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Windows 10ならどっちがいい?Microsoft EdgeとGoogle Chromeを徹底比較

Windows 10のアップデートが重なるごとに、Microsoft Edgeは着実に進化を続けています。初回リリースから3年が経過したいま、エンドユーザーの視点からGoogle Chromeと比較し、バッテリー消費や動作速度などの面でどこが違うのかを見ていきましょう。この記事では、Windows 10においてどちらのブラウザがより快適なのかをチェックします。

なお、本記事では特別なベンチマークテストは行っていません。あくまで筆者が実際に使って感じた、エンドユーザーとしての体験に基づいた内容です。

Windows 10ならどっちがいい?Microsoft EdgeとGoogle Chromeを徹底比較

Microsoft Edge vs Google Chrome:比較のポイント一覧

  1. EdgeはWindows 10のAIアシスタント「Cortana(コルタナ)」を標準サポートしている
  2. EdgeではWebページに直接書き込みやメモができ、そのまま共有できる
  3. EdgeはGoogle Chromeよりも起動・読み込みが速い
  4. EdgeはJavaScriptの実行速度がChromeより速い
  5. Chromeはデータプリフェッチ機能によって高速化を実現している
  6. Chromeは従来型の設計のため、ECサイトなど複雑なWebアプリとの相性が良い
  7. EdgeはMetroアプリとして動作し、他のMetroアプリへのアクセスがChromeより速い
  8. Microsoftは「EdgeはChromeより37%高速」と主張している
  9. Netflixなどの一部サイトでは、Edgeの方が1080pや4Kの高解像度で快適に再生できる
  10. 管理された条件下では、EdgeはChromeよりバッテリー持ちが良い

EdgeはWindows 10とともに登場したブラウザです。Windows 10 PC上でEdgeがChromeに対して持つ最大のアドバンテージは、OSの一部として組み込まれている点にあります。そのため、Windows 10標準のAIアシスタントであるCortanaとの連携が最初から有効になっています。

起動時間の差とChromeのプリフェッチ機能

Edgeの起動時間がChromeより短いのは、OSに組み込まれているため事前に読み込まれているからです。一方Chromeは、起動してホームページが表示され、ブラウジングを開始できるようになるまでに多少時間がかかります。

ただし、サイトを開く速度でいえば、多くの場合Chromeの方が速く感じられます。これはChromeが「ユーザーが現在のページで次にクリックしそうなリンク」を予測し、関連データを先読み(プリフェッチ)するアルゴリズムを採用しているためです。もし不具合を感じたら、設定からこの機能をオフにすることも可能です。

ただし、プリフェッチ機能はリソース消費を増やす原因になることもあります。タスクマネージャーを開いてみると、Edgeなど他のブラウザを使っているときと比べて、Chrome使用中はディスクやCPUの使用率が時間とともに上がっていくのが分かるでしょう。「Chromeのディスク使用率が高い」という問題に悩んでいる場合は、プリフェッチを無効化してみてください。

Edgeは本当にChromeより速いのか?

Microsoftは「EdgeはChromeより37%高速」と主張しています。確かにEdgeの起動時間は短いものの、ブラウジングの体感速度はさまざまな要因に左右されます。バックグラウンドでどんなプロセスが動いているか、ブラウザのセッションをどれだけ長く続けているか、OneDriveがファイルをバックアップ中ではないか、他のクラウドアプリ(Google Backup and Syncなど)が開いていないか、Windows Updateが同時に実行されていないか——といった要素です。

ブラウジング速度に影響する要因はこれ以外にもたくさんあります。たとえば、構造が複雑で動作の重いWebサイト自体が原因というケースもあります。

つまり「37%高速」という主張は、バックグラウンドプロセスを排除した管理された環境でのテスト結果だということです。同一構成のSurface端末を使用し、両ブラウザで同じタブを開いた状態で測定されたものです。

読書ビュー(Reading View)の比較

EdgeとChromeはどちらも読書モードを備えていますが、Edgeにはさらに便利な機能があり、長文記事や電子書籍を読むなら筆者のお気に入りです。Windows 10のダークモードがEdgeのウィンドウを目に優しく表示してくれるのに加え、「Line Focus(行フォーカス)」機能を使えば、カーソル位置に応じて数行だけをハイライト表示でき、余計な情報による気が散るのを防げます。

さらにEdgeの読書モードには辞書機能が内蔵されています。単語を選択するだけで意味がポップアップ表示される仕組みです。Chromeの場合は右クリックして「Googleで検索」を選ぶ必要があり、つまり単語の意味を調べるために能動的に検索操作を行わなければなりません。Edgeなら、調べたい単語をダブルクリックまたはダブルタップするだけで、その単語のすぐ上に吹き出し形式で意味が表示されます。

ブラウジング設定の自由度

ChromeとEdgeはどちらにも独自の設定画面があり、ブラウジング時の各種環境をカスタマイズできます。しかし、細かい制御という点ではEdgeの方が柔軟です。コントロールパネルの「インターネットオプション」を変更するだけで、自分好みの挙動に調整できます。

複雑なサイトやECサイトでの互換性

Edgeは、リソースを大量に消費するWebサイトのレンダリングに失敗することがあります。一部の銀行系サイトで正常に動作しないという声もあります。CSSやActiveXコントロールが多用されているサイトでは、Edgeがクラッシュしたりフリーズしたりする場合があります。今後のアップデートで必ず改善されるはずの問題ですが、筆者としては、その原因はEdgeのMetroインターフェースにあると考えています。古いタイプのWebサイトは、Edgeのインターフェースやレンダリング方式とうまくなじみません。こうしたサイトがChromeでは問題なく表示されるのは、後方互換性があるからでしょう。Edgeはセキュリティ上の理由から後方互換性を意図的に抑えています。

まとめ:どちらを選ぶべきか

Edgeは将来を見据えて開発されたブラウザであり、その点で優れています。一方で、まだ現行のインターネット環境に対応できていない旧式のWebサイトでは問題が起こることがあります。これはむしろEdge自身というより、インターネット側の課題だと言えるでしょう。Microsoftのブラウザは、現在そして未来のスタイルのWebサイト向けに作られています。また、EdgeはMetroスタイルのアプリケーションであるため、他のタッチ対応アプリとの連携もスムーズです。そこはChromeが苦手とする部分です。

Chromeはさまざまな工夫でブラウジングを高速化していますが、その代償としてHDDやSSDに負担をかけがちです。SSDには書き込み可能な回数に上限があるため、筆者はChromeはSSDにとってやや厳しい存在だと感じています。どちらのブラウザも優秀ですが、タッチ操作のインターフェースを使っている、あるいは使いたいという人には、Edgeが最適な選択となるでしょう。

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