PHPのget_html_translation_table()関数の使い方と応用例を解説
PHPのget_html_translation_table()関数は、htmlspecialchars()やhtmlentities()が内部で使用している「文字 → HTMLエンティティ」の変換テーブルを、連想配列として取得できる関数です。どの文字がどのエンティティに置き換えられるのかを事前に確認したり、逆変換(デコード)処理を自作したりする際に役立ちます。
構文
get_html_translation_table(table, flags, encoding)
パラメータ
table − 取得する変換テーブルの種類を指定します。指定できる値は以下の2つです。
HTML_SPECIALCHARS(デフォルト)− HTMLページ上で正しく表示するためにエンコードが必要な一部の特殊文字(ダブルクォート、アンパサンド、不等号など)を変換対象とします。
HTML_ENTITIES − HTMLページ上で正しく表示するためにエンコードが必要なすべての文字を変換対象とします。©(コピーライトマーク)やé(アクセント付き文字)といった記号も含まれます。
flags − クォートの扱いや文書型に関するフラグを指定します。主な値には、ENT_COMPAT(ダブルクォートのみ変換)、ENT_QUOTES(シングルクォートとダブルクォートの両方を変換)、ENT_NOQUOTES(クォートを変換しない)、ENT_HTML5(HTML5準拠のテーブルを取得)などがあります。
encoding − 使用する文字エンコーディングを指定します。省略した場合は UTF-8 が適用されます。
戻り値
get_html_translation_table()関数は、「元の文字をキー」「対応するHTMLエンティティを値」とする連想配列を返します。
使用例
まずは、HTML_SPECIALCHARS を指定して変換テーブルを取得し、その内容を出力してみましょう。
<?php print_r(get_html_translation_table(HTML_SPECIALCHARS)); ?>
実行結果は次のとおりです。
Array
(
["] => "
[&] => &
[<] => <
[>] => >
)
次に、HTML_ENTITIES を指定した例を見てみましょう。こちらは特殊文字に加えて、さまざまな記号やアクセント付き文字もテーブルに含まれます。
<?php $table = get_html_translation_table(HTML_ENTITIES); echo $table["©"]; // © echo $table["é"]; // é ?>
応用:array_flip()と組み合わせた逆変換
array_flip()でキーと値を入れ替えることで、「HTMLエンティティ → 元の文字」の逆変換テーブルを作成できます。これにより、エンティティ化された文字列を独自にデコードすることも可能です。
<?php // エンティティ化された文字列を元に戻す例 $reversed = array_flip(get_html_translation_table(HTML_SPECIALCHARS)); $str = "Tom & Jerry"; echo strtr($str, $reversed); // Tom & Jerry ?>
まとめ
get_html_translation_table()関数を使えば、htmlspecialchars()やhtmlentities()が実際に行う文字変換の内容を一覧として把握できます。変換ルールの確認だけでなく、array_flip()やstrtr()と組み合わせれば柔軟なエンコード・デコード処理にも応用できるため、Webアプリケーションの開発において覚えておくと非常に便利な関数です。
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