ型に変換するための関数です。特に日付型(date)の場合は、指定した書式に従った変換も可能です。変換に失敗した場合はNULLを返し、成功した場合は変換後の値を返します。通常のCONVERT関数と異なり、変換エラーによってクエリ全体が異常終了することがないため、不揃いなデータを扱う際にも安心して利用できます。

構文

SQL ServerでTRY_CONVERT関数を使用する際は、以下の構文を使います。

TRY_CONVERT(データ型(長さ), 式, 書式)

パラメータの説明:

  1. データ型: 変換先となる新しいデータ型の名前です。指定できるのは bigint、int、smallint、tinyint、bit、decimal、numeric、money、smallmoney、float、real、datetime、smalldatetime、char、varchar、text、nchar、nvarchar、ntext、binary、varbinaryimage などです。
  2. 長さ(省略可能): char、varchar、nchar、nvarchar、binary、varbinary 型の場合に、結果となるデータの長さを指定します。
  3. 式: 別のデータ型へ変換したい値です。テーブルのカラム名や、新しいデータ型に変換したい計算式を指定することもできます。
  4. 書式(省略可能): 日付形式のデータを文字列に変換する際のフォーマットを指定する数値です。以下の表に、TRY_CONVERT関数でよく使われる主な書式をまとめます。

日付・時刻の書式一覧

書式(yy)書式(yyyy)表示内容
0100mon dd yyyy hh:miAM/PM(デフォルト)
1101mm/dd/yyyy(米国標準)
2102yy.mm.dd(ANSI標準)
3103dd/mm/yy(イギリス/フランス標準)
4104dd.mm.yy(ドイツ標準)
5105dd-mm-yy(イタリア標準)
6106dd mon yy
7107Mon dd, yy
8108hh:mi:ss
9109mon dd yyyy hh:mi:ss:mmmAM/PM
10110mm-dd-yy(米国標準)
11111yy/mm/dd(日本標準)
12112yymmdd(ISO標準)
13113dd mon yyyy hh:mi:ss:mmm(ヨーロッパ標準・24時間制)
14114hh:mi:ss:mmm(24時間制)
20120yyyy-mm-dd hh:mi:ss(ODBC正規・24時間制)
21121yyyy-mm-dd hh:mi:ss:mmm(ODBC正規・24時間制)
126yyyy-mm-ddThh:mi:ss:mmm(ISO8601標準)
127yyyy-mm-ddThh:mi:ss:mmmZ(ISO8601標準)
130dd mon yyyy hh:mi:ss:mmmAM/PM(ヒジュラ暦標準)
131dd/mm/yy hh:mi:ss:mmmAM/PM(ヒジュラ暦標準)

注意点

  1. float型やnumeric型のデータをint型(整数)に変換する場合、TRY_CONVERTは小数点以下を切り捨てます。
  2. 類似の機能を持つCAST関数、CONVERT関数、TRY_CAST関数との違いも併せて確認しておくと理解が深まります。
  3. TRY_CONVERTは SQL Server 2012 以降で使用可能です(SQL Server 2012、2014、2016、2017などで利用できます)。

使用例

それでは、SQL ServerでのTRY_CONVERT関数の具体的な使用例を見ていきましょう。

SELECT TRY_CONVERT(int, 14.85);
-- 結果:14
-- (小数点以下が切り捨てられたint型の値が返される)

SELECT TRY_CONVERT(float, 14.85);
-- 結果:14.85
-- (float型の値としてそのまま返され、切り捨ては行われない)

SELECT TRY_CONVERT(float, '14 Main St.');
-- 結果:NULL
-- (この文字列はfloat型に変換できないためNULLが返される)

SELECT TRY_CONVERT(varchar, 15.6);
-- 結果:'15.6'
-- (varchar型として返される)

SELECT TRY_CONVERT(varchar(2), 15.6);
-- 結果:NULL
-- (値が長さ2文字のvarcharに収まらないため変換に失敗し、NULLが返される)

SELECT TRY_CONVERT(datetime, '2018-09-13');
-- 結果:'2018-09-13 00:00:00.000'
-- (datetime型として返される)

SELECT TRY_CONVERT(varchar, '2018-09-13', 101);
-- 結果:'09/13/2018'
-- (書式101=mm/dd/yyyy(米国標準)のvarchar型として返される)

このように、TRY_CONVERT関数を使えば、変換できないデータが含まれていてもNULLを返すだけで処理を継続できるため、データクレンジングや移行作業などで非常に便利です。CONVERT関数との使い分けをマスターして、より堅牢なSQLクエリを作成しましょう。

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