SQL ServerのSTR関数の使い方:数値から文字列への変換をわかりやすく解説
この記事では、SQL Serverにおいて数値データを文字データに変換して返すSTR関数の基本的な使い方について詳しく解説します。構文や各パラメータの意味、実際の実行例を通じて、STR関数の挙動をしっかり理解できるようになります。
STR関数とは
SQL ServerのSTR関数は、関数に指定した数値を文字列形式に変換して返す関数です。数値を画面表示やレポート出力用に整形したい場合などに活用できます。
基本構文
SQL ServerでSTR関数を使用する場合、以下の構文を利用します。
STR(number, length, decimal)
パラメータの説明
- number: 文字列へ変換する対象となる数値。
- length: 返される文字列の全体的な長さです。整数部分・小数点・小数部分を含めた合計の桁数になります。省略した場合は、デフォルト値として10が設定されます。
- decimal: 結果の文字列に表示する小数点以下の桁数です。最大16桁まで指定でき、これを超えることはできません。省略した場合は、デフォルト値として0が設定されます。
注意点
- 指定されたlength(長さ)やdecimal(小数桁数)では出力文字列全体を表示できない場合、STR関数は自動的に結果を四捨五入します。
- STR関数は、SQL Server 2017、SQL Server 2016、SQL Server 2014、SQL Server 2012、SQL Server 2008 R2、SQL Server 2008、SQL Server 2005以降のバージョンで使用できます。
- 補足として、lengthで指定した長さが数値の桁数より大きい場合、結果は右詰めとなり、左側に空白が埋め込まれます。逆に数値が収まらないほどlengthが小さい場合は「**」が返されるため、適切な長さを指定することが重要です。
使用例
それでは、SQL ServerにおけるSTR関数の具体的な実行例をいくつか見ていきましょう。
SELECT STR(123);
-- 結果: '123'
SELECT STR(123.5);
-- 結果: '124' (小数桁数のデフォルトが0のため、四捨五入される)
SELECT STR(123.5, 5);
-- 結果: '124' (小数桁数のデフォルトが0のため、四捨五入される)
SELECT STR(123.5, 5, 1);
-- 結果: '123.5'
SELECT STR(123.456, 7, 3);
-- 結果: '123.456'
SELECT STR(123.456, 7, 2);
-- 結果: '123.46' (小数桁数が2に設定されているため、四捨五入される)
SELECT STR(123.456, 7, 1);
-- 結果: '123.5' (小数桁数が1に設定されているため、四捨五入される)
SELECT STR(123.456, 7, 0);
-- 結果: '123' (小数桁数が0に設定されているため、四捨五入される)
SELECT STR(123.456, 7);
-- 結果: '123' (小数桁数のデフォルトが0のため、四捨五入される)
このように、STR関数では第3引数(decimal)の指定によって小数点以下の桁数が変わり、指定桁数を超える部分は四捨五入されます。また、第2引数(length)を指定することで、出力される文字列全体の長さを制御できます。数値データを見やすい形式の文字列として整形したい場面で、ぜひ活用してみてください。
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