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OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

Outlook.com(旧Hotmail)をメールに使っているなら、適切なセキュリティ対策は不可欠です。メールアドレスは、オンラインで行うほぼすべての活動への入り口となるからです。

さらに、Outlookアカウントが重要な理由がもう一つあります。WindowsではMicrosoftアカウントを使ってPCにサインインできます。この機能を利用している場合、アカウントのパスワードが盗まれると、PCとメールの両方が危険にさらされてしまうのです。

そんな事態を避けるために、Microsoft Outlookアカウントをしっかりと守るためのセキュリティのコツをご紹介します。

1. Outlookに強力なパスワードを設定する

最初のコツは最も重要なものの一つです。アカウントのパスワードを強固なものにしましょう。短いパスワードや推測されやすいパスワード、他のサイトでも使い回しているパスワードは避けるべきです。良いパスワードとは、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた12文字以上のものを指します。

パスワードをしばらく変更していないなら、今すぐ変更するのがおすすめです。login.live.comにアクセスしてサインインし、ページ右上のプロフィール画像をクリックして「マイ Microsoft アカウント」を選択すると、アカウント設定にアクセスできます。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

表示されたページで、名前の右側にある「パスワードの変更」リンクをクリックします。見当たらない場合は、画面上部の「セキュリティ」をクリックし、続けて「パスワードの変更」を選びましょう。

現在のパスワードを確認入力した後、新しいパスワードを2回入力します。必要に応じて「72日ごとにパスワードの変更を求める」にチェックを入れることもできます。強力なパスワードを使っていれば必須ではありません(まだであればパスワード管理ツールの導入をおすすめします)が、定期的に更新しておくのは悪いことではありません。

2. 二要素認証を有効にする

二要素認証(2FA)について聞いたことがあるかもしれません。2FAとは、パスワードに加えて、所有しているもの(通常はアプリやSMSで受け取るコード)を要求することでログインの安全性を高める仕組みです。これを有効にしておけば、パスワードだけではMicrosoftアカウントにログインできなくなるため、パスワードが漏洩・流出してもアカウントは守られます。

Microsoftアカウントで2FAを設定するには、Microsoftアカウントページにアクセスし、上部の「セキュリティ」タブを選択します。「セキュリティの基本」画面で、「高度なセキュリティオプション」ボックス内の「開始する」をクリックしてください。

下へスクロールして「その他のセキュリティ」セクションにある「2段階認証」を見つけ、その下の「オンにする」をクリックします。あとは案内に従って、SMS、認証アプリなどでコードを受け取る設定を行いましょう。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

セキュリティと利便性のバランスを考えると、認証アプリ(特にAuthy)の使用をおすすめします。また、Microsoftではパスワードレスでのログインも提供されているので、興味があれば試してみてください。

3. アカウントを誰とも共有しない

当たり前に思えるかもしれませんが、あえてお伝えしておきます。メールアカウントの共有は、アカウント侵害につながりやすい行為です。メールアカウントを使う人が増えるほど、フィッシングに引っかかったり、重要なセキュリティ設定を無効にしたりといったミスが起こる可能性が高まります。

ごく稀な例外を除き、他人があなたのメールにアクセスする必要はありません。友人にパスワードを教えたことがある場合や、オンライン上の誰かにアカウントへログインさせたことがある場合は、パスワードを変更して他人を締め出しましょう。共有受信箱が本当に必要な場合は、特定の目的専用の別アカウントを作成するのが賢明です。

4. Windowsへのログインには別の方法を使う

MicrosoftアカウントでWindowsにサインインしている場合、OutlookメールのパスワードとPCのログインパスワードは同じになります。便利に見えますが、これには2つのリスクがあります。

1つ目は、パスワードが複雑になるほど入力の手間が増えるため、PCへのログインを速くしたいがためにメールのパスワードを簡素化してしまう誘惑があること。2つ目は、キーロガーなどの手法でPCのパスワードが盗まれた場合、メールのパスワードも同時に漏れてしまうことです。

