Excelでメールリンクを削除する7つの簡単な方法
Excelのワークシートにメールアドレスを入力すると、自動的にリンク(ハイパーリンク)に変換されてしまいます。この自動変換を解除したいとお悩みの方に向けて、本記事ではExcelでメールリンクを削除する方法を詳しく解説します。
Excelでメールリンクを削除する7つの方法
以下のデータセットを使って手順を説明します。このデータには社員ID、氏名、メールアドレスが含まれており、メールアドレスはリンクとして挿入されています。これから7つの方法でメールリンクを削除する手順を紹介していきます。

方法1:「ハイパーリンクの編集」でメールリンクを削除する
まず、「ハイパーリンクの編集」ダイアログボックスを使ってメールリンクを削除する方法です。手順は以下の通りです。
手順:
- リンクを削除したいセルを右クリックします。
- メニューから「ハイパーリンクの編集」を選択します。

すると、「ハイパーリンクの編集」ダイアログボックスが表示されます。
- 「リンクの削除」ボタンをクリックします。

これでメールアドレスからリンクが削除され、文字列として表示されるようになります。

- 他のメールアドレスも同じ手順でリンクを削除してください。

方法2:「ハイパーリンクの削除」機能を使う
次に、「ハイパーリンクの削除」機能を使う方法を紹介します。この方法なら、複数のセルのメールリンクを一度にまとめて削除できます。
手順:
- まず、リンクを削除したいセル範囲を選択します。

- 選択したセル上で右クリックします。
- メニューから「ハイパーリンクの削除」を選択します。

これで、メールアドレスからすべてのリンクが削除されました。

方法3:「クリア」コマンドでメールリンクを削除する
続いて、Excelの「クリア」コマンドを使ってメールリンクを削除する方法です。この方法では、書式を変更せずにリンクだけを削除できます。
手順:
- リンクを削除したいセル範囲を選択します。
- 「ホーム」タブを開きます。
- 「クリア」をクリックします。
ドロップダウンメニューが表示されます。
- 「ハイパーリンクのクリア」を選択します。

これでリンクは削除されますが、書式(青字や下線など)はそのまま残ります。

- 書式も一緒に消したい場合は、「ハイパーリンクのクリアのオプション」をクリックします。
- 「ハイパーリンクと書式のクリア」を選択します。

これで、リンクも書式も削除された状態になります。

方法4:「検索と置換」機能でメールリンクを削除する
次に、「検索と置換」機能を使ってメールリンクを削除する方法です。この方法を使えば、シート内にあるすべてのリンクを一括で検索・削除できます。
ここでは、社員ID、氏名、担当ウェブサイト、メールアドレスを含むデータセットを使用します。シート内のすべてのリンクを検索し、まとめて削除していきます。

手順:
- キーボードでCtrl + Fを押して、「検索と置換」ダイアログボックスを開きます。
- 「オプション」ボタンをクリックします。

- 「書式」のドロップダウン矢印をクリックします。
- 「セルから書式を選択」を選びます。

- リンクが含まれているセルをクリックします。ここではセルD5を選択しました。

- 「すべて検索」をクリックすると、リンクを含むすべてのセルが検索されます。

検索結果の一覧に、リンクを含むセルが表示されます。

- キーボードでShift + 下方向キー(↓)を押して、検索結果をすべて選択します。
- その後、「検索と置換」ダイアログボックスを閉じます。

これで、リンクを含むすべてのセルが選択された状態になります。
- 選択されたセルのいずれかを右クリックします。
- 「ハイパーリンクの削除」を選択します。

これですべてのリンクが削除されました。

方法5:「形式を選択して貼り付け」でメールリンクを削除する
続いて、「形式を選択して貼り付け」オプションを使ってメールリンクを削除する方法です。
手順:
- まず、ワークシート内の任意の空白セルを選択します。ここではセルB11を選択しました。
- キーボードでCtrl + Cを押してセルをコピーします。Ctrl + Cは「コピー」のショートカットキーです。

- 次に、メールリンクを削除したいセル範囲を選択します。ここではセル範囲D5:D9を選択しました。

- 選択したセル上で右クリックします。
- 「形式を選択して貼り付け」を選択します。

「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスが表示されます。
- 「演算」欄で「加算」を選択します。
- 「OK」をクリックします。

これで、Excelのメールリンクが削除されました。

方法6:マクロ(VBA)でメールリンクを削除する
次に、マクロを使ってメールリンクを削除する方法です。ここでは、アクティブなブック内のすべてのメールリンクを削除するVBAコードを作成します。
手順:
- 「開発」タブを開きます。
- 「Visual Basic」を選択します。

