Excelでテーブルを使わずに行の色を交互に変更する5つの方法
データを見やすく整理したいとき、テーブルを作成せずにExcelで行の色を交互に変更することができます。この記事では、テーブルを使わずに行の色を交互に設定する方法を詳しく解説します。
テーブルなしで行の色を交互に変更する5つの方法
ここでは、テーブルを使わずに行の色を交互に変更する5つの方法を紹介します。理解しやすいよう、製品・売上・利益・ステータスの4列からなるサンプルデータを使用します。

方法1:塗りつぶしの色機能を使う
塗りつぶしの色機能を使えば、テーブルなしで行の色を交互に変更できます。ただし、完全に手作業となるため、データ量が多い場合は時間がかかる点に注意しましょう。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、色を付けたい行を選択します。ここでは6行目、8行目、10行目、12行目、14行目を選択します。

- 次に、ホームタブを開きます。
- 塗りつぶしの色から任意の色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びました。この際、できるだけ明るい色を選ぶのがポイントです。濃い色は入力済みのデータを見えにくくしてしまうため、その場合はフォントの色を変更する必要があります。

これで、行の色が交互になった結果が表示されます。

方法2:セルのスタイル機能を使う
セルのスタイル機能でも、テーブルなしで行の色を交互に変更できます。こちらも手作業のため、大量のデータでは時間がかかります。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、色を付けたい行を選択します。ここでは6行目、8行目、10行目、12行目、14行目を選択します。
- 次に、ホームタブからセルのスタイルを開きます。
- お好みの色やスタイルを選択します。ここでは「計算」を選びました。

これで、行の色が交互になった結果が表示されます。

方法3:数式を使った条件付き書式を適用する
条件付き書式に数式を組み合わせる方法もあります。ここではROW関数を使った2種類の数式を紹介します。さらに、MOD関数とISEVEN関数も使用します。
3-1. MOD関数とROW関数を使う方法
まずはMOD関数とROW関数を組み合わせて、テーブルなしで行の色を交互に変更する方法です。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、条件付き書式を適用して行の色を交互にしたい範囲を選択します。ここではB5:E14を選択しました。

- ホームタブから条件付き書式をクリックします。
- 数式を適用するため、新しいルールを選択します。

すると、「新しい書式ルール」というダイアログボックスが表示されます。
- ダイアログボックス内で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
- 次に、「次の数式が真である場合に値を書式設定」のボックスに以下の数式を入力します。
=MOD(ROW(),2)- その後、書式ボタンをクリックします。

数式の解説
- ROW関数は行番号を返します。
- MOD関数は除算した余りを返します。
- したがって、MOD(ROW(),2)は除数が2なので、結果は1または0になります。
- 最終的に、出力が0の場合は塗りつぶしなしとなります。
すると、「セルの書式設定」というダイアログボックスが表示されます。
- 塗りつぶしタブから任意の色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ40%」を選びました。明るい色を選ぶのがおすすめです。濃い色はデータを見えにくくするため、必要に応じてフォントの色を変更しましょう。
- OKを押して書式を適用します。

- 続けて、「新しい書式ルール」ダイアログボックスでOKを押します。プレビュー欄でサンプルを即座に確認できます。

これで、行の色が交互になった結果が得られます。

3-2. ISEVEN関数とROW関数を使う方法
次に、ISEVEN関数とROW関数を使って、テーブルなしで行の色を交互に変更する方法を紹介します。手順は前の方法とほぼ同じです。
- まず、方法3-1と同じ手順で「新しい書式ルール」ウィンドウを開きます。
- ダイアログボックス内で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
- 次に、「次の数式が真である場合に値を書式設定」のボックスに以下の数式を入力します。
=ISEVEN(ROW())- 最後に、書式ボタンをクリックします。

数式の解説
- ISEVEN関数は、値が偶数の場合にTRUEを返します。
- ROW関数は行番号を返します。
- したがって、行番号が奇数の場合はISEVEN関数がFALSEを返し、塗りつぶしなしになります。
すると、「セルの書式設定」というダイアログボックスが表示されます。
- 塗りつぶしタブから任意の色を選択します。ここでは「金色、アクセント4、明るさ60%」を選びました。サンプル欄で書式を確認できます。明るい色を選ぶのがおすすめです。濃い色はデータを見えにくくするため、必要に応じてフォントの色を変更しましょう。
- OKを押して書式を適用します。

