Excelファイルをパイプ区切り(|)のテキストファイルに変換する2つの方法
Microsoft Excelには、ExcelファイルをCSVファイルやテキストファイルへ自動的に変換する機能が備わっています。しかし、「パイプ区切り(|)」のテキストファイルへの変換となると、標準機能だけでは直接対応していません。
この記事では、Excelファイルをパイプ区切りのテキストファイルに変換する2つの簡単な方法を、サンプルデータを使いながら分かりやすく解説します。

パイプ区切りテキストファイルへの変換方法は主に2つ
ここでは、Windowsの「地域」設定を変更する方法と、メモ帳の「置換」機能を使う方法の2つをご紹介します。どちらも特別なソフトウェアは不要で、数分で完了します。
方法1:コントロールパネル(地域設定)を使って変換する
この方法では、Windowsの地域設定にある「一覧の区切り記号」を変更することで、CSV保存時の区切り文字をカンマ(,)からパイプ(|)に変更します。
手順:
- PCの設定を開きます。

- 時刻と言語を選択します。このセクション内に地域オプションがあります。

- 続いて、日付、時刻、地域の書式設定(または地域)を選びます。

- ここから地域をクリックします。

- ダイアログボックスが表示されるので、その他の日付、時刻、地域の設定(追加設定)を選択します。

- 再びダイアログボックスが開きます。「一覧の区切り記号」の欄にShift + \(半角円記号/バックスラッシュ)を入力してください。これにより、区切り文字がカンマ(,)からパイプ(|)に変更されます。

- 次に、Excelファイルを開き、ファイルタブに移動します。

- 名前を付けて保存をクリックします。

- ダイアログボックスが表示されたら、ファイルの種類をCSV(コンマ区切り)に指定して保存します。先ほどの設定変更により、実際にはパイプ区切りで出力されます。

- その後、保存したファイルを右クリックし、プログラムから開く > メモ帳を選択して開きます。

- ファイルがパイプ区切りのテキストに変換されていることを確認できます。

- 最後にCtrl + Sを押してファイルを保存すれば完了です。
方法2:メモ帳の「置換」機能を使って変換する
もうひとつの手軽な方法は、メモ帳の検索と置換機能を活用するものです。システム設定を変更したくない場合におすすめです。
手順:
- まず、ファイルをCSV(コンマ区切り)として保存します。CSVへの変換手順が不明な場合は、方法1の手順を参考にしてください。

- 次に、そのファイルをメモ帳で開きます。

- メニューの編集から置換を選択します(ショートカットキー:Ctrl + H)。

- 「検索する文字列」にカンマ(,)を、「置換後の文字列」にパイプ(|)を入力し、すべて置換をクリックします。

- すると、すべてのカンマがパイプに変換されます。Ctrl + Sを押してファイルを保存しましょう。

以上で完成です。
注意点
- Excelでは1回につき1枚のシートしか変換できません。複数シートを変換する場合は、シートごとに同じ操作を繰り返してください。
- ファイル末尾に余分な空行があると、フラットファイルの読み込みに失敗することがあります。メモ帳でファイルを開いた際に、データが入力された最終行の末尾までカーソルを移動させ、余分な空行をBackspaceキーで削除しておきましょう。
練習セクション
これらの時短テクニックに慣れるためには、何より実践が重要です。以下の練習用ワークブックを活用して、ぜひ実際に手を動かしてみてください。

まとめ
今回は、Excelファイルをパイプ区切りのテキストファイルに変換する2つの方法をご紹介しました。システム全体の設定を変更したい場合は「方法1」、一時的な対応で十分な場合は「方法2」と、用途に合わせて最適な手段を選択してください。ご質問やフィードバックがあれば、コメント欄でお気軽にお知らせください。
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