Microsoft、プライバシー訴求の比較サイトでGmailユーザーをOutlookへ誘導
古くからのことわざにあるように、相手があなたを侮辱し始めたときこそ、あなたが正しいことをしている証拠である。MicrosoftがGoogleのGmailについて投げかけているコメントを見れば、レドモンド(Microsoft本社所在地)がかなりの危機感を抱いていることは明らかだ。同社はGmailを警戒するあまり、新しいウェブサイトを立ち上げ、公然と批判キャンペーンを展開するに至った。
「Googleはあなたのプライバシーを尊重していると思うか? 再考せよ」
Microsoftが運営する「Keep Your Email Private(メールのプライバシーを守れ)」というサイトでは、冒頭から率直な一撃が繰り出されている。
「Googleがあなたのプライバシーを尊重していると思っているなら、その考えを改めるべきだ。」
そして間をおかず、次のように主張を続ける。
「Googleは送受信されるすべてのGmailを精査し、キーワードを探し出して、Gmailユーザーに有料広告をターゲティングしている。そして、このプライバシー侵害からオプトアウトする方法は存在しない。」
ピッグ・ラテン翻訳機まで用意
邪悪なGoogleに対抗するため、Microsoftは親切にも「ピッグ・ラテン(英語の言葉遊び)翻訳機」を提供してくれた。これを使えば、メールが広告目的でスキャンされずに済むというわけだ。もちろん、同社は訪問者に請願書への署名も求めている。
スマイリーマーク付きの比較チャート
もちろんMicrosoftは、Outlookの方がはるかに優れていると主張しており、GmailとOutlookの違いをひと目でわかるようにした、笑顔マーク付きの便利な比較チャートまで用意している。
これらのスマイリーマークに納得できたなら、Outlookに登録できるボタンが用意されている。実際にそのページへ進むと、自分が「Gmailからのアップグレード」を行うものとして表示されるのだ。
7桁の費用を投じた泥仕合
こうした中傷合戦にMicrosoftは、驚くべきことに7桁(数百万ドル規模)の費用を投じている。多くのコメント投稿者が指摘しているように、もしMicrosoftがこの資金を何年も前から自社サービスの改善に充てていたら、今日のようなサイトを作る必要はなかったのではないだろうか?
あなたはどう考えるだろうか? 同意できるだろうか? それとも、これは許容範囲内の正当なビジネス競争だと見るだろうか?
出典:Keep Your Email Private|画像:The All-Nite Images(Flickr経由)
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