- 続けて、「新しい書式ルール」ダイアログボックスでOKを押します。プレビュー欄でサンプルを即座に確認できます。

これで、行の色が交互になった結果が表示されます。

方法4:数式と並べ替え&フィルターを組み合わせる
並べ替えとフィルターコマンドと数式を組み合わせて、テーブルなしで行の色を交互に変更することもできます。さらに、数式にはMOD関数、IF関数、ROW関数を使用します。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、結果を表示するセルを選択します。ここではF5セルを選択しました。
- 次に、F5セルに以下の数式を入力します。
=MOD(IF(ROW()=2,0,IF(E5=E4,F4, F4+1)), 2)数式の解説
- IF(E5=E4,F4, F4+1):これは論理テストで、E5セルの値がE4セルと等しい場合はF4セルの値を返し、等しくない場合はF4+1の値を返します。
- 出力:1
- 次に、ROW()関数が行番号を返します。
- 出力:5
- IF(5=2,0,1):この論理テストでは、5が2と等しい場合は0を返し、そうでなければ1を返します。
- 出力:1
- MOD関数は除算した余りを返します。
- 最終的に、MOD(1,2)は次の結果になります。
- 出力:1
- その後、Enterキーを押して結果を取得します。

- 続いて、フィルハンドルをドラッグして、残りのセルF6:F14にも数式をオートフィルします。

すると、以下のような結果が表示されます。

- 次に、データ範囲を選択します。ここではB4:F14を選択しました。
- ホームリボンから編集グループを開きます。
- 並べ替えとフィルターからフィルターを選択します。ショートカットキーのCtrl + Shift + Lでも操作できます。

すると、以下のような状態になります。

- F列のドロップダウン矢印をクリックします。
- 1を選択し、0のチェックを外します。
- 最後にOKを押します。

すると、以下のようにフィルターされた結果が表示されます。

- 次に、フィルター後のデータを選択します。
- ホームタブを開きます。
- 塗りつぶしの色から任意の色を選択します。ここでは「緑、アクセント6、明るさ60%」を選びました。明るい色を選ぶのがおすすめです。濃い色はデータを見えにくくするため、必要に応じてフォントの色を変更しましょう。

- 次に、フィルターを解除します。ホームリボンの編集グループから並べ替えとフィルターを開き、再度フィルターを選択します。
- または、Ctrl + Shift + Lを押してフィルターを解除することもできます。

これで、同じステータスの行に同じ行の色が適用された結果が表示されます。

方法5:VBAコードを使う
VBAコードを使っても、テーブルなしで行の色を交互に変更できます。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、開発タブからVisual Basicを選択します。

- 挿入タブから標準モジュールを選択します。

- モジュールに以下のコードを記述します。
Sub ChangeRowColors()
Dim range As range
Dim chr As Long
Dim NoColor As Long
Dim Colored As Long
'I will Define Color as Input
NoColor = vbWhite
Colored = RGB(0, 255, 255)
'Select a range as variable
Set range = Selection
'You should select more than 1 Row
If range.Rows.Count = 1 Then Exit Sub
'Loop for Color Changing
For chr = 1 To range.Rows.Count
If chr Mod 2 = 0 Then
range.Rows(chr).Interior.Color = Colored 'Even Row
Else
range.Rows(chr).Interior.Color = NoColor 'Odd Row
End If
Next chr
End Sub

コードの解説
- ここでは、ChangeRowColorsという名前のSubプロシージャを作成しています。
- 次に、範囲を呼び出すためのRange型の変数range、Long型の変数chr、NoColor、Coloredを宣言しています。
- RGB(0, 255, 255)はアクア(水色)と呼ばれる明るい色です。
- Selectionプロパティにより、シート上で選択した範囲が取得されます。
- その後、VBAのIFステートメントによる論理テストを使ったFor Eachループで、選択範囲の各行に交互に色を適用しています。
- コードを保存して、Excelファイルに戻ります。

- 次に、範囲B5:E14を選択します。
- 開発タブからマクロを選択します。

- マクロ(ChangeRowColors)を選択し、実行をクリックします。

これで、行の色が交互になった結果が表示されます。

💬 注意点
- 大量のデータを扱う場合は、方法3(条件付き書式)または方法5(VBAコード)を使用しましょう。行の色を交互に変更する時間を大幅に節約できます。
- 少量のデータセットであれば、方法1(塗りつぶしの色)や方法2(セルのスタイル)を手軽に使えます。
- また、類似データやソート済みのデータに色を付けたい場合は、方法4(並べ替えとフィルター)がおすすめです。
練習セクション
ぜひ、ご自身でも解説した方法を練習してみてください。

まとめ
この記事がお役に立てば幸いです。ここでは、テーブルを使わずにExcelで行の色を交互に変更する5つの方法を解説しました。Excelに関するコンテンツをもっと学びたい方は、当サイトExceldemyをご覧ください。ご質問やご意見、ご提案があれば、下のコメント欄でお気軽にお寄せください。
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