拾ったiPhoneを持ち主に返すには?紛失・盗難iPhoneを見つけたときの対処法7選
道端でiPhoneを拾ったとき、「どうすればいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。しかし、いくつかの簡単な手順を踏めば、デバイスを正しい持ち主のもとへ返すことができます。
他人の物である以上は例外ではなく、自分のものではないiPhoneを持ち続けることは「遺失物横須」にあたる可能性もあります。さらに、Appleの「アクティベーションロック」機能のおかげで、現代のiPhoneは所有者以外が使えるように設計されていません。つまり、拾ったiPhoneを使い続けることは事実上不可能なのです。
ここでは、拾ったiPhoneを見つけた場合の具体的な対処法を7つご紹介します。
1. まずはiPhoneの充電残量を確認しよう
やること:充電器を購入または借りて、デバイスの電源を入れ、充電しておく。
拾ったiPhoneで最初に確認すべきは充電残量です。スマートフォンのバッテリーは長持ちしないため、多くの場合、拾った時点で残り1日ももたないでしょう。画面が真っ暗な場合は、電源ボタン(機種によって右側面または上部にあるボタン)を長押しして、反応があるか確かめてみてください。
iPhoneがまだ動作しているなら、まずは充電が必要です。自分がiPhoneユーザーでない場合は、Lightningケーブルを借りるか購入しましょう。数百円〜千円程度で入手できます。
2. パスコードロックがかかっているかチェック
やること:パスコードの有無を確認する。ただし、総当たりでの解除は絶対に試さないこと。ロック解除できた場合は、通話履歴や登録済みのApple IDから持ち主の連絡先情報を探す。
iPhoneが起動するとロック画面が表示されます。ホームボタンを押すか、画面下から上にスワイプすると(拾った機種によって操作は異なります)、パスコード、Touch ID、Face IDのいずれかを求められるはずです。
ただし、まれにそのままロック解除できるケースがあります。これは持ち主がパスコードを設定していないことを意味します(すべてのスマートフォンユーザーは設定すべきですが)。パスコードがかかっている場合は、無理に解除しようとする必要はありません。
もしロックが解除できたなら、より詳しい情報を得るために2つの方法があります。1つ目は「設定」アプリを開き、ページ最上部のユーザー名をタップすること。登録済みのApple IDのメールアドレスと電話番号が確認できれば、メールを送信するか電話をかけて、「お客様のiPhoneを預かっています」と伝えられます。
2つ目は「電話」>「履歴」から通話記録を確認する方法です。連絡すべき相手を推測できるでしょう。「電話」アプリの「連絡先」リストの一番上には持ち主自身の名前が表示されていることもあります。
3. メディカルIDで追加情報を確認する
やること:ロックされたiPhoneでもアクセスできる「メディカルID」機能を利用する。
それでも持ち主が特定できない場合は、メディカルID機能を試してみましょう。本来は緊急時に救急隊員へ重要な医療情報を提供するための機能ですが、持ち主の身元を知る手がかりにもなります。
メディカルIDにアクセスするには、ロック画面の左下にある「緊急」を選択します。数字キーパッドが表示されるので、その画面の左下にある「メディカルID」をタップしてください。
持ち主がこの機能を設定していれば、名前やその他の個人情報が表示されることがあります。持ち主を突き止めるヒントになるかもしれません。
4. 紛失モードになっていないか確認する
やること:画面に表示されたメッセージを確認し、記載されている連絡先を使って接触を試みる。
「iPhoneを探す」が有効になっている限り、他人のiPhoneは所有者以外にとって役に立ちません。アクティベーションロックにより、ソフトウェアを初期化した後でもiPhoneを使用できないほか、正規の所有者が紛失したデバイスを追跡することも可能です。
iPhoneが「紛失モード」に設定されている場合、それは持ち主がiCloud.comにログインしてデバイスを紛失としてマークしたことを意味します。画面にはその旨と、持ち主からのメッセージが表示されるはずです。そこには連絡先の電話番号やメールアドレスが含まれている可能性が高いです。
また、iPhoneがインターネットに接続されると、位置情報がiCloud経由で持ち主に送信されます。この仕組みを踏まえると、自分がiPhoneを持っているなら、「設定」>[自分の名前]>「探す」から「iPhoneを探す」を必ず有効にしておきましょう。
5. Siriに聞いてみる
やること:Siriに質問して、持ち主を特定する情報を引き出す。
iPhoneがオンラインに接続されていれば、ロック状態でもSiriは多くのことができます。ただし、これは拾った時点で電源が入っていた場合にのみ有効です。再起動後は、最初にロック解除するまでSiriは無効になります。
ホームボタンまたはサイドボタンを長押しするとSiriが起動するので、持ち主を見つけるための質問をしてみましょう。試せる例としては以下のようなものがあります。
- 「妻に電話して」―夫、母、父、上司などでもOK。
- 「通話履歴を読んで」―最近の発信先が分かれば、相手の名前を指定して電話をかけてもらえます。
- 「最新のメッセージを読んで」―連絡先の名前とメッセージ内容が分かります。
- 「このiPhoneの持ち主は誰?」―連絡先に登録された持ち主の名前が答えられることがあります。
- 「私のメールアドレスは?」―電話番号やSNSアカウントなども試せます。
残念ながら、Siriはパスコード入力なしで開示できる情報の種類と量に制限があります。たとえば、メールアドレスはロック解除しない限り教えてくれません。そのため、Siriに連絡先への発信を依頼するのが最も現実的な方法と言えるでしょう。
6. 自分の連絡先情報の写真を撮る
やること:自分の連絡先情報を撮影し、クラウドに同期させる。
多くのiPhoneユーザーは「iCloud写真」を有効にしています。この機能により、Apple IDでサインインしているデバイスで撮影した写真や動画はすべてiCloudに保存され、同じApple IDを使うiOSデバイスやMacから閲覧できます。これは紛失したiPhoneを返却する際に大きなチャンスとなります。
写真や動画の撮影に、ロック解除は不要です。ロック画面でカメラアイコンをタップするか、画面を右から左にスワイプしてカメラを開き、そのまま撮影できます。最も効果的なのは、自分の連絡先情報が書かれた紙や看板などを撮影することです。
うまくいけば、その画像は持ち主のiCloud写真アカウントに同期され、持ち主は別のデバイスでそれを目にすることになるでしょう。
7. キャリアに連絡するか、警察に届け出る
これらの方法がすべて上手くいかない場合は、SIMカードを取り出し、記載されているキャリア名と番号を控えましょう。その番号を伝えてキャリアに連絡すれば、持ち主への連絡を仲介してもらえる可能性があります。
すべての手段を試した後の最善策は、iPhoneを拾った場所の近くの警察署に届け出ることです。「iPhoneを拾ったこと」「持ち主への連絡を試みたが繋がらなかったこと」を伝えましょう。
iPhoneを拾ったら?連絡するか、届け出ることが大切
紛失したiPhoneを見つけても、Appleの「探す」サービスで保護されていれば、アクティベーションロックにより使用することはできません。手元にあっても、実質的にはただの文鎮同然です。だからこそ、拾ったiPhoneを使おうとは考えず、ここで紹介したさまざまな方法を活用して、正しい持ち主に返すようにしましょう。
なお、Androidユーザーの方も、万が一に備えて端末を保護する各種防盗アプリを活用しておくと安心です。
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