Excelで2つの棒グラフを1つにまとめる方法【5選】
Excelで2つの棒グラフを1つにまとめたいとお考えの方に、この記事はきっと役立ちます。2つの棒グラフを組み合わせれば、データをひと目で比較でき、分析や報告資料の作成が格段にしやすくなります。それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
練習用ファイルのダウンロード
Excelで2つの棒グラフを組み合わせる5つの方法
ここでは、ある会社の年度別の販売価格と利益のデータを題材にします。この2つのデータは、それぞれ別々の棒グラフとして作成済みです。以降の方法を使って、これら2つのグラフを1つにまとめていきます。

本記事では Microsoft Excel 365 を使用していますが、お使いのバージョンに応じて同様の手順で操作できます。
方法1:データソースをコピーして2つの棒グラフを組み合わせる
まずは、販売価格と利益を含む次のようなデータセットを用意します。

このデータから2つの異なる棒グラフを作成した状態からスタートし、片方のデータソースをコピー&ペーストしてグラフを統合します。

手順:
➤ まず、どちらか一方のグラフを選択します(ここでは利益のグラフを選択)。
➤ Deleteキーを押してグラフを削除します。

これで販売価格の棒グラフだけが残ります。次に、利益列のデータをコピーして、このグラフに貼り付けます。

➤ 利益の列を選択し、Ctrl+Cでコピーします。

➤ 残しておいたグラフを選択し、Ctrl+Vで貼り付けます。

これで、2つのグラフを1つにまとめることができます。

見やすさを向上させたい場合は、グラフの右下隅をドラッグしてグラフエリアを広げるとよいでしょう。

以上が、年度ごとの販売価格と利益をまとめた棒グラフの完成形です。

方法2:集合横棒グラフ機能を使って2つの棒グラフを組み合わせる
次のデータセットには、販売価格と利益のデータが含まれています。

これらは2つの別々の棒グラフにプロットされていますが、ここでは集合横棒オプションを使って1つにまとめます。

ステップ01:
➤ 新しいグラフを作成するために、既存の2つのグラフを削除しても構いません。
➤ データセット全体を選択し、挿入タブ >> グラフグループ >> 縦棒または横棒グラフの挿入 >> 集合横棒を選択します。

ステップ02:
グラフが挿入されたら、「年」列まで棒として表示されてしまうため、これを横軸ラベルとして設定し直します。
➤ グラフ上にマウスカーソルを置いて右クリックします。

➤ データの選択を選びます。

データソースの選択ダイアログボックスが表示されます。
➤ 凡例項目の一覧から「年」のチェックを外します。
➤ 右側の横(項目)軸ラベルグループにある編集ボタンをクリックします。

軸ラベルダイアログボックスが表示されます。
➤ 軸ラベル範囲ボックスに「年」列のセル範囲を指定し、OKをクリックします。

再度、データソースの選択ダイアログボックスでOKをクリックします。

すると、次のような棒グラフになります。

➤ グラフタイトルを選択して「販売価格と利益」など任意の名前に変更しましょう。

最終的に、年度ごとの販売価格と利益を比較できる、次のような集合棒グラフが完成します。

方法3:積み上げ横棒グラフ機能を使って2つの棒グラフを組み合わせる
続いて、積み上げ横棒オプションを使用して、年度ごとの販売価格と利益を1つのグラフにプロットする方法を紹介します。

個別にグラフを作る代わりに、全体に対する各項目の割合を積み上げ形式で表現できます。

手順:
➤ 新しいグラフを作成する前に、以前の2つのグラフを削除しておきます。
➤ データセット全体を選択し、挿入タブ >> グラフグループ >> 縦棒または横棒グラフの挿入 >> 積み上げ横棒を選択します。

次のようなグラフが挿入されます。
「年」列を横軸ラベルとして設定し直す方法は、方法2のステップ02と同じ手順で行えます。

最終的に、販売価格と利益を並べて表示するのではなく、年度ごとの全体に対する内訳を比較できる積み上げ棒グラフが完成します。

方法4:100%積み上げ横棒グラフ機能を使って2つの棒グラフを組み合わせる
次のデータセットにも、販売価格と利益のデータが含まれています。

これらを2つの別々の棒グラフではなく、100%積み上げ横棒オプションを使って1つにまとめます。

手順:
➤ 新しいグラフを作成する前に、以前の2つのグラフを削除しておきます。
➤ データセット全体を選択し、挿入タブ >> グラフグループ >> 縦棒または横棒グラフの挿入 >> 100%積み上げ横棒を選択します。

次のようなグラフが挿入されます。
「年」列を横軸ラベルとして設定し直す方法は、方法2のステップ02と同じ手順で行えます。

最終的に、全体を100%とした場合の販売価格と利益の占める割合(パーセンテージ)から、年度ごとの比較がひと目でわかるグラフが完成します。

方法5:VBAコードを使って2つの棒グラフを組み合わせる
このセクションでは、VBAコードを使って、年度ごとの販売価格と利益を1つのグラフにプロットする方法を紹介します。

個別のグラフを2つ作る代わりに、マクロで自動的に統合グラフを作成できます。

手順:
➤ 開発タブ >> Visual Basic をクリックします。

Visual Basic Editor(VBE)が開きます。
➤ 挿入メニュー >> 標準モジュールを選択します。

新しいモジュールが作成されます。

➤ 次のコードを入力します。
Sub combiningcharts()
Dim sht As Worksheet
Dim DSource As Range
Dim barChart As Chart
Dim CPosition As Range
Set sht = ThisWorkbook.Worksheets("VBA")
With sht
Set DSource = .Range("B3:D12")
Set CPosition = .Range("A5:E14")
Set barChart = .Shapes.AddChart2(Style:=-1, XlChartType:=xlBarClustered, _
Left:=CPosition.Cells(1).Left, Top:=CPosition.Cells(1).Top, _
Width:=CPosition.Width, Height:=CPosition.Height, _
NewLayout:=False).Chart
End With
barChart.SetSourceData Source:=DSource
End Sub
このコードでは、shtをWorksheet型、DSourceとCPositionをRange型、barChartをChart型として宣言しています。「VBA」はワークシート名で、変数shtに代入されています。データソースの範囲「B3:D12」をDSourceに、グラフを描画したい領域の範囲「A5:E14」をCPositionにそれぞれ設定しています。
XlChartType:=xlBarClusteredを指定すると集合タイプのグラフが作成され、XlChartType:=xlBarStackedに変更すれば積み上げタイプのグラフも作成できます。

➤ F5キーを押してマクロを実行します。
次のような棒グラフが表示されます。
グラフタイトルが非表示になっているため、まずはこれを表示させます。

➤ グラフを選択し、グラフの右側にあるプラス(+)アイコンをクリックします。

➤ グラフ要素の一覧からグラフタイトルにチェックを入れます。

これで、棒グラフの上部にグラフタイトルが表示されるようになりました。

「年」列を横軸ラベルとして設定し直す方法は、方法2のステップ02と同じ手順で行えます。最終的なグラフは以下のようになります。

練習セクション
ご自身で練習できるよう、「Practice」という名前のシートに下図のような練習セクションを用意しています。ぜひ自分で試してみてください。

まとめ
本記事では、Excelで2つの棒グラフを簡単に組み合わせるための5つの方法を紹介しました。データのコピーから、集合・積み上げ・100%積み上げグラフの活用、さらにVBAによる自動化まで、目的に応じて使い分けてください。ご不明な点やご意見があれば、コメント欄でお気軽にお知らせください。
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