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「Wordがコンバーターmswrd632.wpc / SSPDFCG_x64.cnvを起動できません」エラーの解決方法

最近、オフィスでWord文書を開こうとした際に、以下のようなエラーメッセージが表示されるという相談を受けました。

Word cannot start the converter mswrd632.wpc.

または

Word cannot start the converter SSPDFCG_x64.cnv

さらに厄介なことに、「OK」ボタンをクリックしてもエラーが何度も表示され続けます。ところが不思議なことに、右上の赤い「×」ボタンで閉じると、文書は問題なく開くのです。このような症状に悩まされている方は少なくありません。本記事では、Office 2013環境で発生したこのエラーについて調査した結果と、実際に有効だった解決策を順番にご紹介します。

方法1:Nuance製ソフトウェアが原因の場合

パソコンにNuance社のソフトウェア(PDF変換ツールなど)がインストールされている場合、このエラーが発生する原因はほぼ間違いなくそこにあります。32ビット版のWordと64ビット版のNuanceソフトウェアが混在していると、互換性の問題でこのエラーが起こります。

対処法としては、まず以下のフォルダを開きます。

C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\TextConv

この中にある SSPDFCG_x64.cnv ファイルの名前を SSPDFCG_x64.old に変更してください。その後、パソコンを再起動して、エラーが解消されたかどうかを確認します。

方法2:テキストコンバーターの登録を解除する

Windows XP SP2以降、およびWindows Server 2003 SP1以降の環境では、Microsoft Word形式ではないファイル(プレーンテキストなど)に「.doc」という拡張子が付いている場合に、このエラーが発生することがあります。

また、Word for Windows 6.0やWord 97など、非常に古いバージョンで作成された文書を開く際にも同様のエラーが出ることがあります。この場合は、mswrd632コンバーターを無効化することでエラーを回避できます。無効化後は、Microsoft Office標準のテキストコンバーターによってファイルが開かれるようになります。

手順は以下の通りです。スタートメニューから「regedit」と入力してレジストリエディターを起動し、次のキーへ移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Shared Tools\Text Converters\Import\MSWord6.wpc

左側のペインで MSWord6.wpc キーを右クリックし、削除を選択します。SSPDFCG_x64.cnv関連のエラーが出ている場合は、該当する項目を先に削除してください。

なお、Word 97形式の文書であれば、Word 2003や2007でも引き続き開くことができます。ただし、この設定を行うとワードパッドでは開けなくなり、以下のようなエラーが表示される点に注意が必要です。

Cannot load Word for Windows 6.0 files

ワードパッドでWord 6.0/95形式を開けるように戻す方法

どうしてもワードパッドでWord 6.0/95形式のファイルを開きたい場合は、レジストリを編集してコンバーターを再度有効にできます。以下のキーを開いてください。

32ビット版Windowsの場合:

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Applets\Wordpad

64ビット版Windows(WOW64モード)の場合:

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Applets\Wordpad

左側のペインに Wordpad キーが存在しない場合は、新しく作成します。続いて右側のペインに AllowConversion という名前の新しい DWORD値 を作成し、値を 1 に設定してください。

方法3:Text Convertersキーを削除する

上記の方法で解決しない場合は、レジストリの編集を試みましょう。作業前に必ずレジストリのバックアップを取ってください。スタートメニューから「regedit」と入力してレジストリエディターを起動します。

次のキーへ移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Shared Tools\Text Converters

Text Converters を右クリックし、キー全体を削除します。

方法4:MSWrd632.wpcファイルをコピーする

もう一つの解決策として、正常に動作している別のパソコンから MSWrd632.wpc ファイルをコピーして、問題が発生しているパソコンに貼り付ける方法があります。通常、このファイルは以下のパスにあります。

C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\TextConv\

ただし、この方法にはセキュリティ上のリスクがある点に注意してください。古いコンバーターを復活させることで、悪意のあるファイル攻撃に対して脆弱になる可能性があります。どうしても必要な場合や、インターネットに接続されていないパソコンでのみ実行するようにしましょう。

まとめ

「Word cannot start the converter」エラーは、Nuanceソフトウェアとの競合や古いWord形式ファイルの互換性の問題が主な原因です。上記の4つの方法を順番に試せば、多くの場合は解決できるはずです。それでも問題が解決しない場合は、コメントでお知らせください。できる限りサポートいたします。

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