PHPのatan()関数とは?定義・構文・使用例をわかりやすく解説
定義と使い方
atan()関数は、引数として渡した数値のアークタンジェント(タンジェントの逆関数)をラジアン単位で返します。atan()はtan()の逆関数にあたるため、tan(x)=y が成り立つとき、atan(y)=x という関係が成立します。
具体例を挙げると、tan(π/3) = 1.73205080757(3の平方根)であり、その逆である atan(1.73205080757) = 1.04719755 ラジアン、つまり π/3 と一致します。
なお、この関数が返す値は float(浮動小数点数)型 です。
構文
atan ( float $arg ) : float
パラメータ
| 番号 | パラメータと説明 |
|---|---|
| 1 | arg アークタンジェントを計算したい浮動小数点数を指定します。 |
戻り値
PHPのatan()関数は、指定された数値のアークタンジェントを返します。戻り値はラジアンで表現された角度であり、その範囲は -π/2 ~ π/2 の間に収まります。
対応するPHPバージョン
この関数は、PHP 4.x、PHP 5.x、および PHP 7.x のすべてのバージョンで利用可能です。
使用例①:atan(0.57735026919)
次の例では、atan(0.57735026919) を計算しています。結果は 0.52359877559858 ラジアンとなり、これは π/6 に相当します。ちなみに tan(π/6) = 1/√3 ≒ 0.57735026919 です。
<?php
$arg=0.57735026919;
$val=atan($arg);
echo "atan(" . $arg . ") = " . $val . " radians";
?>
出力結果
上記のコードを実行すると、以下の結果が出力されます。
atan(0.57735026919) = 0.52359877559858 radians
使用例②:atan(0)
次の例では、atan(0) を計算しています。0のアークタンジェントは0なので、結果も 0 ラジアンになります。
<?php
$arg=0;
$val=atan($arg);
echo "atan(" . $arg . ") = " . $val . " radians";
?>
出力結果
実行結果は以下の通りです。
atan(0) = 0 radians
使用例③:atan(-1)
負の値を渡した場合の挙動を確認してみましょう。atan(-1) を計算すると、-0.78539816339745 ラジアン(-π/4 に相当)が返されます。
<?php
$arg=-1;
$val=atan($arg);
echo "atan(" . $arg . ") = " . $val . " radians";
?>
出力結果
実行結果は以下の通りです。
atan(-1) = -0.78539816339745 radians
使用例④:非常に大きな数値の場合
最後に、1.6331239E+16 のような非常に大きな数値を渡した場合の例です。この場合、atan(1.6331239E+16) は 1.5707963267949 ラジアン、すなわち π/2 にほぼ等しい値を返します。これは、引数が無限大に近づくほどアークタンジェントが π/2 に漸近するためです。
<?php
$arg=1.6331239e+16;
$val=atan($arg);
echo "atan(" . $arg . ") = " . $val . " radians";
?>
出力結果
実行結果は以下の通りです。
atan(1.6331239E+16) = 1.5707963267949 radians
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