Visual Basicエディターのウィンドウが表示されます。
- 「挿入」タブをクリックします。
- 「標準モジュール」を選択します。

モジュールウィンドウが開きます。
- 以下のコードをモジュールに入力します。
Sub remove_email_links()
ActiveSheet.Hyperlinks.Delete
End Sub

コードの解説
- 「remove_email_links」という名前のSubプロシージャを作成しています。
- ActiveSheetプロパティを使用することで、マクロがアクティブなワークブックの開いているワークシートに対して動作するようにしています。
- Hyperlinks.Deleteメソッドで、アクティブなワークシートからリンクを削除します。
- 最後にSubプロシージャを終了しています。
コードを保存して、ワークシートに戻ります。
- 「開発」タブを開きます。
- 「マクロ」を選択します。

「マクロ」ダイアログボックスが表示されます。
- 「マクロ名」の一覧から「remove_email_links」を選択します。
- 「実行」をクリックします。

これで、マクロを使ってExcelのメールリンクが削除されました。

方法7:Excelのオプション設定で自動リンク化を無効にする
最後に、Excelがメールアドレスを自動的にリンクに変換しないよう設定する方法を紹介します。以下のデータセットに、リンクに変換されないようメールアドレスを入力していきます。

手順:
- 「ファイル」タブを開きます。

- 「オプション」を選択します。

「Excelのオプション」ダイアログボックスが表示されます。
- 「文章校正」タブを開きます。
- 「オートコレクトのオプション」をクリックします。

「オートコレクト」ダイアログボックスが表示されます。
- 「入力オートフォーマット」タブを開きます。
- 「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックします。

- 「Excelのオプション」画面でも「OK」をクリックして閉じます。

- これで、メールアドレスを普通に入力してもリンクに変換されなくなります。実際に最初のメールアドレスを入力してみましょう。

下の画像のように、リンクにならないデータセットを作成できました。

応用編:メールアドレスから名前やドメインを抽出する方法
ここからは応用テクニックとして、メールアドレスから名前やドメインを抽出する方法を解説します。LEFT関数、RIGHT関数、FIND関数を組み合わせて、メールアドレスからユーザー名とドメインを取り出します。

手順:
- まず、ユーザー名を抽出したいセルを選択します。ここではセルE5を選択しました。
- セルE5に以下の数式を入力します。
=LEFT(D5,FIND("@",D5)-1)
数式の解説
- FIND("@",D5) → セルD5の文字列の中で「@」の位置を返します。
- 結果:11
- FIND("@",D5)-1 → 「@」の位置から1を引きます。
- 結果:10
- LEFT(D5,FIND("@",D5)-1) → セルD5の文字列の左側から10文字を抽出します。
- 結果:「Terry22001」
- Enterキーを押すと、ユーザー名が表示されます。

- フィルハンドルをドラッグして、数式を下のセルにコピーします。

下の画像のように、数式をコピーすることで全行のメールアドレスからユーザー名を抽出できました。

続いて、メールアドレスからドメインを抽出します。
- ドメインを抽出したいセルを選択します。ここではセルF5を選択しました。
- セルF5に以下の数式を入力します。
=RIGHT(D5,LEN(D5)-FIND("@",D5))
数式の解説
- FIND("@",D5) → セルD5の文字列の中で「@」の位置を返します。
- 結果:11
- LEN(D5) → セルD5の文字列の文字数を返します。
- 結果:24
- LEN(D5)-FIND("@",D5) → 文字数から「@」の位置を引きます。
- 結果:13
- RIGHT(D5,LEN(D5)-FIND("@",D5)) → セルD5の文字列の右側から13文字を抽出します。
- 結果:「exceldemy.com」
- Enterキーを押すと、ドメインが表示されます。

- フィルハンドルをドラッグして、数式を下のセルにコピーします。

下の画像のように、すべてのメールアドレスからドメインを抽出できました。

注意点
- マクロを使用する場合は、Excelファイルを「マクロ有効ブック(.xlsm)」形式で保存する必要があります。
- 方法1~6は既存のメールリンクを削除する方法、方法7はメールアドレスの自動リンク化を防止する方法である点にご注意ください。
練習用シート
以下の練習用シートを使って、実際にメールリンクの削除を試してみてください。

まとめ
本記事では、Excelでメールリンクを削除する方法を7つ紹介しました。右クリックからの簡単な操作から、VBAマクロを使った一括処理、自動リンク化の無効化まで、目的に合わせて使い分けることができます。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。ご不明な点があれば、コメント欄でお気軽にお尋ねください。
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