両方の問題に対する優れた解決策が、PCのロック解除に別の方法を使うことです。Windows Helloにより、Windowsではさまざまなログイン方法が用意されています。すべてのPCで使えるPINやピクチャパスワードに加え、対応デバイスでは指紋認証や顔認証も利用可能です。

Windows 10で別のログイン方法を有効にするには、「設定」>「アカウント」>「サインイン オプション」を開きます。利用できる方法を確認し、有効にしたい項目の下にある「追加」をクリックしましょう。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

PINは保護性と利便性のバランスに優れた選択肢です。PINはデバイス固有のものであるため、たとえPINが盗まれても、Outlookメールにはログインされません。

5. アカウントアクティビティを定期的に確認する

多くのオンラインサービスと同様に、Outlookアカウントでも履歴をいつでも確認できます。これにより、自分以外の不審な操作がないかをチェックできます。

確認するには、Microsoftアカウントページにアクセスし、上部の「セキュリティ」をクリックします。次に「サインイン アクティビティ」の下にある「アクティビティの確認」を選択しましょう。最近のサインイン履歴を見て、不審な点がないか確認してください。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

各エントリを展開すると、使用されたプラットフォームやブラウザ、サインインの成否などを確認できます。心当たりのない項目があれば、その欄をクリックしてMicrosoftに報告し、問題解決のための措置を取りましょう。

6. アカウントに登録された信頼済みデバイスを確認する

Microsoftアカウントはさまざまなデバイスでサインインできます。だからこそ、現在どこにログインしているかを定期的に見直すのが賢明です。古いスマホやPCにアカウントが紐付いたままになっていないかを確認できます。

アカウントに関連付けられたデバイスを表示するには、Microsoftアカウントのメインページで「デバイス」ボックス内の「すべてのデバイス」をクリックします。PC、スマホ、Xboxなど、すべてのデバイスが自分のものかどうかを確認し、身に覚えのないものや使用しなくなったものは「デバイスの削除」を選択しましょう。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

さらに、過去に2FAを有効にしていたことがあるなら、アプリ パスワードの一覧を整理する価値があります。アカウントページで「セキュリティ」に戻り、「高度なセキュリティオプション」の下の「開始する」を選択してください。

「アプリ パスワード」の下で「既存のアプリ パスワードを削除する」をクリックし、続けて「削除」を選びます。これにより、Xbox 360や古いスマホのメールアプリなど、2FA非対応の古いデバイスからサインアウトされます。

最後に、すべての場所でアカウントへのアクセスを遮断したい場合は、同じ名前の見出しの下にある「サインアウトする」を選択します。これにより、Xbox本体を除くすべてのデバイスからMicrosoftアカウントがサインアウトされます。

少しやりすぎに感じるかもしれませんが、アカウントの攻撃対象領域を減らすのは賢明な判断です。サインインしているプラットフォームやデバイスが多いほど、攻撃を受ける場所も増えるからです。

7. フィッシングに注意する

メールによるフィッシングは、正規の企業や組織になりすまして機密情報を盗み取ろうとする手口です。注意不足だと、気づかないうちにOutlookアカウントの認証情報を渡してしまう恐れがあります。

安全を保つ最善の方法は、メール内のリンクを決してクリックしないことです。何かに対応が必要だと思ったら、必ず公式サイトに直接アクセスしましょう。「メールボックスの容量アップグレードのためにOutlookのパスワードを確認せよ」といったメッセージは、すべて偽物なので信用しないでください。

Microsoft(および他の正規企業)が、メールでパスワードを尋ねてくることは決してありません。「すぐに行動しないとアカウントが削除される」と主張するSMSにも注意が必要です。いずれもパスワードを奪おうとする詐欺です。

8. アカウント回復情報を最新に保つ

万が一の事態が発生したとき、Outlookアカウントに最速で戻る方法は、回復用のメールアドレスまたは電話番号を使うことです。ロックされる前にこれらを登録していなければ、復旧は格段に難しくなります。新しい回復先の追加や既存情報の確認は、Microsoftアカウントページから行えます。

セキュリティ目的で別のメールアドレスを追加するには、「セキュリティ」タブをクリックし、「高度なセキュリティオプション」の下の「開始する」を選択します。現在のセキュリティオプションの一覧が表示されるので、各項目をクリックすると詳細(アカウント通知の有無など)を確認できます。使用しなくなったものは必ず「削除」を押しましょう。

次に、一覧の下部にある「サインインまたは確認用の新しい方法を追加」を選択して、新しい回復手段を設定します。Microsoftからの連絡手段は少なくとも2つ確保しておくことをおすすめします。パスワードを忘れた場合やアカウントが侵害された場合の復旧が格段に楽になります。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

バックアップ用のメールアドレスを持っていないなら、別の無料メールプロバイダーでサブアカウントを作成し、この回復オプションを確保しておくと安心です。

9. PSTファイルにパスワード保護をかける

ここまでのアドバイスはOutlook.comのメールが対象でしたが、PCでOutlookのデスクトップ版を使っている方には特別なヒントがあります。ご存じの通り、デスクトップ版のOutlookはメールをPSTファイルに保存しています。このファイルにはパスワードを設定でき、追加の保護として活用できます。

ただしMicrosoftによれば、PSTのパスワードは悪意のある攻撃に対する十分な防御にはなりません。あくまで「コンピュータを共有する人による意図しない侵入を防ぐためのもの」です。したがって、ローカルのメールを守る最良の防衛線は、PCアカウント自体に強力なパスワードを設定することです。また、この機能はMicrosoft Exchangeアカウント(企業メールなど)では使えません。

PSTにパスワードを設定するには、デスクトップ版Outlookを開き、「ファイル」>「アカウント設定」>「アカウント設定」を選択します。「データファイル」タブに切り替えて、保護したいPSTを選択し(通常は1つだけです)、上部の「設定」ボタンを押して「パスワードの変更」をクリックします。15文字以内のパスワードを入力し、「OK」を押せば設定完了です。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

10. エイリアスで本アドレスを隠す

メールアカウントにエイリアスを追加すると、メインの受信箱に届く別のメールアドレスを公開できます。これを活用すれば、どのソースからスパムが送られてきたかを簡単に特定できます。セキュリティの観点からも、本当のアドレスを隠せるメリットがあります。

エイリアスを追加するには、画面上部の「ユーザーの情報」をクリックし、「アカウント情報」セクションの「アカウント情報の編集」を選択します。ここで「メールの追加」「電話番号の追加」を選ぶか、不要なものは「削除」できます。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

新しいメールエイリアスを追加する際は、「新しいメール アドレスを作成してエイリアスとして追加する」をクリックすれば、新しい@outlook.comアドレスが作成されます。あるいは、任意のプロバイダーの既存メールアドレスをアカウントに追加することも可能です。

どちらの場合でも、そのアドレスでMicrosoftアカウントにサインインでき、パスワードは共通、どのアドレスでもメールの送受信ができます。さらに、エイリアスページで「サインインの基本設定の変更」をクリックすれば、特定のエイリアスによるMicrosoftアカウントへのサインインを禁止できます。

OutlookメールとMicrosoftアカウントを安全に守るための10のセキュリティ対策

こうすることで、メールの受信専用エイリアスを作成し、そのアドレスを使ったアカウントへの不正アクセスを防げます。プライマリアドレスを決して公開しなければ、アカウントは一段階高い秘匿性を得られます。

Microsoftでは、暦年ごとに最大10個のエイリアスを追加でき、同時にアカウントに保持できるエイリアスも最大10個です。

OutlookとMicrosoftアカウントをしっかり守ろう

これらの対策を実践すれば、Outlookアカウントをしっかり管理できます。特に、そのアカウントでWindows 10にサインインしている場合は重要性が倍増します。Microsoftが提供するツールを活用することが、攻撃者を寄せ付けない鍵となります。常識的な判断力と強力なパスワードさえあれば、鉄壁のOutlookアカウントはすぐに手に入ります。

セキュリティを強化したら、次はメールの品質向上にも少し時間を割いてみてはいかがでしょうか。

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